世界らん展日本大賞2019にて(3) 個別部門奨励賞(2)&トロフィー賞(1)

 2月22日まで開催された世界らん展日本大賞2019で、個別部門の奨励賞を受賞した作品の続きを紹介します。今回も出展者のお名前には敬称を省略させていただきました。

シンビジューム ゴエリンギー(春蘭) ‘紅河紅(コウカコウ)’
Cym. goeringii 'Kokako'
藤沢博恭(埼玉県)
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シンビジューム ゴエリンギー(春蘭) ‘紫微星(シビセイ)’
Cym. goeringii 'Sibisei'
梅里園 篠原政志(愛媛県)
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カランセ (トミス × コオズ)(えびね) ‘星のしずく(ホシノシズク)’
Cal. (Tomisu x Kozu) 'Hoshinosizuku'
寿峰園 河野寿和(鹿児島県)
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パフィオペディラム シュンファ ウェブ ‘ドン キングⅡ’
Paph. Shun-Fa WEb 'Don King Ⅱ'
坂本英昭(東京都)
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カトレア コクネシア アマレロ ‘ユキズ フル ムーン’
C. coccinea fma. amarelo 'Yuki's Full Moon'
原 幸康(群馬県)
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パフィオペディラム ワーディー ‘スーパー クール’
Paph. wardii 'Super Cool'
中藤洋蘭園 中藤保孝(東京都)
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 奨励賞の後半はちょっと地味な作品が並んでしまいましたので、トロフィー賞の作品紹介に移ります。

ファレノプシス ゴールデン アポロン ‘アポロン’
Phai. Golden Apollon 'Apollon'
森田洋蘭園 森田健一郎(埼玉県)
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デンドロビューム モニリフォルメ(長生蘭) ‘朱天王(シュテンノウ)’
Den. moniliforme 'Shutenno'
石井くに子(東京都)   < アメリカ蘭協会特別賞 >
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カランセ (ヤヨイ × サツマ)(えびね) ‘大冠雪(ダイカンセツ)’
Cal. (Yayoi x Satsuma) 'Daikansetsu'
寿峰園 河野寿和(鹿児島県)
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ブラッシア チャック ハンソン ‘ナカトウ’
Brs. Chuck Hanson 'Nakato'
中藤洋蘭店 中藤保孝(東京都)
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リンコレリオカトレア ヤン コン ‘ドンキー’
Rlc. Young Kong 'Donkey'
間中和男(東京都)
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ファレノプシス モレリア ‘モレリア’
Phal. Morelia 'Morelia'
椎名洋ラン園 椎名正剛(千葉県)
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バンダ ファルカータ(富貴蘭) ‘緑彩宝(リョクサイホウ)’
V. falcata 'Ryokusaihp'
松村哲夫(高知県)
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リンコレリオカトレア (ファースト クラス × サークル オブ ライフ)
‘レッド ホット パッション’

Rlc. (First Class x C. Circle of Life) 'Red Hot Passion'
須和田農園 江尻宗一(千葉県)
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リンコレリオカトレア ウォーム カラー ‘ビッグ フット’
Rlc. Warm Color 'Big Foot'
田辺 茂(千葉県)
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 2月16日撮影。
 次回は個別部門のトロフィー賞受賞作品の後半です。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • river

    デンドロビューム モニリフォルメ(長生蘭)‘朱天王(シュテンノウ)’はアメリカ蘭協会特別賞も受賞していましたね。鮮やかな洋ランはもちろん良いのですが長生蘭、えびね、富貴蘭、春蘭など日本の蘭も捨てがたいものがあります。
    2019年02月23日 14:35
  • なおさん

    華麗な洋ランに混じって、シュンランやセッコク、エビネ交配種など日本のランも頑張っているのを見るのは嬉しいですね。
     ひと頃、コウズ系の交配種のエビネをいくつか育てたことがありましたが、ウイルスでだんだんじり貧になるのに嫌気がして、今ではすっかり止めてしまいました。やはり、見るだけにしておいた方が無難なようです。
    2019年02月23日 15:28
  • nobara

    エビネは私が小さい頃、家の前の竹やぶにいろいろな種類が自生していました。以前にもお話しましたが、あっという間に乱獲されてしまいました。そこに生えていても地元の人は獲ってくるという事は無かったのですが、ある時から乱獲者がよそから入ってきました。カゴッマは海老根の文化がありますね。
    ブラッシア チャック ハンソン も蘭?
    ユリ科の何かに見えますね。
    シンビジューム ゴエリンギー(春蘭)
    細い葉とのハーモニーがとても素敵です。好みだわ~☆
    2019年02月23日 17:04
  • 寿々木

    暖かい所ではシンビジュウムがもう咲くのですか、常緑耐寒性があって戸外に放置しているのですが、まだ花穂は出ていません。
    2019年02月23日 17:12
  • 無門

    こんにちは

    春蘭やエビネ
    もう少し後なんだけど
    すでにおめかしして
    エントリーですね
    2019年02月23日 17:24
  • ロシアンブルー

