ウォーキング中に見る花は少なくなり、ありふれたものしか咲いていません。
そんな訳で、8月15日、JR山手線目黒駅から徒歩10分くらいの「付属自然教育園」に行ってきました。正確には国立科学博物館附属自然教育園と言い、「大都市『東京』の中心部にあって今なお豊かな自然が残る、都会の中のオアシスともいえる貴重な森林緑地です」(HPから引用)。右上は、付属自然教育園のおいたちです。
65歳以上は無料なので、受付で運転免許証を提示して入園します。
今回の目的は、目黒のおじいちゃんのブログに紹介されていたトラノオスズカケの花(こちら、8月4日撮影)を見ることでした。
トラノオスズカケ(虎の尾鈴懸)
オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クガイソウ属の多年草。絶滅危惧種
この地に、平賀源内が移植し、1932(昭和7)年に牧野富太郎博士が
発見した。その後、絶滅かと思われていたが、2007年に再発見され
た。現在では自然教育園で育成した子孫があちこちで元気に育つ
名の由来は、スズカケソウに似て、花序が虎の尾のようだから
見頃にはちょっと早かったようです
ちなみに、スズカケソウ( 鈴懸草)はこんな花です
2013年6月28日、小石川植物園にて
その他、色々見てきましたので、順次ご紹介します。
トラノオスズカケが咲いていたのは園の南西側、「水鳥の沼」の近くでしたが、今回は入り口の近くから北西に延びる「路傍植物園」で見た花です。
< 路傍植物園 >
マツカゼソウ(松風草)
ミカン科マツカゼソウ属の多年草。ミカン科では唯一の草本
花径は5mmjほど
風に揺れてアップは失敗
ヤブミョウガ(藪茗荷)
ツユクサ科ヤブミョウガ属の常緑多年草
両性花と雄花がある(両性花は花柱が雄しべより長い)
実と雄花
ノシラン(熨斗蘭)
キジカクシ科(←ユリ科)ジャノヒゲ属の常緑多年草
ヤブラン(藪蘭)
クサスギカズラ科(←ユリ科)ヤブラン属の常緑多年草
マツカゼソウ(松風草)
ミカン科マツカゼソウ属の多年草。ミカン科では唯一の草本
花径は5mmjほど
風に揺れてアップは失敗
ヤブミョウガ(藪茗荷)
ツユクサ科ヤブミョウガ属の常緑多年草
両性花と雄花がある(両性花は花柱が雄しべより長い)
実と雄花
ノシラン(熨斗蘭)
キジカクシ科(←ユリ科)ジャノヒゲ属の常緑多年草
ヤブラン(藪蘭)
クサスギカズラ科(←ユリ科)ヤブラン属の常緑多年草
8月15日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
♪のこ♪
まだ日中は エアコン無しでは
暑くて (´ー`A;) アセアセ
トラノオスズカケ(虎の尾鈴懸)
スズカケソウ( 鈴懸草)
マツカゼソウ(松風草)
初めて見せて頂きました(+_+)
ヤブミョウガ(藪茗荷)
ヤブラン(藪蘭)は 我が家にも
あるのですよ~❢
ノシラン(熨斗蘭)は無いような??
寿々木
ヤブミョウガは熊野古道の大門坂を下から登ると道の両脇に生えていたのを思い出しました。
なおさん
トラノオスズカケはまだ咲きだしたばかりでしたか。貴重なものですよね。僕は咲き終わりに近い頃とか、花期以外とか見るもので、まだ最盛期には見たことがないのです。
スズカケソウは武蔵丘陵森林公園のボーダー花壇にもありますので、何度か花は見ています。
マツカゼソウはごくちいさい花で、大写しするのも大変ですね。ヤブミョウガも面白い花ですが、庭に植えると増えすぎますので、かなり整理しないと大変です。
その点、ノシランやヤブランはあまり増えすぎるということがないので良いですね。ノシランはジャノヒゲ同様に瑠璃色の種子が楽しみですね。
うふふ
初めて伺うお話ですので興味深く拝見しました。
自然教育園は何年か前の5月に行ったことがあります。
キショウブがきれいだったのを思い出しました。
ノシランの真っ白な花は今の季節に良いものですね。
目黒のおじいちゃん
スズカケソウ初見です。成程似ていますね。
nobara
私は花後の姿を撮ったことがあります。
同じ場所で?~という事は8月末頃がいいかしら
スズカケソウ、熊本の菊池渓谷だったかな?見たのは・・
マツカゼソウは風を感じますね~
それは玉川上水でも見られるかも??
