アキカラマツ、シロバナサクラタデ、ナガボノシロワレモコウ、イヌヌマトラノオなど

付属自然教育園にて(4) 8月15日撮影
 園内で持参のサンドイッチやサラダで昼食を済ませ、「水生植物園」の区画に入りました。
 遊歩道から階段を降りる途中、左手にアキカラマツが咲いていました。もう終盤です。

アキカラマツ(秋唐松、秋落葉松)
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草
カラマツソウに似るが、花弁のように見えるがく片は黄味を帯びる
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花(花弁はない)と葉の様子
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実が出来ていた
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ミソハギ(禊萩)
ミソハギ科ミソハギ属の多年草
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シロバナサクラタデ(白花桜蓼)
タデ科イヌタデ属の多年草。雌雄異株(写真は雄株らしい)
よく似たサクラタデ(淡いピンク色の花が咲く)より花が小さい
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ユウガギク(柚香菊)
キク科シオン属(←ヨメナ属)の多年草
キク科には弱いので、園の開花情報に従った
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ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香)
バラ科ワレモコウ属の多年草
シベリアにも分布し、氷河時代から生き残っている種だそうだ
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ナンバンギセル(南蛮煙管)
ハマウツボ科ナンバンギセル属の寄生植物
万葉集にはオモイグサ(思い草)の名で登場する
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イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)
サクラソウ科オカトラノオ属の多年草
ヌマトラノオとオカトラノオとの自然雑種
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 オカトラノオの花穂は下垂し、ヌマトラノオは直立するが、これはその中間型。
 ネット情報によると、自然教育園では「45年くらい前まではオカトラノオが全盛で、ヌマトラノオは少しだったそうだ。その後、次第にイヌヌマトラノオが増え始め、今ではヌマトラノオは見えなくなってしまった」とのことです。

 (付属自然教育園シリーズ終了)


この記事へのコメント

  • 無門

    こんにちは

    ヌマトラノオを駆逐したのは
    イヌの方か
    自然を変えた人の方か
    2018年08月24日 16:02
  • river

    家のサクラタデはたくさん増えていますがまだ花を付けません。
    ナンバンギセルは毎年播種して来ました。今年は宿主が枯れてしまい屋久島ススキに播種したものだけが発芽しましたが開花にはもう少し時間が必要です。ギボウシの根に播種したものは失敗して発芽しません。
    2018年08月24日 16:14
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    こうして眺めてみると、自然って、素晴らしいし、不思議ですね。分類なんでしょうが、区別による違い、全くわかりません
    2018年08月24日 17:52
  • eko

    サクラタデ、小さくて可愛い花ですね。飛び出したシベがはっきり見えて写真が良いですね。
    ナンバンギセルは皆様のブログで拝見しますが、実物を見たことがありません。一度見たいものです。
    オカトラノオやヌマトラノオを追いやって、イヌヌマトラノオが一番強いのでしょうね。
    2018年08月24日 18:09
  • shuuter

    イヌヌマトラノオ 初めてです。ヌマトラノオとオカトラノオの交雑種ですか、自然交配したものですか。
    2018年08月24日 18:11
  • 目黒のおじいちゃん

    久し振りの訪問、よい出逢いがあったり期待外れがあったり
    素晴らしいレポ、とにかくお疲れ様でした。
    野外で遠足気分で弁当を食べるのが楽しい園ですね
    2018年08月24日 19:59
  • なおさん

    アキカラマツはクリーム色のおとなしい花で、飄々とした雰囲気ですね。武蔵丘陵森林公園でもところどころで見かけます。

     ミソハギやシロバナサクラタデやナガボノシロワレモコウは湿地の花ですね。良い雰囲気です。


     もうナンバンギセルが顔を出してきましたか早いですよねえ。
    2018年08月24日 20:04
  • ♪のこ♪

    ヾ(*'-'*)ノ こんばんは.:゚+。 ☆

    いつまでも 暑い暑いと(´ー`A;) アセアセ
    根を上げてる私ですが・・・
    ハギや タデ・菊と 段々に
    自然は 秋に移行してますね❢
    ワレモコウなども 生け花に
    よく使われる材料ですね💛
    やがて 文化祭の秋 q(^-^*q)ガンバ!!
    2018年08月24日 20:45
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    同属のヌマトラノオとオカトラノオから生まれたイヌヌマトラノオ、雑種はやはり強かったのですね。
    2018年08月24日 21:03
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    サクラタデは湿地性の植物ですが、お宅のお庭は広いので、適した場所があるのですね。
    ナンバンギセルも宿主によってはうまく発芽しないものもあるのですね。
    2018年08月24日 21:06
  • 信徳

