夏のつくば植物園・屋外編(6) ホソバオグルマ、カノコユリ、ハンゲショウ、サラセニアの仲間、コシガヤホシクサ、メンデルのブドウ

 8月12日に訪れたつくば植物園の花たちです。通常、月曜日は休園日ですが、この日は山の日の振替休日のため、開園日でした。

ホソバオグルマ(細葉小車) 初めて見た
キク科オグルマ属の多年草。絶滅危惧種Ⅱ類(VU)
日本(関東と九州に多い)、朝鮮、中国、シベリアに分布
IMG_1783.JPG
花に止まっているのはシオカラトンボの雌
IMG_1785.JPG

カノコユリ(鹿の子百合)
ユリ科ユリ属の多年草(球根植物)。四国、九州、中国、台湾に自生
絶滅危惧種Ⅱ類(VU)
IMG_1787.JPG

ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
ドクダミ科ハンゲショウ属の落葉性多年草
花の頃、白かった葉に緑が戻ってきたが、完全には緑にならない
葉の裏側は表側より葉緑素が少ないので、白っぽい
IMG_1780.JPG

ヒロハシャゼンオモダカ(広葉車前沢瀉)
オモダカ科エキノドルス属の多年草。中央アメリカから南アメリカに分布
学名はエキノドルス・グランディフロルス・アウレウス。花径は4~5cm程度
IMG_1788.JPG
IMG_1790.JPG

アミメヘイシソウ(網目瓶子草)
サラセニア科サラセニア属の常緑多年草(食虫植物)。北米原産
別名:サラセニア・レウコフィラ。写真はその捕虫嚢
袋の内側に下向きの毛が生えていて、虫が落ちたら這い上がれない
落ちた虫は中にたまった液体に溺れ、サラセニアの養分となる
IMG_1793.JPG
IMG_1794.JPG

サラセニア・アラータ
サラセニア科サラセニア属の常緑多年草(食虫植物)。北米南部原産
国際自然保護連合RDBで準絶滅危惧(NT)に指定
IMG_1797.JPG
左下は捕虫嚢。右下は花
IMG_1798_1.jpg

コシガヤホシクサ(越谷星草)
ホシグサ科ホシグサ属の一年草。野生絶滅種(EW)
IMG_1802.JPG
IMG_1803.JPG
 昭和13年、越谷市の元荒川で発見されるも絶滅。その後、昭和50年、茨城県下妻市砂沼で再発見されるも平成6年に絶滅。現在、つくば植物園と越谷市で野性に帰すための栽培が行われている。

メンデルのブドウ
遺伝にかかわる「メンデルの法則」を発見したメンデルが庭に植えていた
ブドウの木から挿し木によって得られた個体です  (フラッシュ使用)
IMG_1807.JPG
 8月12日撮影。
(つづく)

 都合によりコメント欄を閉じています。
 訪問が遅れることがあります。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック