早春の昭和記念公園にて(6) 雪割草展(2) & JOGA洋らん展(6)

雪割草展(2)

 3月9日、昭和記念公園の花木園展示棟で開催された、国際雪割草協会関東支部主催の「雪割草展」で見た花を紹介しています。
 今回は八重の花です。国際雪割草協会のHPには、八重の分類が下表のように整理されています。
二段咲き(雄しべが弁化したもの)
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三段咲き(雌しべも弁化したもの)
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千重咲き(雄しべと雌しべが同型に完全弁化)
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これも二段咲き?             唐子咲き(ピンぼけ)
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 3月9日撮影。


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第73回JOGA洋らん展にて(6)
           各賞受賞作品から(2)


 今回は、各部門で2席(レッドリボン)や3席(ホワイトリボン)と評価された作品の中から、スポンサー賞を受賞した作品(その2)を紹介します。

リンコレリオカトレア トウキョウ ベイ ‘ビクトリー’
Rlc. Tokyo Bay 'Victory'
荒井 進氏  < 仲里園芸賞 >
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リンコレリオカトレア 交配種 ‘ミヤビ’
Rlc. Shikishima x C. Drumbeat 'Miyabi'
斉藤 進氏  < 大場グローバルプランツ賞 >
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レリア カウツキヤナ ‘サクラ’
L. kautskyana 'Sarura'
草野美枝子氏  < 須和田農園賞 >
隠し画像あり
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デンドロビューム ファーメリー ペタロイド アルバム ‘シンイン’
Den. farmeri fma. petaloid album 'Hsinying'
和田キミ子氏  < (有)岡田蘭園賞 >
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デンドロビューム ベラチュラム ‘レッドリップ’
Den. bellatulum 'Red Lip'
武井保雄氏  < 奥田園芸賞 >
隠し画像あり
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インド、ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナム原産の低温性着生種

 3月8日撮影。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • イッシー

    いい感じで撮りましたねー。
    私も撮りましたがぼかしすぎてまとまらなく成りました。
    2019年03月17日 14:43
  • eko

    雪割草の八重花も可愛いですね。八重花といっても分類があるんですね。個人的には二段咲き、三段咲きが良いですね。

    デンドロビューム ベラチュラム‘レッドリップ’が個性的で面白いです。
    2019年03月17日 15:26
  • なおさん

    こういう複雑な咲き方のは高いのですよねえ。雄蕊も雌蕊も花弁化してしまうと、交配は出来ないでしょうから、増やすのは株分けかバイオテクノジーか、ということになるのでしょう。こういうところにはまだ遺伝子組み換えなどというのは及んでいないのでしょうが、ランもそうですが、あんまり奇をてらうより、普通のものの良さを楽しむのが趣味としては健全なのでしょうね。
    2019年03月17日 16:12
  • 寿々木

    雪割草にもいろんなタイプがあるのですね、なおさんじゃ無いけど、奇をてらうより自然の姿の方が好ましいです。デンドロビューム‘シンイン’は蘭らしくないです、キダチベゴニアの花の感じですね。
    2019年03月17日 17:11
  • river

    雪割草は一重咲きと八重咲きがあります。八重咲きには表のような咲き方がありますがどちらの咲き方か判断に迷うことも多いです。八重咲きは劣性の遺伝子ですから一重咲きと交配すると子供は一重咲きになります。この子供の自家受粉か兄弟株を交配すると一重咲き3に対して八重咲き1の割合で出現します。これを分離の法則と言います。もう一つ交配するには独立の法則があります。このことを考えて交配すればある程度出現する花を予想できます。
    2019年03月17日 17:29
  • 信徳

    ユキワリソウの八重咲きの花は驚くほどの値段がついていますね。
    作出が難しいのでしょうね。
    見ているだけで十分な草花です。
    2019年03月17日 19:21
  • 無門

    こんにちは

    三寒四温
    今朝は少し寒かったが
    花たちを見れば
    春の希望に胸がわくわく
    2019年03月17日 19:51
  • shuuter

    ユキワリソウ 図鑑に出てこないです。
    ミスミソウ スハマソウの別名ですか。
    植物園で見ただけです。
    自生のものが見てみたいです。
    2019年03月17日 20:04
  • 月奏曲

