イランイランノキ、ゲッカコウ、サンユウカ、ヤエサンユウカ

夢の島熱帯植物館・夜間開園(その1)  8月25日
 夢の島熱帯植物館では毎年4回、17時の閉園時間を20時30分まで延長する夜間開園が実施されます。今年は、7月21日(土)、22日(日)、8月25日(土)、26日(日)だったので、3回目の8月25日に行ってきました。入館したのは19時8分で、目的は夜間にしか開花しないというサガリバナやヤコウボクなど、また、夜に香りが強くなる花を見るためでした。
 写真は、夜の植物館入り口で、温室の夜間照明が見えます。
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 エントランス正面には花が咲いたイランイランノキが飾られていました。
イランイランノキ
バンレイシ科イランイランノキ属の常緑高木(樹高は20mを越す)
原産は熱帯アジアからオーストラリア北東部
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イランイランはタガログ語で「花の中の花」という意味
花から抽出した精油は高級香水の原料となる
展示は園芸種のため、本来の香りを持っていない


 エントランスから温室入り口までの間に、何種類かの「夜に香りが強くなる花」がライトアップされていました。

ゲッカコウ(月下香)   初めて見た
キジカクシ科ゲッカコウ属の多年草(春植えの球根植物)
原産はメキシコあるいはアンデス山地など諸説あるも不明
英名:チューベローズ。夜には、花の香りが一層強くなる
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サンユウカ(三友花) 一重は初めて見た
キョウチクトウ科サンユウカ属の常緑低木。インド原産
夜から明け方にかけて、良い香りを漂わせる
花径は3~4cm。葉と葉の間から花芽が出る
果実は染料に、材は香料に利用される
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サンユウカの名の由来は分かっていません

ヤエサンユウカ(八重三友花)
サンユウカの八重咲き園芸種
クチナシの花に似ていますね
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 次回は温室の中に入ります。
 (つづく)