7月27日に訪れたつくば植物園で見た花です。今回は、「熱帯雨林植物温室」を見終わって、一番大きな「サバンナ温室」に入りました。
まさに奇想天外
2枚の葉だけで生涯をすごし、高さは45cm以上にもなる。生長点は葉の付け根にあり、葉先には栄養が行き届かず、途中から枯れてしまう。でも、枯れた部分を切ると生長点が刺激を受け、生育に支障が出る。発芽後10年以上たってから開花することがあるが、毎年咲くとは限らない(気の向いたときに開花するらしい)。砂漠生まれなのに、多湿を好む。かなりの長寿で、600年~推定2000年のものもあるという。
スカエボラ・アエムラ
クサトベラ科スカエボラ属の匍匐性常緑多年草
原産はオーストラリア南部、東部
流通名はブルーファンフラワー、スカエボラ
ヒメコスモス (姫コスモス)
(ブラキカム・アングスティフォリア)
キク科ヒメコスモス属(ブラキスコメ属)の多年草(一年草)
フランネルフラワー(アクティノトゥス・ヘリアンチ)
セリ科アクティノツス属の常緑多年草
オーストラリア東部原産 右下は開花途中?
トゲナシハナキリン(刺無花麒麟)
トウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑低木。マダガスカル島原産
学名はユーフォルビア・ゲロルディイ
ハナキリンに良く似るが、棘がない別種。絶滅危惧種
赤い部分は苞で、本来の花は黄色の部分
サザンクロス (クロウエア・エクサラタ)
ミカン科クロウエア属の常緑小低木。原産はオーストラリア東部
ウンカリナ・ロエオエスリアナ
ゴマ科ウンカリナ属の落葉低木。マダカスカル島原産
ゴマ科なのに木本という変わり種
クサトベラ科スカエボラ属の匍匐性常緑多年草
原産はオーストラリア南部、東部
流通名はブルーファンフラワー、スカエボラ
ヒメコスモス (姫コスモス)
(ブラキカム・アングスティフォリア)
キク科ヒメコスモス属(ブラキスコメ属)の多年草(一年草)
フランネルフラワー(アクティノトゥス・ヘリアンチ)
セリ科アクティノツス属の常緑多年草
オーストラリア東部原産 右下は開花途中?
トゲナシハナキリン(刺無花麒麟)
トウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑低木。マダガスカル島原産
学名はユーフォルビア・ゲロルディイ
ハナキリンに良く似るが、棘がない別種。絶滅危惧種
赤い部分は苞で、本来の花は黄色の部分
サザンクロス (クロウエア・エクサラタ)
ミカン科クロウエア属の常緑小低木。原産はオーストラリア東部
ウンカリナ・ロエオエスリアナ
ゴマ科ウンカリナ属の落葉低木。マダカスカル島原産
ゴマ科なのに木本という変わり種
次回も「サバンナ温室」で見た花です。
(つづく)
この記事へのコメント
river
フランネルフラワーは園芸店でもよく見かける花です。以前手を出しましたが栽培方法がつかめず枯れてしまいました。
サザンクロスは今、家でも咲いています。
寿々木
目黒のおじいちゃん
もこ
世の中には私の知らない面白い植物が一杯あるのですね。
生きている間に見られるものはほんの一部長さんは私の何十倍も見られたのでしょうね。
これからもお元気で色々紹介してください。
♪のこ♪
今日も暑かったですね(´ー`A;) アセアセ
ストレートに 耳に入って来るのは
”ヒメコスモス””くらいで( ゚Д゚)
舌を噛みそうな 難しい名前に
奇想天外な 色々を見せて頂き
目から鱗状態でした\(◎o◎)/
サザンクロス やスカエボラ・アエムラ
カワ(・∀・)イイ!!ですね(▒^‿^▒)
イッシー
推定2000年は神のレベルですね。
信徳
特にこのような植物を集めた植物園なんでしょうか?
フランネルフラワーは以前、園芸店で購入し1シーズン
咲かせた事があります。冬場枯らしてしまいました。
nobara
お花?がまた、変わっていますね~
推定2000年????
