2月16日、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞2019-花と緑の祭典-」(公式HPはこちら)を妻と見に行ってきました。2日目の土曜日とあって、やはり大変な混雑でしたが、中で弁当を買ってゆっくりしましょう。
1塁側のスタンドを下った正面がオーキット・ゲートです。
オーキッド・ゲートの両側には約100種類のランが飾られており、花の数では100万輪を上回るそうです。
ゲートを潜ると。左右に熱帯や亜熱帯の樹木が並ぶ、長さ30mシンボルロードです。樹木の前に、個別部門のトロフィー賞以上の作品が並べられていますが、見るのは後にして、突き当たりのシンボルモニュメント~そらの木に向かいます。
シンボルロードとシンボルモニュメントをプロデュースしたのはプラントハンターで知られる西畠清順氏で、運び込まれた「そらの木」はシロバナトキワマンサクの巨木(樹高8.5m)です。
シンボルモニュメントの下が 日本大賞、優秀賞、優良賞、奨励賞の最上位5作品の展示台です。大賞は櫻井 一さんのパフィオペディラムでした。5作品の内、群馬県の神保康紀さんの作品が3つも展示される快挙です。
日本大賞 (第1位)
パフィオペディラム エメラルド ゲート ‘グリーン グローブ’
Paph. Emerald Gate 'Green Globe'
櫻井 一氏(東京都) 初の日本大賞受賞です
花の丸みと緑の艶のある花弁が評価された
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優秀賞 (第2位)
カトレア シュロデレー アルバ ‘ヘラクレス’
C. schroederae fma. alba 'Hercules'
神保康紀氏(群馬県)
コロンビアのサンタンダー州などに分布する
全部で228輪咲いているそうです。いわば、集合美が評価された
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優良賞 (第3位)
リカステ サガノ ‘アワユキ’
Lyc. Sagano 'Awayuki'
斉藤正博氏(茨城県)
5度目の日本大賞はならずも、一方向に大きな花を咲かせたことが評価された
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奨励賞
デンドロビューム レポリナム ‘ヒペリオン’
Den. leporinum 'Hyperion'
神保康紀氏(群馬県)
インドネシアのモルカス島とニューギニアに分布する着生種
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花の形がよく分からないので、こちらの画像もご覧下さい(昨年の池袋AJOSラン展にて)
奨励賞
ガストロルキス プルクラ ‘フレデンスボルグ’
Gs. oulchra 'Fredensboru'
神保康紀氏(群馬県)
マダガスカル東部の林内に生える地生ラン
2017年の世界らん展日本大賞で優秀賞を獲得した個体です
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オープンセレモニーのYouTube動画が見つかりました(こちら、最初の広告はスキップしてください)。表彰される櫻井さんも写っています。
シンボルモニュメントから見たシンボルロードと個別部門の作品展示やディスプレイ部門の展示。
右上の写真で、一番奥に見える派手な色は、假屋崎省吾さんの「フラワーアーティストの世界 華寿絢爛」と言う作品でした。
2月16日撮影。
次回は、個別部門のトロフィー賞以上の作品を紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
寿々木
目黒のおじいちゃん
趣味の園芸でも紹介されたようですが、ディテールは伝わってこないようです。
伝統のイベント、レポを楽しみにしています。
river
nobara
‘グリーン グローブ’シンプルだけど素晴らしい逸品ですね。
優秀賞のカトレア シュロデレー アルバ
‘ヘラクレス’が素晴らしい☆ しかし、名前がヘラクレス?
