このサクラ、9月、まだ葉が青々としている頃からぽつぽつ咲き始めます。その後もずっと咲き続け、葉が殆ど落ちた頃、花数が増してきて、まだ写真のようにたくさん咲いています。咲き方から判断すればジュウガツザクラだと思われますが・・・。
12月18日撮影。
このお宅の外壁は白いタイルなので、花が目立ちません。それなら、夜に撮影してみたらどのように写るだろうかと思い、実験してきました。
実験① ISO3,200、F4、1/15s

実験② ISO3200、F4.5、1/10s

実験③ ISO3200、F4.0、1/6s

実験④ ISO200、F4.5、1/60s、内蔵フラッシュ使用

実験⑤ ISO200、F5.6、1/60s、内蔵フラッシュ使用

実験⑥ ISO200、F5.6、1/60s、内蔵フラッシュ使用

以上、12月20日撮影。実験② ISO3200、F4.5、1/10s
実験③ ISO3200、F4.0、1/6s
実験④ ISO200、F4.5、1/60s、内蔵フラッシュ使用
実験⑤ ISO200、F5.6、1/60s、内蔵フラッシュ使用
実験⑥ ISO200、F5.6、1/60s、内蔵フラッシュ使用
実験前から予想していたように、夜、フラッシュを使用すれば、花だけを浮き上がらせて撮ることが出来ることが分かりました。フラッシュの光は遠くまでは届きませんから、当然と言えば当然ですね。
ちょっと変わった桜と書いたのは、ジュウガツザクラにしては花弁が細いこと、花の数が多すぎること、殆どの葉が落ちても、若い枝には銅葉色の葉がついていること、などです。
以下は、今年の春に撮影した、上と同じサクラです。
花は、秋より大きめな花が咲き、花色はうっすらピンクで一部に淡紅色が入ります。花は一度には咲かず、次々に咲いてくることや、花柄や萼が赤すぎる点は、ジュウガツザクラとは少し違うように思います。
今年3月19日撮影。
この記事へのコメント
river
さて写真の桜ですが最も近いのは十月桜です。あるいはその交雑種かもしれません。このように花弁の細い十月桜も見たことがあります。染井吉野や河津桜のように原木が1本のものは変化がほとんどありませんが自然交雑だと変化があるのは普通です。江戸彼岸のように自生のものは同じ名前でも花の色や形が異なるのが一般的です。
あをによし
なおさん
僕も何か所かでジュウガツザクラを見ていますが、春と秋冬の花はずいぶん印象が違いますし、交雑種ではいろいろ変異が出るものなのでしょうね。
寿々木
mina
色々と撮り方を変えて~
実験されたんですね
桜。可愛いですね
今年は気候の変化もあって
あちこちで咲いていたり。
季節を忘れてしまいます
無門
今まで咲き続ける桜
このまま年を越えて
頑張れば
来春まで続くかもね
応援したいです
nobara
十月桜って遅くまでさきますよね~
でもこんなの初めて~霜月桜というのもあるようです。
花弁の多さでいうならキクザクラというのもありますよね。
こうやって見ると10月から咲いて11、12、と咲いて・・
次はカンザクラが賑わしますね~
夜の方が桜は浮かび上がってみえるマジック??
長さん、やりますね~(*^-゚)⌒☆ 素晴らしい
shuuter
春以外に咲く桜 名札を見て写真撮るだけです。
丁寧な観察がひつようなのですが、ままなりません。
月奏曲
花びらほそっこいですよねぇ…むしろ冬っぽい細さあって可愛いからいいけどw
長さん
見慣れたジュウガツザクラと相違点がありますが、細い花弁のジュウガツザクラもあるとのことで、やはり個体差と考えて良さそうですね。いつ頃まで咲き続けるのか、今後も観察を続けたいと思います。
信徳
ツバキはツバキ、スミレはスミレ、サクラはサクラで行きましょう(笑)。
長さん
確かに、ヒマラヤザクラの若葉はこのような銅葉色をしていますね。ただ、ヒマラヤザクラは5弁の一重なので、この品種とは異なるようです。
長さん
通りがかりの女性が声を掛けてきました。一緒に上を見上げて「ジュウガツザクラが咲いているんですよ」と伝えると、初めて気がついたと言っておられました。幸い、その他の人からも不審人物とは思われなくて良かったです。
ネットの図鑑などにも、ジュウガツザクラは秋の花と春の花が異なることがあるとの記述がありました。
長さん
