コシノヒガン、カンヒザクラ、フユザクラ、ニワウメ、スモモの古品種など

皇居東御苑にて(2)
 今回も桜から投稿します。

コシノヒガン(越の彼岸)
エドヒガンとキンキマメザクラの交雑種で、富山県南砺市に自生地がある
各部に毛があることや萼筒がくびれているところは、エドヒガンの形質を伝えている
「松の広場」の北側で。  咲き始めです
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カンヒザクラ(寒緋桜)
「松の芝生」中央付近で、自撮りをするお嬢さん。  花はまだ十分鑑賞に堪える
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フユザクラ(冬桜)
「松の芝生」本丸休憩所付近で。  まだ5、6輪咲いていた
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 バラ科繋がりで、ニワウメ(庭梅)です。本丸休憩所前で、満開でした。花のアップを撮っていたらクマバチが飛来(トリミング)。
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 果樹古品種園では、江戸時代から栽培されているという数種類のスモモが満開でした。これもバラ科繋がり。
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ヨネモモ(米桃)
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マンザエモン(万左衛門)
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クサボケ(草木瓜)
落葉広葉低木ですが、樹高が40cmからせいぜい1mくらいにしか
ならないので「草」と名付けられた。富士見櫓付近の「野草の島」で
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アミガサユリ(編笠百合)
ユリ科バイモ属の半蔓性多年草。原産地は中国。別名バイモ
乾燥させた鱗茎は貝母と呼ばれる生薬となる。「野草の島」で
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 「茶畑」の前を通りがかると、富士見多聞の入口が開いているのに気付きました。人が出入りしているので、坂道を登ってみることにしました。
 係員らしき白髪の紳士に伺うと、3年ほど前から一般公開するようになったそうです。
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 見学者は殆ど外国人でした。縦格子の隙間から濠や乾通り、宮内庁の建物が見えました。
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 乾通りから富士見多聞を見るとこのように見えます(2015年12月、秋季乾通り一般公開にて)
 「多聞とは、城郭の石垣上に建てられた長屋で、城壁よりも強固な防御施設でした。江戸時代の江戸城本丸には、このような多聞が各所に築かれていましたが、現存するのは、この富士見多聞だけです。今は見られませんが、かつては、この富士見多聞から実際に富士山を望むことができたと考えられます」(宮内庁のHPから)

 3月20日撮影。
 (つづく)