熱帯魚 & ハイドゥンツバキ、オオベニゴウカン、モクセンナなど

板橋区立熱帯環境植物園にて(その4)

 受付を通ると順路は地下へ。地下にはミニ水族館があり、熱帯の魚などが展示されています。その中から少しだけ。
 これは、カラージェリーフィッシュと呼ばれるクラゲの一種です。インド洋~西太平洋に分布し、傘径は最大でも10cm、個体によって色が様々ですが、全て同じ種類です。
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 黄色いのはキイロハギ、赤いのはキンギョハナダイ。いずれも、東南アジアの海に分布しています。
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 1階の植物園に入ると、うっそうとした熱帯の環境が再現されており、見学路はジグザグに2階へと続きます。
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ベンガルヤハズカズラ (ツンベルギア・グランディフローラ)
キツネノマゴ科ツンベルギア属のつる性宿根草
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2種類のウナヅキヒメフヨウ
頷き姫芙蓉、アオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木
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ゴバンノアシ(碁盤の脚)の実
サガリバナ科サガリバナ属の常緑高木。インド洋から太平洋の熱帯地域の海岸などに分布
碁盤の脚のような四角っぽい実が出来るので、この名がある
サガリバナに似た花が上向きに咲く。まだ、雌しべが残っている
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 所々にランの鉢が置いてあります。これはパフィオペディラムですね。
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ハイドゥンツバキ
ツバキ科ツバキ属の半耐寒性常緑小高木。ベトナム北部原産の原種ツバキ
別名:カイドウツバキ(海棠椿)、ベトナムツバキ。花径7cm前後
ベトナムではテト(旧正月)を祝う花。グエン王朝時代、門外不出で「幻の名花」と呼ばれた
残念ながら、開花途中でした
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 2階のブリッジ付近では紅白のカリアンドラやベニヒモノキなどが咲いていました。

オオベニゴウカン (大紅合歓)
マメ科ベニゴウカン属(カリアンドラ属)の熱帯性常緑低木
原産はボリビア、ペルー、ブラジル。学名カリアンドラ・ハエマトケファラ
赤い糸状のものは雄しべ。英名はレッド・パウダーパフ
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ベニヒモノキ(紅紐の木、トウダイグサ科) サンジャクバナナ(三尺バナナ、バショウ科)
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モクセンナ(木旃那)
マメ科カッシア属の落葉小高木。熱帯アジア~オーストラリアに分布
別名:カッシア・スうツテンシス、イリタマゴノキ(炒り卵の木)
ハナセンナの花は良く見るが、モクセンナは初めて見た
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 1月3日撮影。
 (つづく)