奨励賞のガストロルキス プルクラ
‘フレデンスボルグ’がいいですね~
假屋崎省吾さんの、ぶっ飛んでいますね(*^-゚)⌒☆
こういう舞台にはインパクトがありいいのかも知れませんね。
無門
大賞の花の
気品あふれる姿
誰もが納得するでしょうね
イッシー
ゆっくりじっくり見れるなら行くんだけどね~。
(違いも分らないくせにね)
長さん
とても人気のあるイベントで、ツアーバスが何本も出ているくらいです。
全国の蘭販売業者も出展しているので、苗や花を目当てに来場する方もおられ、宅配便コーナーもありました。
長さん
ラン好きとしては欠かせないイベントで、今年で6年連続で見に行っています。
17日にNHKが放映していました。
長さん
月曜日にお出かけでしたか。4日目ですが、まだ混んでいましたか。16時以降なら空くんですけどね。
長さん
大賞のパフィオは丸くて艶のある花弁が評価されたようです。
ギリシャ神話に出てくるヘラクレスは色々なことができたようですが、このカトレアはどう言う意味でヘラクレスと付けたんでしょうね。
奨励賞のガストロルキスは2年前に見たものより、更に花数が増えていました。
假屋崎センセの作品、今年はちょっとイメチェンしたようです。
長さん
パフィオペディラムは2016年にも大賞に選ばれていますが、これだけ形の良い花はそんなに出てきませんよ。
長さん
混んでると中々写真が撮れないことがありますね。16時以降なら団体さんも帰りますから、かなり撮りやすくなります。
月奏曲
素人だと派手目なアワユキとかのがいい感じなのですが玄人だとなんか違うんでしょうね評価方法が。正直ちみっこくて地味目なのでなんで大賞なのかわかりません(-_-;)
長さん
神保さん、もう一歩で初の大賞だったんですけどねー。パフィオは丸く咲かせるのが難しい花なんですが、これは見事です。
‘アワユキ’を出品された斉藤さんは、このらん展の大賞の最多獲得者です。アマチュアでは最高レベルの育成家です。
なおさん
何年か通いましたが、しばらくご無沙汰です。苗を買いたい、とかいうなら一番良い機会ですが、この頃は苗を買うのも控えています。
すごく混雑するところは、精神衛生上大変よろしくないので、内覧会のようにひとがいないところで見られるようなら良いのですがねえ。
長さん
午前中に入って、食事をして、16時頃までいましたが、混雑のため、撮り残したものがいくつもありました。初日(金曜日)は雪がちらついたと言うことで、結構楽に採れたそうです。
初日の午前中は内覧会ということで、一般の人でも入場できます。空いていますが、4000円くらいで2時間程度ですからね。
うふふ
規模の大きさに圧倒されそうです。
たくさんの人の中で写真を撮るのはご苦労があったのでは?
昨日、地下鉄でドームのラン展の袋を持ったご夫妻らしい方を見ました。
お花を大事そうに抱えていたので、きっとドームにいらっしゃったのだろうと微笑ましかったです。
ランの愛好者がどんどん増えますね。
eko
オーキッド・ゲートの両側の約100種類,100万輪以上のラン豪華で圧倒されます。
日本大賞 (第1位)のパフィオペディラム エメラルド ゲート ‘グリーン グローブ’見事なものですね。
神保康紀さん3つも賞に輝いて凄いですね。ご本人は一位が取れなくて残念だったのでしょうね。個人的には2位3位の花の方が好きですけれど(素人の好みの問題ですが)
假屋崎省吾さんの「フラワーアーティストの世界 華寿絢爛」目立っていますね。
長さん
初日の金曜日に雪がちらついたので、土曜日に変更した方も多かったのではないかと思います。混雑して、ゆっくり写真を撮るどころではありませんが、頑張りましたよ。
会場の1/3くらいのスペースが業者用に割り振られていて、買物をする方も多かったですよ。
長さん
今年のオーキッドゲートは例年に増してランの花が多かったです。サブテーマが「花と緑の祭典」と言うことで、会場内にはラン以外の花も飾り付けられていました。
神保さん、今回は残念ですが、実力はある方なので、いずれ大賞を取られるかも知れません。
花が多い方が素人受けはしますが、専門家が見るとこのパフィオペディラムは特別良かったのでしょう。
emi
混雑の中世界らん展に行った一人です
蘭の知識がないので ただ綺麗可愛いと
お花を見てきただけでしたが
此方で 蘭の名前や詳細を教えていただきました
もう少し落ち着いて見たかったと
反省しました
菜の花
すーちん
ワー、凄い人ですねー
写真撮るには順番待って
ですかね
長さん
東京ドームに行かれましたか。年々見にこられる方が増えているように思えます。
会期の終盤だと空いていることがありますが、花が痛んでくるのが難点です。
次回は昨年の世界らん展日本大賞の様子をネットで検索してからいらっしゃると良いですね。
長さん
日曜でしたら土曜と同様混んでいたでしょうね。土日は21時半までですから、空いてくる16時頃から入場するのも良いでしょうね。
長さん
おばさまたちが慣れない携帯写メをするものですから、時間がかかること。
ジュン
見事で素晴らしい
以外言葉がありません
魅力があるお花です
長さん
絵画も彫刻もよいものをたくさん見ると、目が肥えるようになりますから、ラン好きとしては素晴らしい作品をたくさん見るようにしています。
はるる
花の丸み、そんなこと言っていましたね。すごぴですね。きれいだなと思ってみていました。テレビですけど。
でもどれもランというのは品がありますね。
長さん
NHKの趣味の園芸でもらん展の紹介がありましたか。私は17日のBSで見ました。
らん展で賞を獲得するランは気品のあるものが多いですが、ランの世界は奥深く、中には醜いものもありますよ。