東漸寺にて(2) 鐘楼から総門の間で見たサクラ

 松戸市の東漸寺でエドヒガンの枝垂れ桜を撮ったあと、総門までの間に咲いているサクラを撮りました。
 1枚目は中雀門の下から本堂の方向を撮ったものです。中央奥に樹齢340年の枝垂れ桜・エドヒガンが写っていますが、左手前のサクラが満開に近い姿を見せてくれました。品種は分かりません。
画像

 上の写真の右手、手前に鐘楼がありますが、鐘楼に向かって左手にも桜が咲いています。これも品種が分かりません。
画像

 鐘楼の上に登って、釣り鐘越しに2本の桜を撮ってみましたが、狙い倒れ?
画像画像

 中雀門を抜けて山門の方角を撮りました。エドヒガン系のサクラではないかと・・・。
画像

 中雀門を振り返ったところです。
画像

 山門(仁王門)です。文化元年(1804)に楼門造り(竜宮門風)の門に再建。
画像

 総門と山門(仁王門)の間のサクラ(かなりの高木です。樹種不明。エドヒガン系かも)。
画像

 サクラの下で、まだ椿が元気に咲いています。riverさんによると、肥後椿だそうです。
画像画像

 総門です。右に「勅願所」と彫られた石柱が建っています。
画像

 鐘楼前に戻って、1枚目左手前のサクラを撮りました。
画像

 そのサクラの下を老夫婦がゆっくりと帰って行きます。左手前の苔むしたサクラの幹、華やかな桜の花、そして、老夫婦・・・良い写真が撮れたと思います。
画像

東漸寺(とうぜんじ)
 千葉県松戸市にある東漸寺は、文明13年(1481)、経譽愚底運公上人により開創。江戸初期に関東十八檀林の1つとされた名刹です。
 檀林となった東漸寺は、広大な境内を持ち、多くの建物を擁するようになった。大改修が成就した享保7年(1722)には本堂、方丈、経蔵(観音堂)、鐘楼、開山堂、正定院、東照宮、鎮守社、山門、大門その他8つの学寮など、20数カ所もの堂宇を擁し、末寺35カ寺を数え、名実ともに大寺院へと発展した。
 明治初頭に、明治天皇によって勅願所(皇室の繁栄無窮を祈願する所)となった。

この記事へのコメント

  • river

    千葉はやはり群馬とはだいぶ気温が違うようです。まだ1部で咲き始めでほとんどは未だつぼみです。東漸寺は立派なお寺ですね。ツバキは雄蕊の形から肥後椿のようですね。家の「肥後日本錦」とよく似ています。
    2019年03月30日 14:24
  • 寿々木

    由緒あるお寺のようですね。桜も幹が太くて古木のようです。私は純白の桜を見るとオオシマザクラでは無いかと思っちゃうんです。肥後椿は梅蘂で25種類有るんだそうですが見分けられません。
    2019年03月30日 16:23
  • イッシー

    古刹と桜、桜と椿。いいですねー。
    古い木も多そうですね。
    2019年03月30日 16:29
  • なおさん

    エドヒガン系の桜は長寿ですので、古刹にはふさわしいですね。時代を重ねたお寺と櫻の取り合わせは何とも言えない趣があり、良いですね。

     広角で境内の雰囲気も分かるように撮ると、どのようなお寺か分かりますので良いですね。

     僕も今日の午後、地元・川越の中院と喜多院の桜を見てきました。
    2019年03月30日 17:09
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    お寺さんと桜、切っても切れない縁の様な。
    素敵な写真ばかりです。
    はかない花、こうして作品として残るのも、いいですね
    2019年03月30日 17:30
  • 月奏曲

    もうちょいもっさり咲いてる方が華がありますがそれでもやはりサクラと参道、山門鐘楼は相性いいですね。

    まっすぐな参道に並ぶ桜並木にどっしりと構える古色然とした門などが重みと風情を加えてくれます…とか感じるのは日本人の感性なんだろうなぁwwww

    若いカップルでも小さいお子さんを連れた家族連れでもなく老夫婦と苔に桜の艶を感じる感性とかも日本人的なんでしょうねw

    反面絢爛豪華は日本人割と苦手ぽいですがw
    2019年03月30日 19:37
  • 信徳

    歴史あるお寺さんなんですね。
    それだけにサクラも歴史を感じます。
    ツバキの赤が目に止まりました。
    2019年03月30日 19:45
  • shuuter

    エドヒガンは彼岸と名がつき早く咲きだす桜です。
    長寿で古いものほど趣が深いです。
    お寺によくマッチした桜ですね。
    2019年03月30日 19:45
  • うふふ

    歴史ある名刹と古木の桜、本当に素晴らしいです。
    境内一面の桜が美しくて、見応えたっぷりだったことでしょう。
    長寿の桜はお寺によく合っているように思いました。
    最後のお写真、ほのぼのとして良いシーンですね。
    素敵です~♪
    2019年03月30日 20:30
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    我が家のあたりは都内から比べると遅いのですが、やはり群馬は気温が低いのですね。
    このお寺、江戸時代はかなり広い寺領を持っていたそうです。
    椿は梅芯ですね。2本の椿ですが、両方とも肥後椿と見て良さそうですね、
    2019年03月30日 21:21
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    江戸時代からの桜が多いと思われます。総門から山門に行く途中の桜は、樹高が10mを遙かに超えていますから。花弁が白くて、葉が伸び始めていればオオシマザクラの確率が高いですね。
    肥後椿は25種類もあるんですか。
    2019年03月30日 21:25
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    参道の桜はこれからが本番でもっと花が増えるのですよ。
    椿は肥後椿だそうで、少し大きな花でした。但し、桜よりずっと若そうです。
    2019年03月30日 21:28
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ここは本土寺のような五重塔はないですが、大きな木が並ぶ参道の雰囲気が良いのです。
    本堂の裏手にはソメイヨシノが咲く広場があり、こちらも見応えがあります。
    ご賢察のように、後半は広角レンズを多用しました。
    川越の桜も良さそうですね。2007年に喜多院に行ったのですが、3月上旬でサクラは咲いていませんでした。
    2019年03月30日 21:43
  • 長さん

