旅行初日に訪れた東南植物楽園で見た花などを投稿しています。
「水上楽園」の東南部にある「めぐりあいの湖」にやってきました。湖にかかる白い橋は「語らい橋」と名付けられています。
「湖」に面して細長い建物がありますが、この屋根に覆い被さるようにウコンラッパバナの木の枝がのび、花が咲いていました。
メキシコ原産のナス科の常緑つる性低木で、花径は15cmほどになります。別名:ソランドラ・マキシマ、ゴールデンカップ。 ウコンラッパバナとは、カレーの原料になるウコン(黄色の色素を含む)の色をしたラッパ状の花という意味だそうです。
「語らい橋」を渡ります。橋の前後はブーゲンビリアが多いところだったのですが、今はこの品種だけでした。
右手の対岸は高くなっており、「見晴らしの丘」と名付けられています(左下)。右下は、橋を渡り終え、振り返ったところです。
サンタンカ(山丹花、アカネ科)です。別名はイクソラ・シネンシス。沖縄では野生化しており、ダンダンカ(三段花)と呼ばれ、沖縄三大名花の一つです。原産は中国南部~マレーシア。
こちらは
黄色い斑入りの葉はニシキアカリファです。フィジー諸島などが原産のトウダイグサ科の常緑低木です。若い葉は、2枚目のように赤く、レアステーキを連想させると言うことで、ビーフステーキプランツという英名があります。花は目立ちませんが、ベニヒモノキの仲間だそうです。
長い石段を登って、「見晴らしの丘」の展望台にやってきました。「めぐりあいの湖」と「語らい橋」が見えます。
白い大きな花のツツジが咲いていました。名札が無いので断定は出来ませんが、リュウキュウツツジ(琉球躑躅)ではないでしょうか。
「見晴らしの丘」からヒスイカズラの棚に向かって歩くと、所々に、初めて見る黄色いアヤメ科らしき花が咲いていました。
帰宅後調べると、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンに分布する、アヤメ科のキペルラ・コリーフォリア(シペラー・コリーフォリア)と分かりました。日本ではまだ珍しい植物です。
期待していたヒスイカズラですが、木の本数が増え、棚も長くなっていましたが、残念ながら、花穂さえ垂れていませんでした。右下はメキシコハナヤナギ(ミソハギ科)です。本州でも露地植えされていますが、沖縄では周年開花です。
ベニツツバナ(紅筒花、キツネノマゴ科)が咲き始めていました。中央アメリカ原産の常緑半低木。学名はオドントネマ・ストリクツム。
2月5日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
寿々木
river
eko
一番上の「語らい橋」の風景が素敵です。
琉球ツツジの白い花が清楚で良いですね。
キペルラ・コリーフォリアの珍しい花は初めて見ます。
ヒスイカズラが見られなくて残念でした。
目黒のおじいちゃん
仕込んだネタの整理日々大変ですね。
無門
湖のほとり
水の神様は
植物にやさしく
語りかけていますね
shuuter
琉球ツツジ 白い花うtyくしいです。
長さん
もっと花の多い時を知っているので、今回はちょっと残念でした。収穫としては黄色いアヤメ科の花を見る事が出来たことでしょうか。ヒスイカズラやオオゴチョウが咲いていないのは、沖縄は例年より気温が低かったからかも知れません。
nobara
ウコンラッパバナもたくさん咲いてますね~
リュウキュウツツジまでも咲いて!
キペルラ・コリーフォリアってディエテス・ピコロルっぽいお花ですね。
南アフリカ原産のアヤメ科の花なんですが。
長さん
ヒスイカズラは再開後復活したと聞いていたので、咲いていなかったのは残念です。オオバナソシンカも咲いていなかったので、今年は例年より寒かったのかも知れません。
ベニデマリでしたね。ご指摘ありがとうございます。
長さん
ジャワサンタンカは寿々木さんのブログで見たことがあります。花はコバノサンタンカに良く似ていますね。
中国の案内人の方、植物に全く興味がなかったのかもね。
長さん
ここは、経営が変わる前はもっと色々な花を見る事が出来たのです。今年は前回より更に花が少なくなっていました。
琉球ツツジは白い大きめの花だそうで、多分合っていると思います。
キペルラ・コリーフォリア、珍しい植物ですよね。
長さん
ネタが溜ると、作り置きができるから作業面では都合が良いのですが、どんどん情報が古くなってしまうのが難点です。
長さん
植物にとって水は生命線ですから、近くにあるのはありがたいですね。
長さん
ウコンラッパバナが京都府立植物園の温室で咲いていましたか。関東の温室では見たことがありません。
長さん
ウコンラッパバナは熱帯ドリームセンターでも咲いていました。これは
琉球ツツジで良いでしょうか。
ディエテス・ビコロル、見たことがないですが、ネットの画像を見ると白いアヤメという感じですね。キペルラ・コリーフォリアは、ちょっと見、チリアヤメの色違い?なんて思いました。
うふふ
物語に出てきそうです。
昔、園芸種のサンタンカを育てたことがありますが、何度も引越ししているうちにいつの間にかなくなってしまいました。
月奏曲
なんか水面にでっかい魚いるんだけどあれやっぱ置物ですよね?(-。-;)
長さん
今まで池や橋の名前を気にすることはなかったのですが、改めて案内図を見たら素敵な名前が書いてあったので紹介しました。
サンタンカ、なくなってしまいましたか。元々暖かい地方で育つものですから、弱ってしまったのでしょうか。
長さん
ロケーションとしては良い所なんですが、嘉手納基地が近いので時折米軍機が爆音を残していきます。
造り物の魚に気付きましたか。模様からすると金魚の親分みたいでしょ。
イッシー
めぐり合い、語らい、楽しいひとときを過ごされましたね。
すーちん
露地でブーゲンビリア等
が野生化しているとは
沖縄ですねー
信徳
17日~23日まで高雄にゴルフで行ってきました。
途中で観光一日挟んだだけで29度の中、花も探しながらプレーでしたが同じ台湾でも別の国の様で天候が違うんですね。
寒さに炬燵に入って写真整理しながらブログ書いています。
ジュン
それぞれ素敵な名前が付いていますね
同じ色のブーゲンビリア
お部屋で満開夏より暖かい
お部屋の方が咲くのでしょうか
ヒスイカズラまで
見ることが出来るのですね
長さん
関東と沖縄、15~20℃くらいの差はありますから、温室は不要ですねー。
休園前の花が多かった頃を知っているので、現状はちょっと寂しい。
長さん
ブーゲンビリアやハイビスカスなど、沖縄ではどこに行っても見る事が出来ます。それだけ気温差が大きいと言うことですね。
長さん
台湾に一週間ゴルフ三昧でしたか、良いですね。台湾も南北に長いですから、台北あたりと隆雄では気候が違うのですね。帰国したら寒さが身にしみましたか。
長さん
名前負けという雰囲気がなきにしもあらずですが・・・。
ブーゲンビレアは耐寒性が10℃以上と言われています。鉢植えなら室内で周年開花させることも可能だそうですよ。日が当りすぎたり、水を与えすぎたりは禁物だとか。