今回は「路傍植物園」で見た花の続きです。
キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草
2枚目は花付きがまばらだが、雄しべが10本以上あるのでキンミズヒキ
(ヒメキンミズヒキは花弁が細く、雄しべの数は5~6本)
花後、萼が閉じ(左下)、実が出来る(カギ状の刺がひっつき虫になる)
ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科ミズタマソウ属の多年草
花径は4、5mm。花弁は2枚で2裂する。雌しべ1本、雄しべ2本
細い萼筒の下に白い毛が生えた子房があり、堅果になる
白い毛が密生した小房が露に濡れている様子を水玉に見立てた
ミズタマソウとミズヒキ
ヤブマオ(藪苧麻)
イラクサ科カラムシ属の多年草。雌雄同株
かつては茎の繊維から糸を紡いで布を織った
メヤブマオ(雌薮苧麻)
イラクサ科ヤブマオ属の多年草。雌雄同株
ヤブマオに似るが、鋸歯が大きく、葉の先端の切れ込みが深い
ハグロソウ(葉黒草)
キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草
名の由来は葉の色が濃いから。花径は2cmほど
キツネノカミソリ(狐の剃刀)
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。有毒植物
名の由来は葉が細く、カミソリみたいだから。「狐」には諸説あり
花色に濃淡がある
路傍植物園を抜けて、分岐を左へ、「水鳥の沼」に向かいます。
(つづく)
この記事へのコメント
river
ヤブマオは身近で見かける草ですがメヤブマオと区別してみたことがありませんでした。同じイラクサ科カラムシ属のアカソを山ではよく見ます。茎と葉柄が紅色を帯びています。
寿々木
目黒のおじいちゃん
狸と狐の双方の名で呼ばれるとは幸せな花があるものですね
信徳
これもスマホで撮ったのでしょうか?
こちらのキツネノカミソリは平地では盛りが過ぎましたが山麓では今が真っ盛りです。
無門
狸と狐は名コンビだね
序に新種発見したら
剃刀シリーズで名前を付けたいね
nobara
この方がミズヒキらしいですね~
ミズタマソウ、かわいらしいです。
ハグロソウも興味を惹くお花ですね~
御岳に向かう道で見かけたのが最初でした。
キツネノカミソリ、もう咲いてるのですね。
♪のこ♪
ミズタマソウ(水玉草)
ヤブマオ(藪苧麻)メヤブマオ(雌薮苧麻)
ハグロソウ(葉黒草)
キツネノカミソリ(狐の剃刀)などなど
珍しい花を 見せて頂きまして
ありがとうございました♪.+゚♬✿
いつか? 生で見れる日がある事を
祈っています~~~~(´∀`*)
長さん
ヒメキンミズヒキは皇居東御苑で一度だけ見たことがあります。
ヤブマオとメヤブマオ、葉の形以外にも相違点があるのですが、今回は手抜きしました。アカソまで揃っていれば良いのですが、都心では育たないのかも知れません。
なおさん
ミズタマソウは可愛らしいものですが、大写ししないとなかなかその形の面白さが伝わりませんね。
ハグロソウは面白い花ですね。露出補正してマイナス気味に撮りますと、花の色も飛びませんし、葉もより黒ずんで雰囲気がでますね。
キツネノカミソリも濃淡がいろいろですね。タヌキノカミソリというのもありますか。それは知りませんでした。
永田町に行けば、頭の黒い狐狸の化かし合い、騙し合いなど日常茶飯事??なのでしょうねえ。
長さん
園内ではミズヒキ、キンミズヒキ、ヌスビトハギがたくさん咲いていました。お宅ではキンミズヒキが生えるのですか。花が咲き終わったら切ってしまうという手もありますね。
長さん
小さな花をアップで撮ろうとすると風がやむまで待っていたりしますから時間が掛かります。
説明が分かり難かったでしょうか。タヌキノカミソリは別種の花です。
長さん
ハグロソウは葉の色が濃くて、花色とのコントラストがありすぎますね。この画像はミラーレス一眼で撮り、画像処理しています。
このキツネノカミソリも終盤でしょうね。
長さん
キツネノカミソリとタヌキノカミソリを紹介しましたが、キツネノカミソリに似たムジナノカミソリという植物もあるそうです。
長さん
路傍植物園は日当たりがあまり良くないので、花付きの悪いキンミズヒキが出てしまうのかも知れません。キツネノカミソリの3枚目も日当たりが悪いところで咲いていたもので、花色が良くないです。
ミズタマソウの毛玉に霧吹きをかけてみたい(笑)。
ハグロソウは路傍植物園の顔みたいな存在です。
長さん
植物園は身近では見られない花が咲いていますから、ぜひお近くの植物園にお出かけください。
花の名前は漢字まで書いていただかなくても良いですよ。もしかしてコピペ?
