今回は海岸近くで咲く花たちを集めてみました。
ナミキソウ(波来草)
シソ科タツナミソウ属の多年草
日本、朝鮮、中国(東北部)、千島、樺太に分布
名の由来は、海岸の波打ちぎわに近い砂浜に生育することから
白い膨らみがあるところはハマウツボ科のママコナに似ている
ボタンボウフウ(牡丹防風)
セリ科カワラボウフウ属の多年草。日本では、本州中部以西の海岸に分布
別名:長命草、長生き草、食用防風など
栄養価が高い草で、パワーベジタブルとも呼ばれる
周囲の白い点々は、花が散って、蜘蛛の巣に引っかかったもの
ハマゴウ(浜栲、浜香、蔓荊)
シソ科(←クマツヅラ科)ハマゴウ属の常緑小低木。本州~琉球の海岸に分布
ハマナデシコ(浜撫子)
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。本州中南部、沖縄に分布
別名:フジナデシコ(藤撫子)、ベニナデシコ(紅撫子)
ハマシャジン(浜沙参)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
ツリガネニンジンの漢名が沙参で、その海岸型変種だから
ツリガネニンジンに比べ、葉が厚く、光沢がある
ハマアザミ(浜薊)
キク科アザミ属の多年草。葉が厚く、光沢があるのが特徴
本州(伊豆七島・伊豆半島以西)・四国・九州(北部)に分布
根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれる
ハイネズ(這杜松)
ヒノキ科ビャクシン属の常緑針葉樹。地面を這って伸びる
四国、沖縄を除く、日本の海岸地帯に自生。2枚目の丸いものは実
(つづく)
この記事へのコメント
秋月夕香
今度アップしますが、あれはハマナデシコでしょうか。
よく似ていると思います。
とても綺麗な色でしたが名前はわかっていません。
なおさん
映画「翔んで埼玉」でもさんざんイジられていましたが、埼玉には海がないので、海浜植物には馴染みがあまりなく、いろいろ見られるところは嬉しいものです。
さすがつくばの植物園は品ぞろえが豊富で嬉しいですね。
神代植物公園の植物多様性センターでも伊豆諸島などの砂浜や磯の環境を再現した区画があり、ハマナデシコやテリハノイバラ、スカシユリやハマゴウなどいろいろな海浜植物を見てきました。
bunko
ヒゲ爺
ナイス(^ǒ^)ナイス
コメ返は不要です。
eko
海岸近くで見られる花、海なし県では見ることが出来ません。植物園は山や海辺の花と一度に見られるのが嬉しいですね。
珍しい花々を有難うございます。
ジュン
珍しいお花見させていただきました
ハイネズ
砂地を這って成長凄いですね
みっきい
つくば植物園の海岸に咲く花ですか。
ハマシャジン(浜沙参)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草とありますが、同じ科や属と思われる「岩沙参」という山野草の花鉢をもらったことがあります。
臭木や鬼アザミを見に行ってきました。盆前でしたが既に終わりかけてました。
pero
「気持玉」代わりの足跡です。
はるる
アザミも種類がありますね。
ハマアザミですか。葉はあまり見ません。つい花のほうに目がいきます。
月奏曲
ハイネズは知らなかったなぁ…
もこ
浜と名の付く浜辺の植物色々あるのですね。
すーちん
海岸に咲く花ですか
ハマシャジン、多摩川の土手で
良くツリガネニンジン
群生してるのみかjけます
イッシー
両方いけるなんてすばらしい。
だからこその植物園ですよね。
nobara
ハマシャジンというのもあるんですね~
海浜植物を集めてるんですね。
ハイネズ、どっかで実際に見た記憶があります。
はて?どこだったかしら???
