タコノアシ、オオフタバムグラ & スイフヨウ、タイタンビカスなど

初秋のつくば植物園にて(5)
 今回も「W8:砂礫地植物(山地性・海岸性)区画」で見た花たちです。これまでに見たことがない花が咲いていました。名札は無く、名前を探すのに手こずったので、お尋ねサイトで教えてもらいました。

タコノアシ(蛸の足)
タコノアシ科タコノアシ属の多年草。準絶滅危惧 (NT)
本州・四国・九州・奄美大島・東アジアに分布
ユキノシタ科からタコノアシ科に独立。ベンケイソウ科だったことも
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色は違うが、花の様子は蛸の吸盤に似ている?
晩秋になると、全草が紅葉し、茹で蛸になる(笑)
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普通、花弁はない。既に実が出来ている ↓
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 泥湿地、沼、水田、河原などの水位の変動する場所に多い。
 茎の基部は地中にある。地上部は直立する。
 葉の形は狭被針形から被針形。縁には細い鋸歯がある。
 花序の枝は最初先端が渦巻き状に外向きに巻いているが後に斜上し、長さ4~12cmになり、ごく短い毛がまばらに生える。
 花の大きさは4~5mmで、花弁は普通無く、色が黄緑色なので目立たないが、先端が赤紫色になることがある。
 名前の由来は、花序に多数の花が並び、タコの吸盤の付いた足に見えることから。   (つくば植物園のHPから)

オオフタバムグラ(大双葉葎)
アカネ科オオフタバムグラ属の多年草。北アメリカ原産
砂地を好む。近縁種のメリケンムグラと比べて葉幅が狭い
日本(本州~九州)で帰化植物になっており、鳥取砂丘では
増えすぎて草原化する恐れがあるため、除草が行われている
要注意外来生物に指定
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花径は4mmくらいと小さい
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在来種のフタバムグラの花は更に小さく、花径2mmくらい

 9月8日撮影。
 次回は、「W9・W10 山地草原(低地性・高原性)区画」へ入ります。
 (つづく)

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 ウォーキング中に見た花です。
 スイフヨウの大株を2本植えているお宅があります。

スイフヨウ(酔芙蓉)
アオイ科フヨウ属の落葉低木
12時10分頃の写真です。赤くなっているのは前日に咲いた花
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2本目
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底の方から赤みが出てきた(左の赤紫は前々日に咲いた花)
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 小学生の交通安全見守り活動をする交差点からすぐのお宅で純白のタイタンビカスが咲いています。大型宿根性ハイビスカスである「タイタンビカス」は。アメリカフヨウとモミジアオイを交雑し、更にアメリカフヨウを戻し交雑して育成された品種です。純白品種は、ここで始めて見ました。

タイタンビカス‘エルフ’
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 近所のヒガンバナはまだつぼみ
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 9月13日撮影。