ロドフィアラ・アドベナ、エリカモドキ、ウスベニアオイ、四季咲きミモザ、ホップなど

初秋のつくば植物園にて(8) 9月8日
 今回は、海外原産のヒガンバナ科の花から紹介します。

ロドフィアラ・アドベナ
ヒガンバナ科ロドフィアラ属(またはハブランサス属)の多年草
チリの山岳地帯が原産。 紅色の他、ピンクもあるそうだ
ロドフィアラは「バラ色の受け皿」、アドベナは「外来の」という意味
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熱帯資源植物温室の東側にて

ブルンスヴィキア・ハイブリダ
Brunsvigia orientalis (南アフリカ原産、ブルンスヴィギア属)と
Lycoris sprengeri (中国雲南省原産、リコリス属)の交配種
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熱帯雨林植物温室2階回廊にて


 以下は、熱帯資源植物温室とサバンナ温室の南側(屋外)で咲いていた花です。
カエノリナム・グラレオスム
オオバコ科(←ゴマノハグサ科)ビナウンラン属の多年草
スペイン北部(ピレネー山脈~カンタブリア山脈)~北アフリカ原産
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エリカモドキ
クノニア科(←ユキノシタ科)エリカモドキ属の半耐寒性常緑低木
原産はオーストラリア南東部。 流通名:愛のかんざし
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ウスベニタチアオイ (薄紅立葵)
アオイ科ビロードアオイ属の多年草。別名ビロードアオイ
ヨーロッパ、西アジアから北アフリカにかけてが原産
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 昔、マシュマロはこれの根から取れるデンプンを利用して作られていたそうだ。若葉、花はハーブティに利用でき、のどの痛みを緩和するといわれている。

ブルー・トードフラックス
ゴマノハグサ科ウンラン属の多年草
ホソバウンラン(細葉海蘭)の園芸種
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レッサー・カラミント(カラミンサ・ネペタ)
シソ科トウバナ属の常緑多年草。西アジア~ヨーロッパ南部原産
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サルビア・タキエイ
シソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草
東ヨーロッパから西アジアが原産
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アカシア・デアネイ(四季咲きミモザ)
マメ科アカシア属の常緑小高木。オーストラリア原産
四季咲きだが、主な開花期は5~7月。花には芳香があるという
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ホップ(勿布)
アサ科(クワ科とも)カラハナソウ属のつる性多年草。雌雄異株
和名はセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)
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花は苞に包まれて咲く
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 原産はカフカス付近(黒海とカスピ海に挟まれた地域)と考えられている。野生種は北半球のやや冷涼な温帯に分布。日本では北海道の一部にのみ自生。
 多年草で茎はつる性。春には地下茎から伸び出して、夏には長さ6~8mになる。雌花序は長さ2~5cmの軸に40~60個の小花が集まってつき、松かさ状の房になる(毬花)。
 毬花は1本のつるに数千個つく。雌花は受粉するとルプリンと呼ばれる粉の芳香が失われ、ビール製造に使えなくなるので、雄株は栽培されず、野生の雄株も除去されてしまう。 (つくば植物園のHPなどより)

 9月8日撮影。
 次回から、温室で見た花などを投稿します。
 (つづく)


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