快晴の日の午後、花を求めて皇居東御苑を散策しています。
ここではウグイスカグラとミヤマウグイスカグラ、2種類の花を見る事が出来ました。どちらもスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木です。
ウグイスカグラ(鶯神楽)
これは二の丸雑木林で。 1月に咲き始めたもの
ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)
こちらは本丸の「野草の島」で。 ウグイスカグラより花はまばらにつく
筒部に毛が生えているのが分かります
ウグイスカグラとの違い
ウグイスカグラとよく似ているが違いは枝や葉、花冠、実(液果)など全身に短毛が密生していることです。花冠はウグイスカグラよりやや大きく、花色はやや薄いようですが、これは短毛のせいかもしれません。実はウグイスカグラと同じ味です。自生場所はウグイスカグラよりやや標高の高いところの林中にあります。(筑波実験植物園のHPから)
ミヤマシキミ(深山樒)
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木。全体にアルカロイドを含む毒木
秋に赤い実がなる。シキミはマツブサ科なのでミヤマシキミの仲間ではない
本丸休憩所から中雀門に向かう途中で
キブシ(木付子・木五倍子)
キブシ科キブシ属の落葉小高木。雌雄異株
二の丸雑木林で。 ここで実を見たような記憶なので、多分両性花
>
イヌシデ(犬四手)
カバノキ科クマシデ属の落葉高木。別名:ソロシデ、ソロ、ソネ
諏訪の茶屋付近で。枝の途中から出ているので、雄花序
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木。全体にアルカロイドを含む毒木
秋に赤い実がなる。シキミはマツブサ科なのでミヤマシキミの仲間ではない
本丸休憩所から中雀門に向かう途中で
キブシ(木付子・木五倍子)
キブシ科キブシ属の落葉小高木。雌雄異株
二の丸雑木林で。 ここで実を見たような記憶なので、多分両性花
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イヌシデ(犬四手)
カバノキ科クマシデ属の落葉高木。別名:ソロシデ、ソロ、ソネ
諏訪の茶屋付近で。枝の途中から出ているので、雄花序
二の丸池の近くでもうシャガ(射干、アヤメ科 アヤメ属)が咲いていました。
大手門から退出しましたが、堀端で枝垂れ桜が咲いていました。品種は不明です。
3月20日撮影。
(シリーズ終了)
この記事へのコメント
寿々木
うふふ
季節の進むのが早いですねぇ。
二の丸池の橋を渡ったところにシャガがびっくりするほどたくさん咲いていたのを思い出しました。
菖蒲田の反対側でした。
これからの楽しみが増えました。
river
イッシー
信徳
写真が追いついて行きません。
ウグイスカグラ、赤城自然園で見た記憶が有りますがもっと後だったような。
慈眼寺の枝垂れ桜も3分咲(3月24日)でした。
長さん
シャガが咲いていたのにはビックリです。
品種は分かりませんが、早咲きの枝垂れ桜ですね。
昨日、我家の近くの枝垂れ桜の開花状況をチェックしてきましたが、かなり咲いていましたよ。
長さん
シャガが咲いてたのは菖蒲田と池を挟んで反対側で、日当たりの良い場所でした。菖蒲田から池を左回りに進むと右手(南側)にも一面に咲くのですが、日陰なのでまだ咲いていませんでした。
長さん
ウグイスカグラ、都内では割合早く咲き出します。ミヤマウグイスカグラのほうがちょっと遅いでしょうか。
イヌシデは別名が多いようですね。樹高7mですか。この写真のようにたくさん雄花序が下がるでしょうね。
シャガは帰化植物とは言え、山で見られるのは人が持ち込んだものでしょう。
長さん
シャガの開花期は4月からですから、半月ほど早いでしょう。
神代植物公園にもミヤマシキミはあるようです。花が咲いていたかも知れませんね。
長さん
春は花の種類が急に多くなりますからね。私は纏めて撮って何回かに分けて投稿するスタイルなので、春の記事はすぐ時期遅れになりますよ。
