シロバナハマナデシコ、矮性白花キキョウ、トウワタ ＆ 夏のつくば植物園・温室編（４）

　ウォーキング中に見た花です。
　通り抜けが出来る細い私道で、プランターに植えられた花径2cm程度の植物を見ました。小さいながら、ナデシコ科らしいと分かりましたが、ネット検索しても中々名前が出てきません。仕方なく、お尋ねコーナーに投書して教えていただきました。
　回答はシロバナヒメハマナデシコでしたが、ヒメハマナデシコは横に広がる性質のようで、写真のように茎が直立するものはハマナデシコの方ではないかと判断しました。

シロバナハマナデシコ（白花浜撫子）
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。本州、四国、九州、沖縄、朝鮮に分布
ハマナデシコの白花種。ピンクの基本種はこちらから




矮性白花キキョウ（キキョウ・アストラ）
キキョウ科キキョウ属の耐寒性多年草
北海道～九州、シベリア、北部中国、朝鮮半島に分布
矮性キキョウの総称をアポイギキョウと言うらしいです



トウワタ（唐綿）
キョウチクトウ科トウワタ属の多年草（一年草扱い）。南アメリカ原産
赤い花弁に黄色（または橙色）の副花冠がある。バックはコリウス

蟻が2匹、蜜を集めに来ています

　8月24日撮影。

～　＊　～　＊　～　＊　～　＊　～　＊　～　＊　～　＊　～　＊　～

夏のつくば植物園・温室編（４）

ディスポロプシス・ロンギフォリア
チゴユリ科（←キジカクシ科←ユリ科）ディスポロプシス属の多年草
インド、ラオス、タイ、カンボジア、中国（雲南省）に分布
花径1cmほどの6弁花


ペリオサンテス・アリサネンシス
クサスギカズラ科（←ユリ科）シマバラン属の常緑多年草。台湾原産
和名はアリサンヒメバラン（阿里山姫葉蘭）
ネットの図鑑によると、花は紫色なので、これは花後の姿

　以上、熱帯雨林温室にて。

キイセンニンソウ（紀伊仙人草）
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半低木
本州(紀伊半島南部)、九州(熊本県)の南部に分布

　熱帯雨林温室の出口で。

オルトシフォン・ラビアツス
シソ科オルトシフォン属の多年草。南アフリカ原産。別名：ピンクセージ
ネコノヒゲの仲間だそうですが、似ていませんね


バルレリア・アルボステラータ
キツネノマゴ科バルレリア属の常緑低木。原産は南アフリカとジンバブエ
キャベツのような苞葉の中から白い花が咲く


フランネルフラワー
セリ科アクティノツス属の常緑多年草。オーストラリア東部原産
別名：アクティノトゥス・ヘリアンチ

　以上、サバンナ温室にて。
　8月12日撮影。
（つづく）

Comments

[イッシー]

今日は白い花が多いですね。
小さな花なでしこもかわいいですね～！

[もこ]

シロバナハマナデシコや矮性白花キキョウ、キイセンニンソウ等いずれも白い花は涼しさを感じさせてくれます。

[グランドマザー２]

こんにちわ＾＠＾
今日は白い花を集められたのですか～
シロバナ浜なでしこは初めて見せていただきました
キキョウも白い花の色があるのですね
千人草は好きな花の一つなのですよ、ボタンズルに似てますよね

[river]

今日は午前中少し雨が降りましたが基本的には曇りの日でした。
キイセンニンソウは初めて見る花です。センニンソウにはない葉柄に節があるそうですね。葉が枯れるとこの節から落ちるとありました。10mもの高所まで這い上がるのだとか１度みたいです。

[信徳]

ハマナデシコは海岸の草花に特徴の葉が厚いですね。
こんな葉を見ると海岸の植物を思い出します(海岸の植物は偶にしか見ないので印象が強いです）
フランネルフラワーは園芸店で良く見るものと同じものでしょうか？

[nobara]

シロバナハマナデシコは山野草の趣がありますね。
ハマナデシコより華奢な感じがして
ハマナデシコって？　最初は思いませんよね～
花の割に葉っぱが逞しい気がします((((^Q^)/
オルトシフォン・ラビアツスって
花だけ見たら、ハグロソウを彷彿します

[eko]

白花ハマナデシコは初めて見ます。花びらが細くて繊細な感じですね。
キイセンニンソウも初見です。見た目は違いが分かりませんが葉柄に節があるそうですね。地域限定なんですね。和歌山へ行かないと見られませんね。
オルトシフォン・ラビアツスはネコノヒゲの仲間とは思えません。
温室内は珍しい花が見られますね。

[無門]