    行き当りばったりさん、コメントありがとうございます。
    寺に桜が植えてあることは多いですね。次にいきたいと持っている寺にも推定樹齢750年以上と言われるヤマザクラがあるんですよ。
    2019年03月30日 21:46
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    参道の桜は咲き始めで、最盛期にはもっと凄いことになるのです。
    もっさりした咲き方が良いとなると、八重桜の頃が良いでしょうね。
    日本人はいにしえの頃から桜を愛でてきた人種ですから、はやり古いものとの取り合わせが良いなと感じてしまうのでしょうね。日本人でも上流階級の人や金持ちは絢爛豪華が好きかもね。
    2019年03月30日 21:52
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    最後の写真の左手前に移っている苔むした桜は多分江戸時代に植えられたものだと思います。かなり切り詰められ、鐘楼とのコラボがしにくくなりました。
    riverさんによると、この椿は肥後椿だそうですよ。
    2019年03月30日 21:55
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    参道の桜はソメイヨシノより早く咲きだし、花期も長いですから、エドヒガン系じゃないかと思うんですよ。
    2019年03月30日 21:57
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    本堂前の枝垂れ桜の見頃に合わせていきましたが、これから参道の桜が最盛期を迎えるのです。時間が許せば。もう一度行ってみたい寺です。
    最後の写真、ご婦人二人が先に通りかかったのですが、やはりこのご夫妻の方が雰囲気に合っていると思いました。
    2019年03月30日 22:02
  • eko

    名刹と古木の桜、やはり良いものですね。
    参道の桜は見頃になると素晴らしい景色が楽しめそうですね。
    エドヒガン系はソメイヨシノより少し早く咲き、長寿の桜ですね。
    最後の写真ほのぼのとして良いですね。
    2019年03月30日 22:31
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    お寺に桜が植えてあることは多いですね。梅も良いですが、やはり華やかになるのが良いものです。このお寺、江戸時代はかなり広く買ったのですが、この長い参道がその名残になっていて、高木になった桜が参道を良い雰囲気にしてくれます。
    2019年03月30日 22:41
  • 無門

    こんにちは

    老木と老夫婦
    いずれも年輪を重ね
    いい絵になっていますね
    2019年03月30日 22:53
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    このご夫婦、桜の花のように華やかな時代もあったと思いますが、今は桜の古木のようにゆったりと生きておられるように感じました。
    2019年03月30日 23:02
  • emi

    おはようございます
    松戸にこんなに綺麗で趣のある
    お寺があるのですね
    長さんの写真が素晴らしいせいか
    ぜひ行ってみたくなりました
    2019年03月31日 06:30
  • すーちん

    お早うございます
    丁度見頃といった感じですね^^
    見物人も程々で^^
    2019年03月31日 09:19
  • mina

    こんにちわ~
    東漸寺の桜、綺麗ですね
    桜並木も素敵です
    桜のトンネルを通って見たいです♪
    2019年03月31日 09:51
  • 長さん

    emiさん、コメントありがとうございます。
    東漸寺は旧水戸街道沿いにあるお寺で、小林一茶も訪れたことがあるのではないかと思います。JR北小金駅から6分ほどで総門、更に270mほどで本堂です。今頃は参道の桜が見頃ではないかと思います。
    2019年03月31日 10:06
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    参道の桜、この頃は咲き始めでしたが、今頃は丁度見頃だと思います。確か参道にも枝垂れ桜があった筈なんですが・・・。
    2019年03月31日 10:07
  • 長さん

    minaさん、コメントありがとうございます。
    参道の桜は今頃見頃を迎えているはずです。その後、大量の花びらが参道に降りかかる頃も綺麗ですよ。
    2019年03月31日 10:09
  • ロシアンブルー

    おはようございます!
    山門もあって立派なお寺ですね。
    このところ寒くてはっきりしないお天気に桜も思いきれない状態ですね。
    長持ちしてよいのですが・・・。
    青空で丁度良かったですね~。
    2019年03月31日 11:17
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    今日は、霞がかかっているものの、日差しがあり、お花見に繰り出す人が多いのではないかと思います。
    この参道の桜も見頃になったのではないでしょうか。
    2019年03月31日 11:33
  • はるる

    こういうところは桜とよく合って、いい写真ですね。
    また、木が太いです。立派な木です。
    美しい桜風景を見せていただきました。羨ましい風景です。
    2019年03月31日 19:44
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    最後の写真の桜はかなりの古木です。
    お近くにも桜の並木などありませんか。今週前半はどこでも満開の桜を見る事が出来そうですね。このところ、ちょっと忙しくしておりますが、4/01は花見に行ってきます。
    2019年03月31日 23:38
  • きゃべつ畑

    今日
    松戸からいらっしゃった方が
    東漸寺の枝垂桜がすばらしいと話してました。
    タイムリーに 東漸寺のお花見させていただきました。
    2019年04月01日 00:57
  • 長さん

    きゃべつ畑さん、コメントありがとうございます。
    東漸寺の枝垂れ桜をご存じの方がお店にいらっしゃいましたか。
    昨年あたりから樹勢が衰え、今年は数年前から比べるとちょっと寂しいのです。
    その方は以前の枝垂れ桜をご記憶なのでしょう。
    2019年04月01日 10:18

この記事へのトラックバック