ヤブミョウガは同じくらいの咲き加減でしたね。
無門
こういった自然園は
田舎より都会の方が
はるかに充実ですね
river
国立他学博物館附属自然教育園のトラノオスズカケの再発見と大正4年の「東洋学芸雑誌」記事をめぐって 萩原信介 2014 を読んで納得いたしました。
ヤブミョウガとヤブランは家の庭にもたくさん咲いています。
月奏曲
結構広そうですねぇ…
どこだろう?と思ったら庭園美術館の横のアレだったんですね。
長さん
朝晩は涼しくなりましたね。でも、また暑くなりそうですよ。
トラノオスズカケや、スズカケソウ、マツカゼソウは植物園でしか見ることができないでしょうね。
ヤブミョウガやヤブランを植えていますか。ヤブミョウガはうっかりすると蔓延りますよ。
長さん
トラノオスズカケは3年ぶりの投稿ですから、もうお忘れですよね。
高松藩の下屋敷で藩主に仕えていた平賀源内が植えたものの種が75年ぶりに発芽したらしいです。
長さん
トラノオスズカケもスズカケソウも絶滅危惧種ですから、増えてくれると嬉しいですよね。ここでは多分8月下旬が見頃になると思われます。
マツカゼソウは風に揺れて接写は不可能なので、写真に撮るのは難しいです。
ヤブミョウガは園内のあちこちで見られたのですが、かなり駆除したようです。
長さん
トラノオスズカケ、こんな歴史があるのはロマンを感じますね。
キショウブは水生植物園ですね。3年前の5月に写真を撮ってきました。その年に3回行ったのですが、この所ご無沙汰だったのです。
長さん
トラノオスズカケは一番の目的だったので撮影に時間をかけました。名札は立っているのですが、殆どの人が気付かずに素通りなのは残念なことです。
長さん
トラノオスズカケ、つぼみがたくさんありましたから、最盛期は8月最後の週になると思われます。スズカケソウも絶滅危惧種ですから、貴重ですよね。
マツカゼソウ、風に揺れて、見る分には良いのですが、写真に撮るのは大変です。
長さん
明治時代からあまり人が立ち入らない場所だったので、自然が保たれてきたのですね。近くに高速道路が通っていなければ最高なんですが・
長さん
萩原信介氏のレポートをお読みになりましたか。では、余計な説明は必要ありませんね。
ヤブミョウガやヤブランは街中でも見られますね。
長さん
そうです、庭園美術館の隣です。広さは東京ドーム4個分ですが、半分以上は自然保護のため立ち入らないようになっています。
今回は弁当持参で3時間弱、滞在しました。
行き当たりばったり
目的をもって入園し、目的を達成
いいですねぇ~。
長時間の滞在、いつも通り、たくさんの収穫があったことでしょう
shuuter
関西では 京都の植物園が 無料です。
マツカゼソウ さいていますね、ササヤマノ森 公園で見ました。ヤブランも可愛姿して 素敵です。
長さん
トラノオスズカケが目的だったのですが、まだちょっと早かったようです。小さな花が多く、風で揺れるので、写真を撮るのに時間が掛かりました。
長さん
国営公園は65歳以上でも無料になりませんが、科学博物館の付属施設は無料になります。一般でもわずか310円ですけどね。
マツカゼソウ、風に揺れて写真を撮るのに往生しました。
eko
マツカゼソウは小さな花、これが名前通り風に揺れると撮りにくいでしょうね。初めて見ました。
ヤブミョウガは蔓延りますね。
ノシラン、ヤブランは今が盛りと咲いていますね。
信徳
散歩道にも花が段々少なくなって来ました。もう少しすると秋の草花が咲く出します。
東京のど真ん中に自然園が有るのですね。そして珍しい草花が有って・・・
少し涼しくなって活動しやすくなってきました。
パソコンから9日間も離れて少し遠い世界になったような気もします(笑)。
すーちん
目黒に勤めていたのに
行ったこと無かったです
良い処ですね~
長さん
トラノオスズカケはあと1週間~10日ほど痕の方が良さそうです。スズカケソウより花穂が盛り上がるのが特徴ですね。
マツカゼソウ、なよなよと風で揺れていました。
ヤブミョウガやノシラン、ヤブランは植物園でなくても見られますね。
長さん
お孫さんたちと夏休みを楽しまれましたか。
自然豊かな植物園なのですが、高速道路が近いので、車の走行音が聞こえるのが難点です。
8月後半は花の種類が減ってきて、こうした場所に出かけなければブログが毎日維持できなくなりました。
長さん
目黒にお勤めでしたか。この隣(目黒駅寄り)は東京都庭園美術館ですから、セットでもお勧めですよ。
イッシー
長さん
私の場合は無節操というか、大きな花でも小さな花でも、お構いなしで撮ります(笑)。
平賀源内という歴史に登場する人物が植えた植物の子孫だと思うと、ロマンを感じます。
はるる
長さん
トラノオスズカケは育成したものが現場に戻されたころから写真を撮っています。スズカケソウも小さな花ですが、写真の撮り甲斐があります。
降魔成道
絶滅危惧種が植物園などで元気に咲いていることは良くありますよね。
長さん
スズカケソウは産地が不明ですが、トラノオスズカケは自生地が分かっており、絶滅危惧種になっています。
つくば植物園は、絶滅危惧種を育てている有名な植物園です。
ROKO
めったに見ない花ですか?
長さん
スズカケソウは自生地によっては絶滅危惧種に指定されており、私は植物園でしか見たことがありません。