バックが白い場合、白い花が目立つように撮るには、露出が難しいです。
今回は苦肉の策でフラッシュを使いましたが、花の白飛びを押さえるようにしてみました。
長さん
花を美しく撮りたいというのは私の信条です。このジュウガツザクラも、何とか花が目立つように撮りたいので、色々考えました。
ジュウガツザクラは秋から冬と、春の2度咲きますが、今は狂い咲きが多くて季節感が狂いますね。
長さん
ジュウガツザクラは冬の間もぽつぽつ咲き続け、春には他のサクラと同様に開花しますが、今年の冬は花数が多いかもしれませんよ。あまり咲いてしまうと、春が期待できなくなってしまいそうです。
長さん
ジュウガツザクラは遅くまで咲きますが、こんなに花を付ける木は珍しいのではないかと・・・。
夜の方がサクラが浮き上がって見えるのではないかと、イルミネーションを撮りながら、ふと思いついたんですよ。
長さん
常々、このジュウガツザクラは何かちょっと雰囲気が違うなと思いながら歩いていたんですよ。サクラも色々種類がありますから、何が違うのか知りたくなります。
長さん
サクラは結構交雑種が多いのですよ。その交雑もルーツによって色々違いが出てきます。
このジュウガツザクラは、エドヒガンとマメザクラの自然交配種であるコヒガンザクラからつくられた園芸種だそうです。花弁が細いのは同じ品種の中の個体差らしいです。
長さん
ジュウガツザクラは八重、フユザクラは一重ですが、皇居東御苑のジュウガツザクラは一重に近い咲き方の花が見つかったりします。
ツバキとサザンカも交雑種があるから、境目が曖昧ですよね。
行き当たりばったり
桜を見て、ここまで研究---探求心極まれり---
調べだすときりがないですが、楽しいですね
長さん
根が、好奇心が強い質で、分からないことはついつい調べたくなっちゃうんです。
eko
長さん
ジュウガツザクラにしては、今の時期、ちょっと花が咲きすぎじゃないの、と言いたくなります。
好奇心が強いので、すぐ、色々調べたり、試してみたくなってしまう癖があるんです。
すーちん
同じ桜の花
咲く時期によって随分
違うんですね(@_@)です
長さん
秋から冬にかけてのジュウガツザクラと、春に咲く同じジュウガツザクラ、こんなに花が違うのです。全く別の木みたいですよね。
イッシー
ちゃんと考えていらっしゃる・・・。
私のように超いい加減じゃない。素晴らしい!
miki
花弁が菊花のような珍しい桜ですね~
と言っても私には如何が何に似てるのか
基礎の所で分っていませんから~???
どうも私は感覚的に見ているようですね
全てにおいて感覚的に生きてるのかも~です~
端的に言うと動物的ですかね~~苦笑
うふふ
一体何という桜なのか、この家の方はご存知だったら良いのですが…。
夜の撮影とは恐れ入りました。
3月のお花とかなり印象が違うようで、やはり不思議な桜ですね。
長さん
内蔵フラッシュを使用する場合、ISOをもっと落とした方がよかったみたいです。
長さん
ジュウガツザクラは八重なのですが、写真で見ると細い花弁の一重みたいに見えますよね。これが秋から冬の花で、春には下の写真のように、違う品種じゃない?と思えるような花が咲きます。サクラと言っても、奥が深いですね。
どの植物も人間のためじゃなく動物のために咲いているのですから、動物的な観察でも良いのでは・・・。
長さん
持ち主の方にお話を伺ってはいないのですが、変わったサクラだと思われているだろうと思います。新築時に植えられたもので、人とは変わった品種を希望されたのかも知れません。
実はこのサクラ、昨年は強剪定されたためか、葉が青々している8月に咲いたこともあるのです(↓)。現在は、その頃の花とはまた違った雰囲気の花が咲いています。
https://kobacho-niwaijiri.at.webry.info/201708/article_12.html
はるる
夜、出かけられるのでしたら、やってみて正解だったようです。
春の花とは全然違って見えます。
いい結果を見せていただきました。
長さん
片道2分ほどの近くで咲いているので、夜、簡単に撮りに行けたわけです。失敗したら、すぐ撮り直しが出来ますし・・・。これが遠方だったら、行きません(笑)。
秋と春、こんなに花の形が違うんですよ。面白い性質ですね。