    なんでサクラなのかわからないけどサクラとシンインはちょっと印象に残る…というか好みな感じだったなぁ。

    やっぱ咲き方もいろいろきちんと分類されてるんですね。こういうのも覚えないとなぁ…
    2019年03月17日 20:54
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    今回はピンぼけや露出不足で色が悪いものを沢山撮っちゃいました。小さいから、ある程度被写界深度がないとボケますね。
    2019年03月17日 21:04
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    八重になると変化も多様ですからある程度分類しないと、文字では伝わらないのでしょうね。
    あまり変化しすぎるのも考え物ですが、それが良いという人もいるのですね。
    デンドロビューム ベラチュラムは赤い唇という形容がピッタリですね。
    2019年03月17日 21:08
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    複雑に変化したものは希少価値があるのですね。それも需要があるからであって、私ら素人は買おうとは思いませんが・・・。
    ランもそうですが、育てるとしたら丈夫な基本種にしておいた方が無難ですよね。
    2019年03月17日 21:11
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    人間の好みというのは色々あるもので、ノーマルじゃ駄目だと言う人もいますね。価値観に違いが出るのは仕方のないことでしょう。
    デンドロビュームの‘シンイン’は橙色の部分をしべと見ると、キダチベゴニアの花に見えるかも知れません。良く見ると唇弁だなと感じられますが、写真でははっきりしませんね。
    2019年03月17日 21:18
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    雪割草もメンデルの法則が当てはまるというわけですね。
    ネット検索すると、雪割草のこういうタイプとこういうタイプを交配して、更にこれを交配すると、こんなものが出来る確率が高い、というような解説みたいなものが出てきますね。
    2019年03月17日 21:22
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    しばらく室内の花を投稿してきましたが、今日から外を歩いて春の花を取材してきましたよ。
    2019年03月17日 21:35
  • うふふ

    雪割草は色ばかりではなくて姿かたちもいろいろあるのですね。
    二段咲き、三段咲きとはすごいこと。
    千重咲きまであって、なんと豪華なこと!
    交配させて新種を作っているのですね。
    2019年03月17日 21:37
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ユキワリソウとカタカナで検索するとサクラソウ科のユキワリソウが出てきます。
    この前記事に、雪割草について解説みたいな文章を載せておきました。
    本格的に自生種の雪割草を見るなら新潟や佐渡島が良いのですが、ちょっと遠いですね。
    2019年03月17日 21:39
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    橙色の花でサクラというのはねー。‘’内は個体名といってその株だけ(またはその株分け)の固有名詞みたいなもので、育てた人が自分の名前とか、奥さんの名前とか、好きな名前が付けられるんですよ。
    雪割草の分類は雄しべや雌しべの有無が分かれば何とかなりますよ。
    2019年03月17日 21:46
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    レスが前後して申し訳ありません。文章に間違いがあり、訂正しました。
    雪割草は劣性遺伝のものが変化に富むのではないかと思います。希少価値があるから高いのですね。素人は安い標準花で十分です。丈夫だそうですし。
    2019年03月17日 21:53
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    キンポウゲ科の植物って変化しやすいそうですが、雪割草は特にその傾向があるようです。
    様々な園芸種を作っていく過程で、色々な遺伝子が混じってしまったので、その花から採れた種でも実生にすると違う花が咲くことが良くあるそうです。
    千重咲きはもうしべがないので、それで変化は終わりです。
    2019年03月17日 21:59
  • すーちん

    お早うございます
    雪割草、大変そう
    ですが育てたくなりますねー
    2019年03月18日 09:10
  • ロシアンブルー

    おはようございます。
    八重咲きの雪割草もあるのですね~、珍しいですね。
    雄蕊も雌蕊も弁化してしまうと増やすには?
    私は一重の方が可愛いと思います。
    ご紹介下すって失礼いたしました(笑)
    カトレアは華やか~!! ですね。
    2019年03月18日 11:09
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    雪割草の標準花なら丈夫で育てやすいそうですよ。
    2019年03月18日 13:14
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    雪割草展に行くと八重の品種の方がたくさん展示されていますが、一重が良いか八重が良いかは好き好きですね。
    八重で雄しべか雌しべが残っていれば交配に使えますが、千重咲きだとしべが全部ないわけですから種ができません。株分けなら可能ですが…。
    2019年03月18日 13:18
  • 寿々木

    追記です、3月16日のピンクの椿ですが、私が当地で撮った「関東スキヤ」にとてもよく似ていますのでお知らせします。
    椿 関東スキヤ 学名:Camellia wabisuke 'Sukiya' ツバキ科
    紅ぼかし、冬咲、一重、猪口咲、筒蕊、小輪、ワビスケ系
    2019年03月18日 13:35
  • はるる

    雪割草、じつによくできていますね。小さい花なのに、形を変えて、とっても可愛くきれいです。17日の昭和記念公園は花木園、クリスマスローズが展示されていました。
    2019年03月18日 19:32
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    関東数寄屋、ネットの画像を探してみましたが、良く似ていますね。多分間違いないでしょう。ありがとうございました。
    2019年03月18日 21:05
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    雪割草は今までに多くの品種が交配を繰り返したものなので、実に多彩な咲き方が出るようです。
    花木園展示棟でのクリスマスローズの鉢物展示は12日からだったのですよね。
    2019年03月18日 21:10
  • 降魔成道

    八重の分類はとても勉強になりました。ありがとうございます。
    2019年03月18日 21:53
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    この分類の中でも例外が生じると言うから複雑ですね。
    2019年03月19日 10:18

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