第16回日比谷公園ガーデニングショーにて(3) 10月21日、24日
10月20日(土)から10月28日(日)まで開催中の日比谷公園ガーデニングショーで見た出展作品を紹介しています。
今回は、4部門のコンテストのうち、ハンギングバスケット部門(95作品)の中から、優秀作品を取り上げました。
このコンテストの出展スペースは、縦80cm×横70cm以内、壁掛け重量20kg以下です。作品は、半円形の「スリットバスケット」(右の写真)に、ポットや鉢で育てた草花を配置してなじませたものです。作品の背景となるボード類も評価の対象になります。
(ガイドの説明から) ハンギングバスケット部門では初めての大臣賞受賞作。クールなブルー系のピンクを基調とした植物をメインにして、上品に、バランス良く植え込まれている。カラーリーフの使い方が巧みで、ライム色のノブドウの葉が全体を引き立てている。丸い背景に縄を縫い込んで。手が込んでいる。植物はどこにでもありそうな植物を使っており、技術の高さが伺える。出品者は今回は止めようかと思ったと言っていたが、それで肩の力が抜けたのか、良い作品になった。
(ガイドの説明から) 植物がふっくらと植え込まれていることが評価された。ライム色のハゴロモジャスミン(葉)や赤いコリウスやペンタスとの対比が良い。作者は、ゆったりと大きく作ることが目標と言っているが、詰め込みすぎずバランス良く作られている。
(ガイドの説明から) 葉物を基調とした作品で、題名にTokyoとあるように、黄色いジニアやコウシュンカズラを配して、オリンピックの金メダルをイメージしたそうだ。差し色のピンクのペンタスなどを上手く組み合わせている。
(ガイドの説明から) 秋の植物たちがゆったり植えられていて、ホッとする作品。緑感の中で、くすんだコリウスやヒューケラの色合いが落ち着いた秋を演出している。サイドのユーパトリウムが明るさを表している。明るい黄色のポンポン咲きキクが分量も配置も素晴らしい。 右の写真は作品の手入れに来ておられた作者ご本人。
(ガイドの説明から) ルドベキアやコウシュンカズラの黄色が生きている。中央を盛り上げ、躍動感が出ている。背景とも良く合っている。
次回も、ハンギングバスケット部門の受賞作品を紹介します。
(つつく)
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この記事へのコメント
寿々木
なおさん
river
目黒のおじいちゃん
10月も残り僅かになりました。
お元気で凄いしください。
shuuter
私には猫に小判です。
ロシアンブルー
想像していたハンギングバスケットとは異なってました。
どれもかなりボリューム感がありますね。
ふわりとした感じのものが私的には好きです。
黄色が差し色で秋を印象ずけていますね。
無門
農水大臣賞
派手さよりも
落ち着きを強調ですね
皆力作ぞろい
月奏曲
思ったより(というか作品としてのだからデカくなるか)大きくて派手ですがうちの近所のドアとかに小さく飾ってあるのとかも素敵で好きです。
mori-sanpo
それぞれの植物が競合することなく、ゆったりと調和して美しいのには感心しました。
長さん
こんな素敵なハンギングバスケットが95点も並ぶのですから壮観です。名前はどうやって決めるのでしょうね。イメージした内容で作るのか、出来上がった作品を見て決めるのか。
長さん
育てたものをあるだけ使えば良いっていうものではないので、出来上がりのイメージを予め頭の中で想像することが大事みたいです。
長さん
ポット植えの草花をたくさん用意して、ホットから抜きながらスリットに沿って積み上げていく訳ですね。この作り方を学ぶコーナーもありました。規模の大小は決められたスペースに関係するのではないでしょうか。
長さん
大きい作品なので、予めどんな素材をどれくらい用意したらよいのかから考えなければならないようです。
明日から天気は下り坂みたいですね。
長さん
家庭でハンギングバスケットを楽しむとしても、その前に草花を色々知っていないと始まりませんね。
長さん
吊すというより壁掛けのイメージですね。半球形になるようにこんもりとさせるテクニックが必要みたいです。花だけでなく、葉の色居合いも考えられていました。
長さん
んほうすいだいじんしょうの作品は地味な色使いでありながら、それぞれの素材がきちんと役割を果たしています。
長さん
この大きさだと普通の家庭では置くところがないですから、やはり見せる(魅せる)場所に置かないとね。
長さん
出展者は個人の名前ですが、フラワーデザイナーとかアートスクールの先生とか、知識も技術も持っている人なのではないかと思います。
nobara
同じような素材でも個性がでますね~
ハンギングは自分でもどうにかなりそうって
思いながら見られるのが良いですよね。
私は優秀賞の錦秋が気になりました。
長さん
どの出品作も、豊富な植物の知識やアイディアがあふれた作品になっていますが、やはり個性を出すことが大切なんですね。
いきなりこんなに大きな作品は出来ませんから、小さなものから始めたら如何でしょう。
イッシー
限られたスペースの中の自分だけの宇宙。
私はざっと見ただけですが素敵な作品が多いと感じました!
信徳
予選を勝ち抜いて来た人による出品なんでしょうか?
それとも予選なしの早いもの順とか。
素適な作品ばかりですね。
すーちん
どの作品もすばら
しいですねー
個人の出品が多いですね
長さん
多くの方がこのコンテストの常連さんのようですから、手慣れた感じの作品が多いように感じました。
長さん
ハンギングバスケット部門の展示スペースは100ありますが、95点の出展ですから、予選はなく、申込者が抽選で場所を決められるみたいです。
長さん
1点だけ同好会の名前で出展されていましたが、その他はすべて個人名でした。
shizuo
並んでいますね、ずら~り力作ハンギング。
素晴らしいです、
さすが!農林水産大臣賞。
観させて頂くと、それぞれに個性あふれる作品ばかり。
評価する方も大変だったことでしょう。
我が家の奥さまも、少しだけ作っています(^^♪。
はるる
立派なものですね。いろいろ工夫され、考えられているんですね。努力も感じられますね。
長さん
私たち素人が見るとみんな素晴らしい作品に見えますが、その道のプロは違いが分かるのでしょうね。
奥様の作品、ブログに登場すると良いですね。
長さん
家庭でハンギングバスケットを楽しむ場合はこんなに大きなものは作れないと思います。余程の花好きか、この世界を何らかの職業にされているか、あるいは勉強されている方が多いのだと思います。
ジュン
ハンギングバスケットに
憧れます
長さん
昨年のガーデニングショーの折、小さなハンギングバスケットを作る方法を見学しましたが、ポット植えの素材があれば簡単にできそうでした。しかし、色合いやバランスを考えて、こんなに大きなものを作るのはかなり難しそうです。