夏のつくば植物園・温室編(1) ツルウリクサ、マルバハタケムシロ、ムラサキカラマツ、ギンバイソウ & スイフヨウ

 今回から、8月12日に行ったつくば植物園の温室で見た花を投稿します。
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 受付がある教育棟の裏口を出て、野菜などが植えてある区画から更に北上すると、クレマチス園の手前に「絶滅危惧種植物温室」があり、日本で絶滅が危惧されている植物の苗が育成されています。その中で、花が咲いている品種を近くで見る事が出来ます。

ツルウリクサ(蔓瓜草)
アゼナ科(←ゴマノハグサ科)ツルウリクサ属の多年草。琉球と台湾に分布
奄美大島、沖縄島、宮古島で確認されていたが、沖縄島と宮古島では絶滅
した可能性が高い。絶滅危惧ⅠB類 (EN) 。  花の長さは3cmほど
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マルバハタケムシロ(丸葉畑蓆)
キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。琉球列島の固有種
沖縄島では絶滅。近年、久米島で再確認された。絶滅危惧ⅠB類 (EN) 。
花径は8~9mm
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ムラサキカラマツ(紫唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。対馬~済州島のみに分布
準絶滅危惧ⅠB類
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ギンバイソウ(銀梅草)
アジサイ科ギンバイソウ属の多年草。関東以西の本州、四国、九州の山地に分布
これは絶滅危惧種ではないようです。残念ながら、花後とつぼみだった
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こんな花が咲きます → こちら
 8月12日撮影。
(つづく)


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 ウォーキング中に見た花です。
 スイフヨウ(酔芙蓉)は、その名の通り、午後になると白い花が酒に酔ったように赤く変化します。花期はフヨウより遅めで、8~11月とされています。秋の花は、酒に強くなったかのように、赤く変化する速度が遅くなります。

スイフヨウ(酔芙蓉)
アオイ科フヨウ属の落葉低木。フヨウの八重咲き変種
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↑ 11時54分 ↓  既に花弁がピンクを帯びている
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↑ 15時32分 ↓  ピンクが濃くなってきた
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↑ 17時4分 ↓  赤くなって、萎んできた (右下は翌日咲くつぼみ)
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 8月14日、15日撮影。

 朝から外出しておりますので、コメント欄を閉じています。

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