日光東照宮(その2) & 第54回東照宮菊花展(その2)

日光・鬼怒川の旅 2018年秋(その8)  東照宮参拝② <2日目 11月5日>
 前回に引き続き、日光東照宮参拝の記録です。
 平成の大修理を終え、昨年3月から公開された陽明門です。
 ご承知かと思いますが、陽明門は、廻廊(陽明門の左右に延びる)、唐門(陽明門の奥)、御本社(本殿・石の間・拝殿からなる)、眠り猫(廻廊にある)と共に、国宝に指定されています。
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右大臣(左下)、左大臣(右下)と左右の唐獅子です
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唐門です。陽明門と同様、見事な彫刻が彫られています
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 国宝眠り猫は唐門に向かって右手、陽明門の廻廊を奥宮に向かって潜る出口上にはめ込まれています。これも綺麗に彩色し直されていました。
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眠り猫の反対側には雀の彫刻がはめ込まれています(手ぶれ補正しました)
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 拝殿に参拝する前に長い石段を上って奥宮に向かいました。1枚目は石段を上り始めて振り返ったところです。
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  段差がきついので、良い運動になりました
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奥宮の拝殿です。ここは地味ですね
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 奥宮拝殿の裏には鋳抜門御宝塔があります。徳川家康の墓所ですが、神様として祀られているのですね。
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 奥宮から降りてきて、御本社の拝殿に入りました。拝殿はまだ修復工事が行われています。
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 拝殿は、江戸時代には大名以上が入ることを許されたところです。内部は一切撮影禁止でした。
 拝殿は畳敷き。案内の禰宜?によると、大名の石高が高いほど前に座ることが出来たそうです。参拝客が増えると「皆さん、もう少し前へ」と声を掛け、前ににじり寄ると、「皆さん、10万石加増になりました」と言って笑わせてくれました。
 この後、前記事で書いたように、鳴竜を体感して、下山しました。
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 2泊目のホテルがある、鬼怒川温泉に向かいます。
 (つづく)


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第54回東照宮菊花展(その2)

 日光東照宮宝物館前の広場で開催されていた菊花展の作品紹介、その2です。
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一文字菊 優等             厚物 優等 
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菊花大賞 (花の厚みが10cm近くありました)
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管物                  細管 優等
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福助 最優等            五幹立 優等
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一文字 五幹立 最優等
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ドーム菊(クッションマム)         これは何菊?   
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 11月5日撮影。


この記事へのコメント

  • 信徳

    大改修された陽明門、一段と金ピカになりました。
    私も昨年の10月26日奥宮まで行きました。
    眠り猫が寝ているので雀が楽しく飛び回っているのを見られましたか?
    このあと鬼怒川温泉は同じコースですね。
    大猷院の釈迦三尊像も特別拝観しました。
    2018年11月16日 15:31
  • 無門

    こんにちは

    眠りネコと
    ついになっている物語は
    雀ですね
    太平の世を作ること
    まずはしっかりした
    思想からですね
    2018年11月16日 16:20
  • 寿々木

    奥宮を拝観するのは大変ですね。遠はなれた所に設置されていることがあります。女人高野といわれる室生寺などは地形の関係で谷を越えて隣の山の上になります。
    2018年11月16日 16:29
  • なおさん

    学生時分の修学旅行で見たのが最初ですが、三猿やら眠り猫はもっと大きいのかと思っていましたので、それほど大きく目立つものではないのだなあ、と思ったのものでした。はりまや橋やら札幌時計台などもそうらしいですが、有名な名所も行ってみると意外にこじんまりしていて拍子抜けする、ということもあるようですね。
     でも東照宮では彫刻や装飾が見事なものがずらりですので、じっくり見て見ると1日や2日では見終わらないかもしれませんねえ。
    2018年11月16日 17:16
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    東照宮に行かれたのは昨年の秋でしたか。
    雀は眠り猫の反対側ですね。ピンぼけだったのですが、写真を追加しておきました。
    大猷院は2年前の秋に参拝しましたが、釈迦三尊像は見ることが出来ませんでした。
    2018年11月16日 17:30
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    眠り猫の写真だけでは片手落ちなので、ピンぼけ写真を追加で貼り付けました。
    2018年11月16日 17:31
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    奥宮は眠り猫からきつい石段を150段以上登りました。
    室生寺ではかなり離れているのですね。それではもっと大変だ。
    2018年11月16日 17:33
  • 楽老

    夥しい彫刻で隙間なく飾り立てられた陽明門は日暮の門ともいわれますね。伊勢神宮の簡素な佇まいとは両極を成すものです。三代将軍家光の時代に建てられたものですがそれ以前のものは群馬の世良田東照宮に移築されています。世良田にある理由はここが徳川家発祥の地と言われるからです。
    2018年11月16日 17:34
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    修学旅行時、三猿は大きかった記憶ですが、眠り猫はこんなに小さいのかと思いましたよ。
    札幌時計台も周囲に大きなビルがあるので、小さく見えますね。先日、半年の修理が終わったとニュースに出てきました。
    陽明門は一日見ていても飽きないからと、日暮の門とも言われていますね。
    2018年11月16日 17:49
  • 長さん