shuuter
花だけ見ていたらわかりませんですね。
ハマシャジン 葉じめいぇ見せてもらいました。にぎやかに咲きだすのですね。
長さん
ハマナデシコ、お待ちしています。葉がしっかりしていれば多分それです。
長さん
千葉県は海に囲まれていますが、滅多に海まで行きませんから、埼玉県民と同じようなものです。海岸が他の植物は強そうなので、暑いさなかでも咲くのでしょうね。
神代植物公園は都立公園ですから、伊豆諸島の植物を集めた区画があるのですね。
長さん
ナミキソウはタツナミソウより大きい花ですが、ナミキソウほど花付きが多くはありません。横から見ると、花筒がS字にカーブしています。
ハマアザミの根はハマゴボウと呼ばれるのですが、スーパーには並びませんよね。
長さん
岐阜県は海から遠いですね。我が家も滅多に海まで行きませんから、同じようなものです。
この植物園は生態別に区画を決めていて、山地型の隣に海岸型の植物区画があるのです。
長さん
植物園では普段見られない植物が展示してあるのが良いですよね。
ハイネズは、山で言うとハイマツみたいな植物ですね。
長さん
イワシャジンはハマシャジンと生存する場所が違いますが、同じくツリガネニンジン属の植物ですね。
クサギやオニアザミをご覧になりましたか。もう終盤でしょうね。
長さん
枯れ落ちたボタンボウフウの花弁が宙に浮いているように見えますよね。
ハマアザミの葉はしっかりしたもので、トゲトゲを触ると痛いくらいです。
長さん
ボタンボウフウ、食べられるそうですが、スーパーでは売っていません(笑)。
ハイネズ、私も初めて見ました。
長さん
海岸型の植物は、頭に浜を付ければ、分する場所が一目瞭然になりますよね。
長さん
多摩川の土手にツリガネニンジンが群生していますか。自然が残っているのは良いですよね。
長さん
この植物園、生態別に区画を分けているのですが、山地性と海岸性は遊歩道を挟んで隣なんですよ。
長さん
海岸型の植物は砂地で風が強いですから、葉がしっかりしていますよね。海岸型と乾燥地型が隣同士で、その北側が山地性の植物になっています。
ハイネズは初めて知りました。
長さん
ボタンボウフウと名札が立っていなければ、素人では見分けが困難です。
ハマシャジンはツリガネニンジン同様、蔓延ります。
空蝉
見たこと有りそうな花も、、と思いながらも、海なし県在住ですから多分似ているだけで違う花なんでしょうね。
寿々木
うふふ
さすが植物園!
波来草の名に「なるほど」です。
浜とつく植物がこんなにたくさんあるのですね。
どれもそれぞれに特徴があって興味深いです。
長さん
山野草として有名な草花の海岸型ですから、似たものをご覧になっている可能性は大きいですよ。
長さん
釣りに行って、浜に咲く花を覚えてくるのは魚が釣れなかった証拠ですから、記憶になくても当然です。
長さん
ここには熱帯から亜寒帯までの植物が集められています。今の時期、海岸型の強い植物が元気に花を咲かせていました。
浜とか波が名に付くと、どこに生えているかすぐに分かりますね。
ろこ
気持ち玉代わりです
時間がなくてごめんなさい。
ロシアンブルー
ナミキソウとハマゴウの花を見ているうちに怖い顔に見えて
着てしまいました(笑)
ハマシャジンは浜で高山植物のイワシャジンと似ていますね。
トトパパ
ボタンボウフウっていうんですか。
知りませんでした。
可愛い花ですね。
yoppy702
(ナイス)
(かわいい) (かわいい)
「気持玉」代わりの足跡ですので、コメ返は不要です。
ヤママユガ
ナミキソウ、ハマゴウ、ハマシャジン、はじめて知りましたし、寒色系の花に涼を感じます*^^*
mina
ハマナデシコ、沢山咲いていますね
可愛いです。色も綺麗!!
ハイネズ、丸いのは実ですか
おだんご、みたい(^-^)
長さん
ナミキソウとハマゴウの花が怖い顔に見えましたか、それは面白い。ツリガネニンジンが進化の過程で山型と海岸型に分離していったと考えたら如何でしょう。
長さん
ボタンボウフウはセリ科の花ですが、セリ科は似たようなものが多く、見分けが難しいです。
長さん
海岸型の植物は強いものが多く、夏の暑さをものともせず咲いていましたよ。
長さん
どう言う訳か、ハマナデシコは我が町内でも咲いています。
ハイネズの実、食べられません(笑)。
花咲か爺
長さん
日常の生活では見ることができない植物を何種類も目にすることができるのが植物園のよいところですね。六甲鉱山植物園にも行ってみたいのですが、いまだに果たせません。
藍上雄
ハイネズは、見た事無いです。
長さん
海岸型の植物は概して性質が強いですが、寒さには弱いかもね。ハイネズは私も初めて知りました。