    こんばんは。
    春蘭や長生蘭は鉢が違いますね~
    和のラン類には鉢も見ごたえありそうですね。
    2019年02月23日 19:56
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    長生蘭の朱天王、アメリカ蘭協会特別賞も受賞しました。書き洩れていたので、追記しました。ご指摘、ありがとうございました。
    今年ほど日本の蘭が評価された年はこれまでにはないでしょうね。トロフィー賞の後半でも登場します。
    2019年02月23日 21:17
  • イッシー

    調べてみたら夜九時までやってたんですね!
    行けばよかったかなー。
    2019年02月23日 21:21
  • shuuter

    春蘭 栽培していたことあります。
    付近の山に咲いていたものを採取し栽培していました。
    枯らしてしまいました。
    2019年02月23日 21:21
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    日本の蘭が多数、賞をもらいましたね。これまでにはないことだろうと思います。
    エビネがウイルスにやられましたか。新宿御苑の温室バックヤードツアーでもウイルス対策の重要性が話されました。
    2019年02月23日 21:22
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    鹿児島はエビネが多かったのですか。蘭ブームになってからは自生地を保護しないとたちまち盗掘されますね。
    ブラッシア チャック ハンソンは画像クリックで拡大画像が表示されますが、小さいながらも唇弁がはっきり認められます。
    春蘭の紫微星、花が下向きでアップの写真は失敗しました。
    2019年02月23日 21:27
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    我が家のシンビジューム、2鉢から3本の花穂が上がり、今咲いていますよ。同じく外に出しっぱなしです。いつもは花穂が伸びると室内に取り込んでいたのですが、今年は外に置いたままにしました。その方が花茎がしっかりしています。
    2019年02月23日 21:32
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    全ての出展作品は、葉芸を除き、審査日に花が咲いていないと採点もされませんから、皆さん必死で温度調整や日照調整をされているそうです。
    2019年02月23日 21:34
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    葉芸を見せる和欄や東洋蘭は鉢が高そうですね。鉢選びも審査に影響するのかも知れません。
    2019年02月23日 21:41
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    日月と最終日だけ17時半で、それ以外は21時までやっていました。先日ご案内したかも知れませんが、17時以降は入場料が安くなる日があります。
    2019年02月23日 21:47
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    春蘭が山にあったら採取したくなりますよね。自生種は環境が変わると弱りますから、そのままが望ましいのですがねー。
    2019年02月23日 21:49
  • 月奏曲

    シンビジューム ゴエリンギーが両方ともちんまりして落ち着いていていいですね。
    春蘭ってちょっとゲームとかでいかにもな中国人女性ぽい名前で使いそうですねw
    2019年02月23日 22:17
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    春蘭は日本各地に自生し、中国や朝鮮半島にも自生している蘭です。蘭ブームで乱獲され、自生のものが減少しています。春蘭という名前の中国人女性、多いかもしれません。
    2019年02月23日 22:27
  • うふふ

    いろいろな蘭がこの日に合わせて一番美しく咲いているのですね。
    ライトアップも効果が出ています。
    静かな雰囲気のシュンランやエビネも趣があります。
    良いものを見せていただきました~♪
    2019年02月23日 23:04
  • eko

    華やかな洋ランも良いですが、春蘭、長生蘭、エビネ、富貴蘭などの日本のランも賞に輝いて嬉しいですね。
    どの花もこの時期に合わせて咲かせるのは苦労なんでしょうね。
    2019年02月23日 23:26
  • すーちん

    お早うございます
    華やかなカトレアも
    魅力的ですが
    地味目の春蘭も良いですねー
    2019年02月24日 07:47
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    私たちが綺麗に咲いたランを一度にたくさん見られるのは、出展者たちがこの日に合わせて開花させる努力をしてくれたお陰です。
    今回は近くから小さなLED照明がなされたのですが、撮影すると白飛びしそうで困りました。
    2019年02月24日 08:58
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    今回の上位作品には東洋蘭が多く含まれていたのが特徴です。それだけ仕上がりが良かったと言うことでしょうね。
    開花調整には皆さん苦労していると思いますよ。
    2019年02月24日 09:01
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    カトレア類で上位に入るのは競争率が高いだけに大変です。
    洋蘭だけでなく東洋蘭が健闘したのが特徴でした。
    2019年02月24日 09:06
  • はるる

    難しいことはわかりませんが、花のなかのスターといった感じですね。
    ライトがあたっているばかりではないと思います。
    こんなにたくさんの花があるのは、これを育てた人もいるということで、それにも驚きます。
    2019年02月24日 18:47
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    東洋蘭も洋蘭も選び抜かれた作品ですから、まさにスターですね。
    東京ドームは大きいだけに照明が見かけより暗いので、近くにLEDライトが設置されていたのは良かったです。
    ランの業者も含めて、ランを育てている愛好家がかなりいると言うことですね。
    2019年02月24日 21:17

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