こんにちは

フウセントウワタは
よく見ますが
トウワタは初めて
風船に比べて鮮かな色

[長さん]

イッシーさん、コメントありがとうございます。
意識して白花を集めたわけではないので、偶然です。トウワタがなければ真っ白でしたね。

[長さん]

もこさん、コメントありがとうございます。
今回は何故か白花が集まってしまいました。涼しさを感じていただけましたか。

[長さん]

グランドマザー２さん、コメントありがとうございます。
白い花が多くなったのは偶然です。
街中でシロバナハマナデシコなんて、本当、珍しいものに出会いましたよ。
キキョウの白花は園芸種で、その矮性種でした。
センニンソウ、お好きですか。秋には白い髭が長くなりますね。

[長さん]

riverさん、コメントありがとうございます。
キイセンニンソウ、つくば植物園のデータベースには「無毛のつる性半低木で、乾くと黒く変色する」としかないですが、ネットの図鑑には「葉柄と小葉柄には関節があり、乾くとそこから離れ落ち黒変する」とあります。葉が枯れる頃は見ていないので、黒くなったのは見たことがないです。

[長さん]

信徳さん、コメントありがとうございます。
ハマナデシコに白花があるなんて知りませんでしたから、ネットで画像検索しましたが、さっぱり分かりませんでした。
これは原種のフランネルフラワーですが、流通しているのは改良が加えられているそうです。

[長さん]

nobaraさん、コメントありがとうございます。
シロバナハマナデシコは花径が2cmくらいしかなく、花弁も細めで、中央のしべが見えなければナデシコ科とは思えません。海岸型だけに、葉は厚手でしっかりしていますね。
オルトシフォン・ラビアツス、細めの2弁かというのは少ないですね。

[長さん]

ekoさん、コメントありがとうございます。
シロバナハマナデシコ、花は小さくて華奢そうに見えますが、葉はやはり海岸型で強そうな植物でした。
キイセンニンソウは、センニンソウに似ていますが、「葉が厚くてつやがあり、小葉の基部に関節がある」所が異なるそうです。
オルトシフォン・ラビアツスはしべも長くないし、ネコノヒゲの仲間とは信じられませんよね。

[長さん]

無門さん、コメントありがとうございます。
トウワタの花、初めてでしたか。この色と、黄色だけの花が咲く品種があります。

[まきちゃん]

こんばんは♪
花の種類が多いのに驚きです。
長さんの詳しさにはいつも感心しています。

[月奏曲]

トウワタがコンペイトウみたいで可愛いｗ
明日から鬼怒川へ行ってきますので次は日曜にお伺いする予定です。

龍王峡行こうと思ってたのですがこのお天気だとのんびり温泉浸かりながら論文の手入れになりそうですｗ

[うふふ]

長さんのウォーキングなさる所は珍しいお花が多いんですね。
いつも驚いています。
シロバナハマナデシコですか。
これもお初です。
可愛らしいですね。
トウワタはアスクレピアスで覚えています。
どうしてかって？
「明日くれ！ピアス」だからです(笑)

[長さん]

まきちゃんさん、コメントありがとうございます。
植物園は勿論花が多いですが、住宅街でも歩きまわると結構花が見つかるものです。
花の情報はネットで検索すればこの程度は集まりますよ。

[長さん]

月奏曲さん、コメントありがとうございます。
トウワタがコンペイトウに見えましたか。面白い。
鬼怒川ですか、良いですね。3か月ぶりくらいかな。温泉宿で論文の手入れですか、アカデミックー！

[空蝉]

こんばんは。
夏の暑きも一段落して秋風も吹いて来て涼しくなって来ましたが、こんな中、こういう楚々とした白い花も心洗われるようで素敵ですね。

[長さん]

うふふさん、コメントありがとうございます。
自宅から長くて片道3キロぐらいの範囲ですが、あちこち歩いて見るとかなりの種類の花が見つかるものです。
「明日くれ！ピアス」ですか、楽しい覚え方ですね。

[長さん]

空蝉さん、コメントありがとうございます。
朝夕、かなり凌ぎやすくなってきましたが、日中はまだ暑いですね。
偶然白い花が集まってしまいましたが、たまにはこんな涼しげな記事も良いですね。

[yoppy702]

（なるほど）
（ナイス）
（かわいい）　　（かわいい）
「気持玉」代わりの足跡ですので、コメ返は不要です。

[目黒のおじいちゃん]

長さん、おはようございます。
今朝は遡って通しで読ませていただきました。
日々精力的に纏めてアップされているので、かなりの手間をかけておられるのでしょう。コメントだけでも大変。
誠実なお人柄が滲んでいます。お疲れ様です。

[ジュン]

