海洋博公園の熱帯ドリームセンターで開催されていた沖縄国際洋蘭博覧会2019を見学しています。
今回は、入口から一番遠い「廻廊」という建物に展示されたディスプレイ審査の部の紹介です。
全部で22の作品が出展されましたが、優秀賞(第1位)、優良賞(第2位)の各1点、奨励賞(第3位)の6点を取り上げました。
【喜びの声】 ランの配置が難しくて試行錯誤をしましたが、きれいに仕上げる事ができ、みんなで「やったな!」と共感できました。
【審査員講評】 ランの種類の選択や使い方が巧みで、全体的にバランス良く作られている。水を使いながら奥行きや立体感などの雰囲気が良く表現されていた。
優良賞(第2位)・沖縄県知事賞
「琉球の森で輝く蘭」
(株)桃原農園(沖縄県)
以下は、奨励賞(第3位)・沖縄美ら島財団理事長賞です
「森のシーサー達の楽園」
沖縄熱帯植物管理株式会社(フラワーショップ蘭らん)
「妖精の楽園」
宮里グリーンサービス(沖縄県)
「再興の杜」
沖縄県立南部農林高等学校 生活デザイン科
「すばらしきタイの洋蘭」
タイ園芸研究所 農業部(タイ)
「蘭への愛 LOVE ORCHIDS」
ラーチャブリー ラン協会(タイ)
「自然からの贈り物」
タイ国王立園芸協会(タイ)
ラン展のコンクールとしては「フラワーデザイン審査の部」(文部科学大臣賞対象)がありましたが、2月2日から4日までの展示だったので、見る事は出来ませんでした。
「廻廊」を出て、霧雨が降る中、ビクトリア温室に向かいました。「中庭」にはアイスチューリップが植えられています。
中庭で、真っ赤なテイキンザクラ(提琴桜、トウダイグサ科)と、ソフトビニールのような質感のウコンラッパバナ(鬱金喇叭花、ナス科)が咲いていました。
ビクトリア温室に入りました。以前は大きな草本や木が茂っていたのですが、殆どが取り払われてスカスカの感じになっていました。右下は、ハマユウの仲間。
ビクトリア温室には本部小学校6年生が育てた白いコチョウランが並べられていました。皆さん上手に咲かせています。
ビクトリア温室を出て、入口近くまで戻ってきました。ここにもランを使ったフォトスポットが作られていました。
熱帯ドリームセンターを出ると、丁度無料の電気遊覧車が来ていたので、この日2度目の美ら海水族館へ向かいました。
2月5日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
寿々木
river
無門
作者の愛情が
ひしひしと伝わってきますね
空港などのウェルカムにいいね
イッシー
迫力有るな~。中庭の花はチュ-リップかと思っちゃいましたよ。
ところで、東京ドームにはもう行かれたんですか。
なおさん
長さん
第1位の作品名でサブタイトルが間違っていました。申し訳ありません。
正しくは「大いなる愛に抱かれて」です。声明の継承には愛も必要ですね。
長さん
廻廊のディスプレイ部門には22の作品が出展されましたが、海外からの出展が多かったのが特徴です。
ビクトリア温室、入ってビックリしました。ヘリコニアもどこかへ行ってしまいました。
ビクトリア温室での小学生の作品は本部小学校1校だけでしたよ。
長さん
ディスプレイ部門では農林高校の学生達の健闘が目立ちました。プロのラン育成家を上回る第1位もですからね。かなり勉強して、仲間達と知恵を出し合ったのでしょうね。
長さん
ディスプレイ部門の上位の作品を、展覧会が終わったら空港に移設するというアイディアは良いですね。
長さん
ディスプレイ部門はランの種類と彩りが良いですね。
アイスチューリップは普通のチューリップと同じです。チューリップの球根を特殊な方法で冷蔵処理し、外気温との温度差により冬を疑似体験させ、開花時期を調整したものです。
東京ドームのらん展には16日に行ってきました。混んでましたよ。
長さん
こういう大きな作品はデザイン通りに行かないことが多いのではないかと思います。準備段階から本番まで、苦労の連続ではなかったかなーと思います。経験の少ない高校生が1位ですから、少しずつでも知恵を出し合った総合力が成果を生みましたね。
月奏曲
個人的にはすばらしきタイの洋蘭と自然からの贈り物がいいなぁ…タイ人のセンスなんだな私w
長さん
どっちかというとすっきりした作品がお好みですか。海外から素材や材料も持ち込みだとするとランの花をたくさん使えないという事情があるかもね。
nobara
同じようなランを使ってそれぞれが競う訳ですから
見てる方も(審査する方も?)なかなか大変でしょうね。
これは好みの問題が大きく左右するでしょうね。
アイスチューリップの所は?ハウステンボスかと思いました。
フォトスポットのオンシジウム、効果的ですね。
美ら海は同日二度目でも?入館料はまた要るのですか?
なんか~チケットにして貰ったような記憶もありますが。
長さん
ディスプレイ部門は使った蘭の種類と量もさることながら、バランスが重視されたようです。
アイスチューリップ、2年前から始まったもので、23種類8万球が植えられています。
フォトスポットは全部で5ヵ所も設置されました。
美ら海水族館は退館する際に再入館したい旨伝え、手の甲に特殊インクのスタンプを押してもらいました。熱帯ドリームセンターの方はチケットの裏面にスタンプでした。
うふふ
高校生の若い力と発想が生きています。
「喜びの声」を拝見しながら拍手しましたよ。
小学生も頑張っているのですね。
お花を愛する子供さんたちには、いじめなど無縁でしょうね。
eko
アイスチューリップもこれだけ咲いていると見事ですね。
小学生が育てたコチョウランも良いですね
長さん
高校生が2チーム頑張りました。プロに伍して1位と3位ですからね。
小学生の作品、どれも見事に咲いていましたよ。残念だったのは参加する学校が減ったことです。
長さん
2つの高校の学生が頑張りました。園芸工学科と生活デザイン科ですが、ここに出展するのも勉強の一環なのかも知れませんね。
アイスチューリップ、8万球も植え込まれているんですって。
小学生も理科の時間に教えてもらっているのでしょうね。
ロシアンブルー
デイスプレイのランは色とりどりで華やかですね。
タイの王立園芸協会のランデスプレイ華やかさと気品がありますね。
6年生のラン愛好家ってビックリしました。
チューリップの数凄いですね。
すーちん
温暖な地域
ランもふんだんに展示されて
ますね~見応え有りますねー
長さん
タイ国王立園芸協会のディスプレイは根を長く伸ばした、色違いのバンダをあしらったところが見所ですね。
小学生も指導を受ければ立派に蘭の花を咲かせられるのですね。
長さん
蘭の花は高価ですから、自分たちで育てたものを使わないとお金がかかります。活躍した高校生たちは自分たちで栽培しているのですかねー。