9月19日撮影。
樹皮は灰白色で、絶えず古い樹皮が長さ数10cm程度のうろこ状に剥がれ落ち、黄赤色の幹肌を現す。本種の名は、これを博打に負けて衣を剥がれるのにたとえたことに由来する。
葉は10~20cmの長楕円形で深緑色。縁には鋭鋸歯。洋紙状革質。葉柄の上部に一対の腺がある。秋、径6mmの白色の五弁花を葉腋に出る短い花穂に密につける。果実は黒紫色で、翌年初夏に成熟する。
(Wikipediaより)
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初秋のつくば植物園にて(9) 9月8日
今回から温室内で見た花などを紹介しようと思います。
先ずは、「多目的温室」からです。ここには絶滅危惧種や珍しい植物が展示されています。
熱帯の果実で、断面が星形のスターフルーツをご存じと思いますが、今回、花を初めて見ました。こんな可愛い花が咲くのですね。
ゴレンシ(五歛子)
カタバミ科ゴレンシ属の常緑高木。熱帯アジア原産
「スターフルーツ」としても知られている
アマミクサアジサイ(奄美草紫陽花) 初めて見た
アジサイ科クサアジサイ属の多年草(アジサイは木本)
奄美大島、西表島固有種。絶滅危惧ⅠB類 (EN)
アジサイの葉は対生だが、これは互生
花(径5mmくらい)もクサアジサイとはかなり雰囲気が異なる
続いて、北側の水生植物園に入りました。
ウォーターポピー
オモダカ科ヒドロクレイス属の常緑多年草
南アメリカ(ブラジル、ベネズエラ)が原産
別名ミズヒナゲシ、キバナトチカガミ、ミズウチワなど
ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)に似ているが、
ハナビシソウの花弁は4枚で、これは花弁が3枚
葉は丸い
水生植物園を出て、熱帯雨林温室に向かうと、サバンナ温室の裏手でスタッフが何やら作業をしています。
近づいてみると、バショウの仲間の大きな葉を、鎌の柄の長いような道具を使って切り落としていました。下の方から剪定している訳で、左手の方はそれをカメラに収めています。何枚切り落としたのか、きちんと記録するのですね。
8月9日撮影。
次回は熱帯雨林温室に入ります。
(つづく)
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃんやかならぬ
なおさん
ゴレンシの実は何度か見たことがあるのですが、花は初めて見るような気がします。なかなか綺麗で可愛らしい花なのですね。
姉が何年か奄美大島に居たことがあるのですが、ハブがいますので、そうそう森のなかには入れないようで、相応の装備や対応をしないと危ないですよねえ。
river
アマミノソウアジサイはこちらの山で見るクサアジサイと違い装飾花がありませんね。
スターフルーツは東南アジアでよく食べましたが花は見たことがありません。かわいい花ですね。
eko
ゴレンシの実は何度か見たことがありますが、花は初めて綺麗で 可愛い花ですね。
アマミクサアジサイ、ウォーターポピーも初見です。珍しい花が見られますね。
ジュン
博打から来たとは
凄いですし面白いです
知らないお花ばかりですが
ウォーターポピー
可愛いお花ですね
信徳
月奏曲
アマミクサアジサイ、これでもアジサイの仲間なんですね、見えないなぁ…
臭いアジサイと読み違えたのは内緒w
寿々木
無門
熱帯植物は
まだまだ知らないものが
一杯あるかもね
楽しみですね
すーちん
博打の木、そういう事で
つけた名ですね
管理も大変ですね
長さん
おなまえの後に何か付いていますが…。
樹皮が剥がれる木は他にもあるでしょうに、バクチノキとは凄い名前をもらった物です。
長さん
セイヨウバクチノキは、バクチノキのように。樹皮が剥がれないのに、何故そんな名前になったのでしょうね。花はウワミズザクラの方に似ているのにね。
ゴレンシの花、あの実とはかなりイメージが違いました。
奄美大島もジャングルがあるようですから、うかつに入れませんね。
長さん
命名者が博打で身ぐるみをはぎ取られた経験者だというのは面白い、
アマミクサアジサイ、これがアジサイ科とは思えませんね。
スターフルーツもこんなに花が付くのに、結実率は悪いのですね。自生地ではたくさん付くのかなー?
長さん
バクチノキの命名者はユーモアのある人だったかもね。
ゴレンシの花、可愛いですよね。
ウォーターポピーは以前に見ていますが、アマミクサアジサイは初めて知りました。
長さん
バクチノキ、命名者の顔を見て、体験からかどうか聞いてみたい(笑)。
ウォーターポピーはハナビシソウに良く似ています。
長さん
タイワンではスターフルーツに桃の字を当てるのですね。
沖縄で1回食べたことがあります。果物というより野菜のような感じでした。
長さん
スターフルーツの実からこの花は想像できませんでしたよ。
クサアジサイの花はアジサイらしくないし、木と草の違いもあるし同じアジサイ属とは思えません。
長さん
バクチノキ、面白い名前をつけたものですね。
ゴレンシの英名はスターアップルですか。私も沖縄で食べたことがありますが、甘味はなく野菜のような感じでした。まだ未熟だったのかもね。
長さん
熱帯地方にはまだ人が足を踏み入れたことがない地域がありますから、世に知られていない植物もあるでしょうね。
長さん
バクチノキの樹皮は簡単に剥がれそうなので、負けておとなしくせざるを得ないばくち打ちに例えたのかもね。
shuuter
京都の植物園で樹木は見ています。花は初めてです。
かわいい花が咲くのですね。
長さん
ゴレンシにこんな可愛い花が咲くとはビックリです。府立植物園でも今頃咲いているかもね。
イッシー
ゴレンシも初めて見ました。
珍しい花ばかりですね。
うふふ
名札に気づきませんでしたので、確かではありませんが…。
それにしてもすごい名前を思いつくものですね。
長さん
バクチノキ、初めて知りました。面白い名前ですね。
ゴレンシは実をカットすると星形のフルーツなんです。
長さん
バクチノキは「鶴の噴水」の東側、藤棚を左に見て松本楼の方に向かうと、右手に見えてきます。幹に名札があるのですぐ分かります。
命名者は身ぐるみ剥がされたばくち打ちの姿を見たことがあるのでしょうか。