    楽老さん、コメントありがとうございます。
    日光東照宮はかなり派手ですが、久能山東照宮も派手でしたよ。
    家光の増築以前の東照宮は世良田に移築されたのですか。それは知りませんでした。
    徳川家は新田一族の出身だったのですね。新田一族の発祥の地が現在の群馬県太田市にあたるわけですね。
    2018年11月16日 17:56
  • shuuter

    陽明門 唐門 見ごたえのあります。
    眠り猫も含め 彫刻が目を楽しませてくれますね。
    2018年11月16日 18:00
  • 乙女ヶ丘

    こんにちは
    訪日外国人の方々に日光東照宮は勿論ですが
    日本の文化、菊花展の方も見て欲しいですね
    2018年11月16日 20:00
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    陽明門や唐門、もっと細かく観察したくなりました。
    彫刻が多すぎて、どこに目をやったら良いのか迷いますが、三猿や眠り猫は押さえておかなくては。
    2018年11月16日 20:52
  • 長さん

    乙女ヶ丘さん、コメントありがとうございます。
    きっと観光と一緒に、同じく無形文化遺産に指定された日本食も楽しんで行かれたのではないかと思います。菊花展は感じの案内でしたから、中国の方なら気付かれたでしょう。
    2018年11月16日 20:55
  • mori-sanpo

    大修理を終えた陽明門はまさに絢爛豪華ですね。
    数多くの彫刻をじっくり見てみたいものです。
    2018年11月16日 21:01
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    絢爛豪華、この陽明門や唐門にピッタリな形容ですね。
    陽明門の前は混雑していてゆっくり写真を撮るのも憚られました。
    2018年11月16日 21:08
  • うふふ

    陽明門の彫刻は見ているだけでクラクラしそう。
    大修理に長い年月がかかるはずですね。
    それにしても、たくさんの観光客に驚きました。
    最近は欧米の方たちが多くなって、マナーが良いように思いますが…。
    2018年11月16日 21:41
  • eko

    陽明門豪華絢爛さが増しましたね。最初に見たのが中学の修学旅行でした。日暮の門といわれる豪華な門に感動したことを覚えています。唐門も見事ですね。
    三猿や眠り猫は意外と小さいなと思った記憶があります。
    奥宮まで行かれたのですね。又大修理が終わった日光東照宮へ行きたいです。
    2018年11月16日 21:53
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    陽明門や唐門を含めて、まさに絢爛高価な建物ですね。家光が権力に任せて作っただけのことはあります。
    外国人の方たちも、さすがに神社やお寺ではマナーに外れるようなことは出来ないでしょうね。
    2018年11月16日 22:14
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    日光は中学校の修学旅行でしたか。それではもううん十年前ですね(笑)。
    その頃と比べたら、多分超がつくくらい綺麗だと思いますよ。
    眠り猫は小さいですが、三猿はそれほど小さくないですが、子どもの頃ですから目からの距離の関係で小さく見えたのでしょうね。
    2018年11月16日 22:18
  • ロシアンブルー

    こんばんは。
    改修工事が終わり、改めて立派な姿の陽明門、豪華ですね。
    唐門もどの角度からみても素晴らしいです。
    奥宮行きはかなり階段きつそうですね~。
    良い運動になりましたね。
    2018年11月16日 22:28
  • 月奏曲

    改修で綺麗にしてるせいか古色蒼然の雰囲気がなくピカピカですねw

    一文字 五幹立、『プロシュートハムみてぇw』とか思ったら最優等だった(;´Д`)
    まぁ一番おいしそうだったし…
    2018年11月16日 22:40
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    綺麗すぎて、うっかり真っ白な胡粉塗りの柱に触れたらきつく叱られそうです。
    奥宮に至る石段、段差が大きいです。江戸時代の成人は今より背が低かったはずですから、当時の人はもっと大変だったろうと思いますが、大名でもここを登れなかったのです。だから段差が大きくても良かったのでしょう。
    2018年11月16日 22:41
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    平成の改修で、出来上がった当時の東照宮に蘇らせると言うことなのでしょう。
    プロシュートハムを放射状に並べて、中央に黄色い小菊を置いたらこんな形になるかもね(笑)。
    2018年11月16日 22:46
  • イッシー

    やはり国宝なだけに立派!唐門もすごいですね。
    菊花展もあるんですね。海外の方にも見てもらいたい伝統文化ですね。
    2018年11月17日 06:34
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    陽明門も唐門も絢爛豪華そのものでした。
    菊花展は参道から見えないところで、漢字の立て看板しかないので、外国人の方には気付かれなかったのは残念です。
    2018年11月17日 09:48
  • はるる

    さすがに立派なものですね。
    じっくり見せていただきました。
    きれいで豪華です。
    2018年11月17日 19:17
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    これから何百年も保存していかなければいけない国宝であり、世界遺産ですから、このように修復を定期的にしてもらいたいものです。
    2018年11月17日 19:22

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