うふふ
クリックしてお花を見てきました。
似ているような、似ていないような、
面白いですね。
shuuter
散策中に出くわすと いいものです。
帰化植物と違って 愛着を感じます。
長さん
キンミズヒキは紅葉することがありますか。その頃見に行ったことが無いです。
キンミズヒキもそうですが、ミズタマソウやマツカゼソウなど、風で揺れるのが困ります(笑)。
ハグロソウは日陰で咲いていることが多く、露出が難しいです。今回は画像処理ソフトを活用しました。
キツネがあるならタヌキもあるかと思って検索したら見つかりましたよ。ムジナノカミソリという植物もありました。永田町のものは腹黒いから困ります(笑)。
長さん
タヌキノカミソリ、リンク先をご覧になりましたか。花の色も花弁の様子もキツネノカミソリにあまり似ていませんね。ムジナノカミソリというのもあって、こちらの方がキツネノカミソリに良く似ています。
長さん
今回のシリーズで紹介する植物には帰化植物も外来種はありませんからご安心を(笑)。
イッシー
カミソリシリーズ、もっと続かないかな(笑)
長さん
タヌキもムジナもあるそうですが、どこで見られるか分かりませんから、シリーズは無理(笑)。
月奏曲
雰囲気や自然楽しむレベルだとお花の種類までわかんないなぁ…見落とすかも?
でもまぁ雰囲気味わいに出撃はすると思うんだけどwww
長さん
花の名前が分からなくてもOK。殆ど名札がついていますから。
出かける前に、植物園のHPで開花情報をチェックすると良いですよ。
eko
ヤブマオとメヤブマオの違いよく分かりました。伊吹山では同じ仲間のアカソが大繁栄していました。
タヌキのカミソリもあるんですね。クリックして見てみました。
長さん
キンミズヒキは結実率が良いようで、ひっつき虫がたくさんできて、増えますね。花は綺麗で良いのですが…。
アカソは山に分布しますね。茎が赤いから区別が容易です。葉がカブトガニみたい(笑)。
タヌキノカミソリ、花は似ていませんね。ムジナノカミソリという植物もあるので、検索してみてください。
すーちん
ヤブマオですか
シソの葉に似てるので
シソ科と思ってました
行き当たりばったり
小さな花はピント合わせが大変ですが---やはり素晴らしい状態に撮られています
キツネノカミソリ--あちこちで見かけるようになりました
長さん
ヤブマオやメヤブマオ、葉はシソに似ていますが、花の付き方は全く違います。
長さん
小さな花にピントを合わせて写真を撮るのは時間が掛かるので大変です。
キツネノカミソリが咲いていますか。
はるる
ミズタマソウは地味ですね。出会ってもわからないかもしれません。でもとっても可愛らしいです。機会があればぜひ見たいです。
コスモス
キンミズヒキはピント合わせに苦労しました。
長さん
キンミズヒキ、花が咲いていましたか?
ミズタマソウもとても小さい花です。しかし、毛が生えた小房が目立つので、見逃すことはないでしょう。
長さん
キンミズヒキやミズタマソウ、キツネノカミソリを見ましたか。市内に森林公園があるのは良いですね。
マクロレンズを持っていっても風に揺れるので使い物になりません。
降魔成道
長さん
大宮公園、子どもの頃行ったことがあるので知っていますよ。キンミズヒキがたくさん咲いていましたか。秋になるとひっつき虫になりますね。