お花が咲いたら枯れるとかないのですね。
トゲナシハナキリンなら、
お世話しやすいかな~((((^Q^)/
shuuter
別種ということは 科と属も異なるのですか。
長さん
奇想天外の名付け親については「サボテン今昔」というHPなどに記載されていますね。自生地は極めて乾燥していますが、雨期に川の水に集まるようなところに多いそうです。本文には書き漏らしましたが、雌雄異株で、これは雄株です。雌株は花序が赤くなります。
フランネルフラワー、日本の気候には合わないのでしょう。我が家のサザンクロスは1年しか保ちませんでした。
長さん
ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属に分類されていますが、現在生存しているウェルウィッチア科の植物はこの奇想天外だけです。
棘なしのハナキリン、初めて知りました。以前からここにあったようですが、花が咲いていたので認識しました。
うふふ
面白い名前ですね。
気が向いた時にしか咲かなかったり、かなりの長寿だったり…まさに奇想天外です。
刺のあるハナキリンを育てたことがありますが、棘なしは絶滅危惧種の別種なのですね。
お花はよく似ていますが。
長さん
奇想天外は草本では世界一長生きでしょうね。生きた化石とも言われています。この植物は雌雄異株ですが、風媒と虫媒の両方が可能だそうです。
長さん
お久しぶりです。
世界にはビックリするほど変わった植物があるものですね。
確かに沢山の種類の花を見ていますが、ランを除けば2000種類も見ていないのではないかと思います。
長さん
姫コスモスという名はなじみやすいですね、
ラテン語の学名はカタカナにしても、とてもじゃないですが、覚えられません。
名前は思い出せなくても、変わった花、珍しい花があるということを知っていただければ幸いです。
長さん
奇想天外は面白い植物ですよね。葉が2枚しかないし、草だから年輪もない。ですから、どれだけ生きているか推定するしかないわけです。
長さん
つくば植物園は絶滅危惧種や極めて珍しい植物を収集育成することに力を入れているようです。
フランネルフラワーやサザンクロスは日本でも流通していますが、育てるのは難しそうです。
長さん
奇想天外、名の通り、ビックリする植物ですよね。雌雄異株で、これは雄株です。雌株は花序が赤くなるそうです。気まぐれに咲くので、雌雄両方植えたとしても、一緒に咲くとは限りませんね。
棘なしなら育てやすいでしょうが、日本の寒さに絶えられるかどうか。
長さん
ハナキリンの棘なしです、ハナキリンと同属でも、変種ではなく、別種だそうです。
長さん
砂漠万年青という別名もありますが、その生態の奇抜さから奇想天外と言った方がぴったりするかもね。
ハナキリン、育てたことがおありですか。屋外だと耐寒性が弱いのではないでしょうか。
eko
トゲナシハナキリンがあるんですね。トゲがないと痛くなくて育てやすそうです。ハナキリンとは別種なんですね。
月奏曲
サザンクロスって南十字星のように4枚葉…ヒトデ型?
はっぱがサザンクロスなのかなぁ…やっぱ南半球原産だったのは納得
長さん
奇想天外は5年前に2度投稿していますが、ご記憶でしたか。気まぐれに花が咲くそうですが、草本としてはビックリするほど長命ですね。
トゲナシハナキリンはハナキリンと学名が異なりますから同属の別種ですね。
長さん
今は奇想天外なんて言葉すら死語みたいなものですが、名付けられたのは昭和11年なんです。
サザンクロスは日本人の命名です。オーストラリアでサザンクロスというと、白いセリ科の花になります。
なおさん
それにくらべると、スカエボラだのヒメコスモスは可愛らしいですね。
ユーフォルビアの仲間にはいろいろ面白いものがあって、姿かたちが楽しめますね。トゲナシハナキリンは初めて見たように思います。
すーちん
ハナキリンにトゲが
無いのは嬉しいですね
鋭いトゲですからね
長さん
アアソウカイと言うのもありますね。川口グリーンセンターの温室に大きな木があります。アアソウカイも奇想天外も一般家庭では育てられませんが、スカエボラや姫コスモスは国内でも流通していますね。
トゲナシハナキリンソウ、花が咲いていて、初めて気づきました。
長さん
ハナキリンは鋭い棘がびっしりですが、棘なしなら多肉植物として家庭でも楽しめそうです。
ジュン
お花がいっぱい咲いているのですね
本当に奇想天外ですね
無門
奇想天外
きっと体内時計は
超ゆっくり回っているのでしょうね
はるる
長さん
こんなに珍しい花が色々あるので、植物園通いは止められません。
奇想天外、大それた名前ですが、なるほどねと思います。
長さん
植物にも時間や季節を感じることが出来るそうなので、奇想天外に超ゆっくりな時計があるのかも。
長さん
サバンナ温室は、他の温室より新しいので、規模も大きいです。
奇想天外とは面白い名前ですね。その生態には驚くばかりです。
ブラキカムを植えているお宅、時々見かけますよ。