つくば植物園に到着すると、駐車場が満車で入庫待ちの列が出来ており、歩いて5分ほどの研究所の駐車場を案内されました。前日に、NHKのTVで紹介があり、読売新聞などにも掲載されたとかで、多くの人が来場したようです。
つくば蘭展は、蘭愛好団体(つくば洋蘭会と水戸市植物公園蘭科協会)の作品展示や、つくば植物園による原種ランの展示など盛りだくさんの内容になっています。
右はつくば蘭展のチラシですが、画像をクリックすると裏面がお読みいただけます。余談ですが、このチラシを持参すると、受付で小さなクリアファイルがもらえます。
いつものように熱帯資源植物温室で展示されている、つくば洋蘭会の優秀作品を先に紹介します。 (敬称略。植物名はラベルに表示されていたたものを基本にしています)
熱帯資源植物温室に入ると、つくば洋蘭会のブルーリボンを獲得した4つの作品がお出迎えです。
上の写真の左の作品から紹介します。
カトリアンセ
Ctt. Decklii 'Light Pink'
大塚初枝
デンドロキラム・ウエンゼリー
Ddc. wenzelii 'Red Debile'
福田正通
カトレア・フォローミー
C. Follow Me 'Rinda'
斉藤正博
レリア・アンセプス
L. anceps 'San Baor gloriosa
倉持見永子
続いて、温室最奥部に展示された優秀作品です(全てブルーリボン)。14作品が展示されていました。画像下は作者のコメントです。
カトリアンセ・チョンコルニー (最上段、中央)
Ctt. Chongkolnee 'Burgundy Ace'
大塚初枝
デンドロビューム・オールシーズン (最上段、右)
Den. All Season 'Blue'
南村昌義
デンファレですが、非常に花保ちが良く、1ヶ月以上咲き続けています
カトレア交配種 (最上段、左)
C. Misty Girl x C. maxima
小岩井雅子
オンシジューム・メイフェア (上から2段目、中央)
Onc. Mayfair 'Trinity'
松本みき子
花色、花保ちも良く、気に入っています
カトレア・マキシマ (上から2段目、右)
C. maxima
斉藤正博
交配によって作出された独特の色彩です
トリコセントラム・ランセアナム (上から2段目、左)
Trichosentrum lanceanum
荒木悦子
葉が大きいので、葉焼けに気をつけて栽培しています
残りは次回に・・・。
11月21日撮影。
この記事へのコメント
river
eko
どの花も素晴らしいです。中でもカトリアンセ・チョンコルニーの深い赤とカトレア・マキシマの魅力的な濃いピンクの色彩が素敵ですね。
なおさん
マスメディアで取り上げられると、ひとも多く来るので見に行くには良し悪しですが、それだけ関心も高くマニアも多いハマリものならではですねえ。
目黒のおじいちゃん
この時期ラン展とはびっくりです。
長さん
まだ11月ですから、よく知られたらん展の中では早いほうです。斉藤正博先生や大塚初枝さんを始め、らん展で入選するよう実力がある方の作品が並びますから、毎年見に行くようにしています。
長さん
今シーズン最初のらん展見学です。いつしか蘭に魅了されて、都合がつく場合はあちこち見に行っています。
赤系のカトレアがお好きですか。カトリアンセ・チョンコルニーはもう少し紫がかった赤なのですが、デジカメでは正しく写りません。
長さん
つくば蘭展は2016年までが3月開催、2016年は12月にも開催、2017年は11月と次第に早くなってきています。
行ってみたら駐車場が一杯で、不運な日に当たってしまいました。蘭の愛好家は多いですね。
長さん
温室に入ると右手がカトレア系の展示コーナーで、良い香りが漂ってきましたよ。
ランの中には夏に咲くものもあり、日本全国では冬に限らずらん展が開催されていますよ。
nobara
沖縄に出かけてたのでそこら中に咲いてましたが。
蘭って奥が深いから愛好者も多いのでしょうね。
もっぱら眺める人σ(^-^) ですけどね~
デンファレなどの入手しやすいのもいいものですね。
このやさしいお色がいいですね。(*^-゚)⌒☆
長さん
つくば蘭展は2016年から早く開催されることになりました。次は、1月に池袋サンシャインで行われるらん展に行く予定です。
ひとつの科だけで、大変バラエティに富む花が存在するのはランだけでしょうね。私もそれに魅了されてしまったのです。
薄紫のデンファレは珍しいかもね。
寿々木
無門
ランの花の多様性は
楽しいですね
しかもどれも美しい
乙女ヶ丘
洋蘭と言えば矢張りカトレア…
華やかな美しさに心惹かれますね
長さん
温室の入口から右手に入って行くと各種カトレアの展示でしたから、良い香りでした。
オンシジュウムは別名ダンシング・レディ・オーキッドと呼ばれますね。メイフェアは別名ではなく、交配種の名前です。
デンドロキラム・ウェンゼリーは小さい花で、葉の間で咲いていたので、鼻を近づけませんでしたが、本種はそれほど強い香りではなさそうです。
長さん
ランの花は変化が多いですね。それがランの魅力のひとつで、私も嵌まってしまいました。
長さん
カトレアはランの中で最も美しく、しかも良い香りがしますから、ランの女王と言われるのも尤もなことです。
mori-sanpo
写真で拝見して、久しぶりに洋蘭の美しさに見とれました。
カトリアンセ、柔らかな色合いで素晴らしいですね。
信徳
素晴らしい作品のオンパレードです。
カトレアも美しいですがデンドロのオールシーズンが目に止まりました。
長さん
らん展というと年明けから2月頃というイメージですが、ここでは2016年から年内に開催に変更になりました。
カトリアンセは紫を含んだ濃い赤なのですが、デジカメでは表現できませんでした。
長さん
今回ご紹介したつくば蘭友会のメンバーは、世界らん展日本大賞受賞歴のある斉藤正博さんや大塚初枝さんを始め、レベルの高い方たちなので、毎年楽しみにしているのです。
デンドロビューム・オールシーズンは変わった色合いですね。
ロシアンブルー
いよいよランのシーズンですね。
ラン展出品者のお名前、何となく記憶しています。
このようなランに囲まれて過ごすってどんな感じなんでしょうね。
カトレリア素敵ですね~。
長さん
つくば洋蘭会の会員はレベルが高く、あちこちのらん展出展常連の方が多いです。
趣味として良いものですが、実際に何種類も育てるとなると、いろいろ大変なことがあると思いますよ。
すーちん
ランは観るものです^^
とても育てられないし~^^
長さん
ランは観るものというのは同感ですが、ミニ胡蝶蘭やシンビジュームなどは育てやすいですよ。
イッシー
プロの方が技術の粋を集めて作ったものは、独特の美しさがありますね。
長さん
この作品はすべて、ラン愛好家のアマチュアの作品です。世界らん展日本大賞など、プロが出店するらん展でも、上位入賞している方々が多いです。
うふふ
長さんもお忙しくなりますね。
クリアファイルをGETなさいましたか?
長さん
年内のらん展見学はこれだけにしました。写真を沢山撮ってきたので、当分ランのネタが続きますが、ご勘弁願います。
クリアファイル、妻と1枚ずつもらってきました。
降魔成道
珍しい種類の花も展示されてるのでしょうね。楽しみです。
長さん
つくば植物園では絶滅危惧種の保全・育成にも力を入れています。そのうち、ラン科の植物は約3,000種が保全・育成されています。