    時代と共に植栽が変わって行くのは自然の摂理なんでしょうね。
    今年の様な高温が続くと四季のサイクルが変わり植栽も変わって行くかも知れません。
    2018年08月24日 21:08
  • nobara

    アキカラマツ、もうお顔を覗かせていましたか。
    繊細な花なのに綺麗に撮られてますね。
    ナンバンギセル、なかなか見られません。
    出る所には出てくるのでしょうね。
    ユウガギクなどの野菊もこれからですね。
    2018年08月24日 21:29
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    シロバナサクラタデ、風がやむのを待った甲斐がありました。
    ナンバンギセル、宿主が限られるのです。どこかで見られると良いですね。
    イヌヌマトラノオ、雑種はやはり強いです。
    2018年08月24日 21:36
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    イヌヌマトラノオ、ここでできた交雑種です。他では殆ど確認されていないようです。
    2018年08月24日 21:39
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    朝、出遅れたので予め食事を購入して入園しました。園のスタッフが気付いていなかった植物が見られたのは収穫でした。ここも、今年暑すぎた影響が出たようですね。
    2018年08月24日 21:46
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。レスが前後して申し訳ありません。
    都心でこれだけ広い場所で自然が残されているのは貴重ですね。
    2018年08月24日 21:48
  • ロシアンブルー

    こんばんは。
    ナンバンギセルやタデ、秋を感じますね。
    オカトラノオは小学生の頃に覚えた植物です。
    ミソハギはたくさん咲いているときれいですね。
    2018年08月24日 21:52
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    カラマツソウも展示してあると比較ができて良いのですが。
    ミソハギ、シロバナサクラタデ、ナガボノシロワレモコウ、皆同じ湿地で咲いています。ナガボノアカワレモコウが見つからなかったのは残念です。
    ナンバンギセル、2ヵ所で見られました。
    2018年08月24日 21:53
  • うふふ

    ナンバンギセルは今頃でしたっけ?
    本当の時期が分からなくなりました。
    トラノオはいろいろな種類があるのですね。
    イヌヌマトラノオはお初です。
    イヌヌマトラノオが増えるとヌマトラノオが消えてしまうとは…恐ろしいです。
    2018年08月24日 21:53
  • 長さん

    ♪のこ♪さん、コメントありがとうございます。
    台風の影響で風が強かったですが、暑かったです。
    タデやキク、秋の花と思われますが、夏から咲いているものが多いのですよ。ワレモコウ、生け花に使われていますね。ここで見られるのは花穂が長い別種です。
    2018年08月24日 22:00
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ここでは新しい品種を植えることはあまりないようですから、今年、暑さで花が見られなかった植物が来年は咲いてくれると良いのですが。
    2018年08月24日 22:03
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    アキカラマツ、いつもより早く咲いたようで、既に実が確認できました。
    ナンバンギセル、ここではススキの仲間のノぎに寄生しており、毎年同じところで見られます。
    ユウガギク、園内数カ所で咲いていました。
    2018年08月24日 22:06
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    キキョウなどもそうですが、秋の花でも夏から咲いているものが多いですね。
    オカトラノオ、小学生で覚えましたか。優秀(笑)。
    ミソハギ、今年は花付きが少ないようです。
    2018年08月24日 22:10
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ナンバンギセルの花期は7~9月とされています。ここではちょっと遅めで8月から11月初旬頃まで咲いています。
    イヌヌマトラノオはここで交雑したもので、他では殆ど確認されていません。雑種が強いという証明でしょうか。
    2018年08月24日 22:15
  • ジュン

    サクラタデ小さくて可愛い花
    トラノオは種類が多いのですね
    はじめて拝見のお花いっぱい
    嬉しいです
    2018年08月25日 08:06
  • 寿々木

    ヌマトラノオにイヌが有るとは知りませんでした。キク科の植物は似たのが多くて私もお手上げです。
    2018年08月25日 08:51
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    シロバナサクラタデはサクラタデより小さい花で、花径は5mmにもなりません。
    トラノオとは花穂が垂れている様子を表現したもので、サクラソウ科以外にもたくさんあるようです。
    2018年08月25日 11:16
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    イヌとつくのは、普通役に立たない草に名付けられるのですが、ここではどう言う訳か、交雑種の名前になっています。
    2018年08月25日 11:18
  • はるる

    ワレモコウの写真、こういうところ探しながら歩くのは楽しいですね。アキカラマツ、出会っても私にはたぶんわからないと思いますが、おもしろいです。花、見てみたいです。
    2018年08月25日 18:44
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    ワレモコウ、9月になるともっとたくさん咲いてくると思います。
    アキカラマツやカラマツソウは花弁がなく、しべだけの花ですからすぐ分かりますよ。
    2018年08月25日 22:39

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