シロバナハマナデシコ
はじめて拝見しました
キキョウの白花もです
ご近所のお散歩で見つけるお花
どんな処なんでしょう・・・。
楽しそうです

[すーちん]

おはようございます
近くの土手にセンニンソウが
咲いてきました
これから良い香りがするでしょう

[トトパパ]

こんにちは。

シロバナハマナデシコですか。
可愛い花ですね。

[秋月夕香]

おはようございます。
よく見ると可愛いお花ばかりですね。
めだたないけれど、日ｘつぉりと咲いているけれど、とても綺麗です～♫
シロバナハマナデシコもすてきです。いつもありがとうございます。

[mina]

こんにちわ～
バルレリア・アルボステラータは
面白いですね
キャベツからお花が出ているようで。

[bunko]

ピンクの浜撫子はよく見かけますが、白は珍しいですね。
温室の花は初めて見る花が多いです、小さな花でも可愛いですね

[CHIEKO]

こんにちは。ご無沙汰してました！
白いお花のコレクション、涼やかです。
キキョウアストラ、白いキキョウ初めて見ました。夏に最適ですね✨
フランネルフラワーは切り花では花市場でとても高価なお花として並んでいて、ブーケに入れると白いバラとの相性がとても素敵なお花です。以前鉢植えで育ててみましたがとても難しく枯れてしまいました。またチャレンジしたいお花です。

[長さん]

目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
記事作りには大した時間が掛かるわけではないですが、その前に写真を編集したり、トリミングしたりする時間がかかりますので、1記事あたり2時間くらいでしょうか。

[長さん]

ジュンさん、コメントありがとうございます。
シロバナハマナデシコ、珍しいですね。キキョウの白花は時々見ることがありますが、矮性種というのを認識したのは初めてです。
ウォーキングは主として街中です。細い路地を入ったりすると新しい発見があったりします。

[長さん]

すーちんさん、コメントありがとうございます。
お近くにセンニンソウが咲いていますか。良いですね。
私のウォーキング範囲では見つけることが出来ません。

[長さん]

トトパパさん、コメントありがとうございます。
シロバナハマナデシコ、珍しい花が鉢植えで咲いていたのですよ。

[長さん]

秋月夕香さん、コメントありがとうございます。
シロバナハマナデシコ、細い路地で塀の前にさり気なく咲いていました。矮性キキョウも同じ路地です。

[長さん]

minaさん、コメントありがとうございます。
バルレリア・アルボステラータ、葉脈が浮き出た苞がキャベツを思わせますよね。

[長さん]

bunkoさん、コメントありがとうございます。
ピンクのハマナデシコの花を白くしても、この花とはイメージが異なるので、名前を調べるのに往生しました。
温室の花は時々初めて見るものが展示されていたりするので、必ず立ち寄ることにしています。

[長さん]

CHIEKOさん、コメントありがとうございます。
白いキキョウは時々目にします。今回矮性種が見つかったのでアップしました。
フランネルフラワーとして流通しているのは、これを品種改良したものだそうです。買ったことがないので、高価な花とは知りませんでした。耐暑性、耐寒性が屋や弱く、水の管理が大変そうです。

[藍上雄]

ハマナデシコ、雰囲気だけてすが、爪草っぽいですね。
このシロバナキキョウ、かなり平開するのですね。綺麗です。

[長さん]

藍上雄さん、コメントありがとうございます。
ハマナデシコがツメクサに似ていますか？同じナデシコ科ではありますがね。
矮性キキョウはこの程度まで花弁が開くようですよ。

[なおさん]

シロバナハマナデシコは、以前苗を頂いて育てたことがあります。こぼれ種子であちこち増えるほど丈夫なものですが、日向を好むものですのであまり他の草が生えているとダメですし、花が咲いて実が出来ると枯れやすいもののようで、あまり株は長持ちしないもののようです。
　ミニのキキョウも花やさんで見かけたりしますが、矮化剤を使ったものは翌年以降はまた戻ってしまいますね。その点、アポイギギョウなどはミニのままで良いものです。

　つくばの植物園はいろいろ珍しいものがありますね。キイセンニンソウというのもあるのですね。

[長さん]

なおさん、コメントありがとうございます。
シロバナハマナデシコを育てましたか。丈夫な草も環境に左右されるということですね。
矮性キキョウはF1品種のようですから、種で増やすわけにはいかないようです。
キイセンニンソウ、鉢植えで管理されていますが、かなり蔓が伸びていました。

[shuuter]

ハマナデシコ まだ見たことないです。見てみたい花です。
花は赤色ですね。

[長さん]

shuuterさん、コメントありがとうございます。
ピンクのハマナデシコはたまに見かけますが、白花となると、かなり珍しいですよ。