赤城自然園は標高があるので、ウグイスカグラは5月頃でしょう。
近所の枝垂れ桜を見てきたので、27日に投稿します。
なおさん
キブシの縄暖簾のような花穂や、シデ類の花穂を見るのもこの時期の楽しみですね。
枝垂桜も早咲きのものはもうこちらでは見頃ですが、遅咲きのはまだまだ咲くそぶりも見せません。やはり、ソメイヨシノのように遺伝子がほぼ同じではなく、いろいろな形質なのでしょうから、差が出るのでしょうね。
無門
一斉に季節を動かして
温かな風に
色彩をちりばめ始めたね
月奏曲
イヌシデとキブシみたいのは毛虫みたいでちょっと苦手(-。-;)
shuuter
eko
ウグイスカグラとミヤマウグイスカグラの違いは全身に短毛が密生していることなんですね。よく見ないと分からないです。
キブシやイヌシデの花穂も見られるようになりましたね。
枝垂れ桜も咲きだしましたね。近くの花を見に行かないと…。
長さん
ミヤマウグイスカグラ、花に毛が生えているのがはっきり分かるので、ウグイスカグラと比べて見ました。
キブシは縄のれんですね。ハチジョウキブシは花穂が長いのでもっと縄のれん状態ですね。
我家の近くのベニシダレも見頃になってきましたよ。27日に投稿します。
長さん
春は急に花の種類が多くなりますから、取材も忙しくなってきましたよ。
長さん
このシャガの先出し、早いですね。日当たりが良いせいかもしれません。
毛虫見たいなんて言うと、イヌシデやキブシが悲しみますよ(笑)。
長さん
ウグイスカグラとキブシをご覧になりましたか。投稿をお待ちしています。
長さん
このシャガは早いですね。2輪咲いていました。
ウグイスカグラとミヤマウグイスカグラ、葉や枝の短毛は分かり難いですが、横から光が来てバックが少し暗いので、毛が生えているのがはっきり見えました。
キブシやイヌシデの花穂がたくさん垂れて、風に揺れていました。
昨日は近くの枝垂れ桜を撮ってきましたよ。
ロシアンブルー
ウグイスカグラも種類があるんですね~、可愛い花が咲きますね。
キブシやイヌシデも遠くから見ると不思議な暖簾状で、近づいてよく見ると
緑色の小さな花がギッシリ詰まってますね。
先日の茶会の茶花として活けられてました。
すーちん
シャガがもう咲いてますか
陽だまりなんでしょうね
5月頃咲くと思ってました^^
nobara
ウグイスカグラ、ミヤマウグイスカグラ。
こうやって並べると違いが一目ですね(*^-゚)⌒☆
イヌシデも、いっぱい、花穂を垂れていますね~
この子の仲間の花粉症が今、云われていますね~
次から次にいろいろのが出て、夫も参っています(-_-;)ゞ
シャガも早いです。千鳥ヶ淵も桜の頃
歩道の下にいっぱい咲きますね。もう直です。
長さん
ウグイスカグラは平地性と山地性の2種類ですね。
キブシはもう少し花穂が低ければ、花を押し開いて蕊が確認できるのですが・・・。茶花にするのでしたら、花穂が小さいイヌシデの方でしょうか。
長さん
二の丸池の周りにはシャガがたくさん咲くのですが、2輪だけ気の早いのがいました(笑)。
長さん
ミヤマウグイスカグラを目にするのは少ないでしょうが、毛の有無がこうして写真に撮ると一目瞭然ですね。
イヌシデやハンノキも花粉症の原因らしいですね。私は幸いなことに花粉症とは無縁です。
もうシャガの咲く時期?と、ちょっとビックリ。
CHIEKO
今日のウォーキングで同じような花を見ましたが、イヌシデというのですね!
枝垂れ桜もこれから美しい季節を迎えますね✨
長さん
皇居東御苑は電車1本でいけるので、度々通っています。ボランティアによるガイドツアーに参加してみるのも良いと思います。
イヌシデの切り枝、フラワーアレンジメントにも使えそうですね。
はるる
シキミを見てきました。こういう花の形ではないので、普通のシキミと思います。
そのうち載せたいと思っていますが。シデコブシも見てきました。とても「きれいなピンクでした。
長さん
シャガは半月ほど早いのではないかと思います。
ご覧になったシキミ、後日拝見しますが、クリーム色の多弁花ではなかったですか。ミヤマシキミとは別の科の植物なので、似ていません。
ピンクのシデコブシをご覧になりましたか。私は見たことがないのです。