3回目の今回は、変化朝顔研究会の変化朝顔を投稿します。
変化朝顔とは
朝顔とはとても思えないし、じつに多種多様な形の花を咲かせます。日本が誇る特殊な朝顔です。江戸時代から200年を経て21世紀の現代まで、愛好家の間にだけ面々と伝えられてきた「古典園芸植物」のひとつです。(変化朝顔研究会のHPより)
変化アサガオには、大きく分けて「正木系統」(まさきけいとう)と「出物系統」(でものけいとう)の2種類があります。
「正木系統」は比較的変化が単純で、タネもとれます。「出物系統」は変化が複雑で、タネが採れません。一見普通の丸咲でありながら変化の形質を隠し持つ兄弟株からタネをとり、維持します。花の変化と共に、葉の変化を楽しむものもあります。
更に詳しくお知りになりたい方は、九州大学のHPをご参照ください。
次回から、つくば植物園の花に戻ります。
この記事へのコメント
寿々木
♪のこ♪
これが!? 朝顔なんですか~~?
ビックリポンでした ❣
撫子咲きって・・・・
まるで ハサミで 細工した様な感じ!
shuuter
私は朝顔らしい普通のものいいです。
りりい
改良に改良を重ねたのでしょうか。すごい!
無門
見事な変容ぶり
大輪朝顔で
育ったものは変化朝顔は
違和感を感じますね
なおさん
river
出物系統には采咲き牡丹、台咲き牡丹、車咲き牡丹、獅子咲き牡丹などがあります。これらは劣性遺伝子の組み合わせで生じるものなので劣性遺伝子を持つ正常な系統から種子をとって変化株が現れるのを期待するしかありません。確かに確率は低いのですが変化の著しいものは双葉の時から形が違うので苗の段階で選別が可能です。
eko
このような花を作り出すのも苦労なんでしょうね。
月奏曲
長さん
よくもまあ、こんなに変化する朝顔を作り出したものですね。
変化朝顔作りは200年以上の歴史があるというからビックリです。
長さん
こんな花を見たら、朝顔の概念が変わりそうですよね。
はさみで細工できたら簡単なのにね(笑)。
長さん
人間、何が好きになるか分かりませんね。単なる変わり者の趣味だったら、200年も長持ちしないでしょうから、愛好家にしか分からない楽しみがあるのでしょう。
長さん
種に変化が固定された遺伝子が残せれば良いですが、偶然に期待して作る「出物」は改良にも限界がありますね。
長さん
大輪朝顔作りと変化朝顔作り、両極端ですね。
長さん
正木系統なら同じ花が期待できますが、偶然に期待するしかない出物系は遺伝子の凝縮に望みをかけるしかないですね。
長さん
多年草や木本なら種が出来なくても遺伝子を受け継ぐことが出来ますが、双葉のうちから選別が出来るとは言え、出物系は沢山の種を蒔かなければ結果も出ないわけですから、大変ですよね。
長さん
葉で朝顔が推測できるうちは良いですが、その葉の形態まで変化するものがあるそうなので、そうなったら素人では見分けが出来ない(笑)。事実、1枚目の写真下段中央のように、葉が糸状になっているものもありましたよ・
長さん
変化朝顔のジャンルでは縮れるのもありですから、そうなったら萎れているのかどうか一層区別が付かない(笑)。
nobara
そういえば薩摩にもそういう文化がありました。
たてもの園でも下町長屋で飾ることもありますが
今年は見えませんでした。暑くて様子が違います。
撫子咲きには興味があります。
頑張った割に花期が短いのが悲しいです。
ロシアンブルー
変化アサガオは中々面白い花が生まれるんですね。
切れ込みのあるアサガオ、確か向島百花園でもみたような、
記憶が戻ってきました。
ナデシコやカーネーション、キキョウに似た花弁、葉形も
アサガオらしくないですね。
うふふ
江戸時代から人を魅了してきたのも頷けます。
ここまでにするのにどれほど大変だったか…。
気が遠くなりそうです。
長さん
正木系統は種で毎年同じ変化が出ますが、出物系はそれこそ出たとこ勝負ですから、趣味としては成果が出にくい部類かも知れませんね。しかも、花期が短いし。
撫子咲きは一重も八重も出来るそうですよ。
長さん
種に遺伝子が組み込まれたものは翌年も同じ変化朝顔が咲くでしょうが、出物系といわれるものは同じものが咲くとは限らないし、全く違うものが咲くかも知れないし、そんなところも面白いのでしょうか。
葉形では、柳葉という細いのもあるようです。
長さん
変化朝顔は200年の歴史があるそうですから、嵌まると面白いのかも知れませんね。形質が固定された正木系統は楽でしょうが、出物系に嵌まったらきっと大変ですよ。
すーちん
変形した朝顔
愛でている江戸町民の姿
想像できますね^^
行き当たりばったり
こんなアサガオも、あるのですね。
驚きました。
これが昔から連綿と続いていた
長さん
江戸時代の愛好家も好奇心が旺盛だったのですね。その伝統が200年も受け継がれてきたのです。
長さん
変化朝顔は一年草だけに種の保存が難しいのですが、伝統を受け継いだ愛好家がまだおられます。
イッシー
面白いなーこんなに変化が有るんですか。
長さん
花が変化するだけではなく、2枚目、3枚目のように、葉が変化するものもあるのですよ。
はるる
江戸時代からこういうことが行われていたなんて、驚きました。とにかくきれいで、おもしろく、また珍しいです。
長さん
交配によって出来た珍種を種で維持するか、あるいはそのような珍種が出る確率の高い種で維持するのか。一年草ですから、種の継承は大変だろうと思います。