ムラサキナツフジの状態のよい花に出会いました。関東ではやや珍しい部類ではないでしょうか。
ムラサキナツフジ(紫夏藤)
マメ科ナツフジ属の常緑低木。蔓性だがフジのようには伸びない
日本の南西諸島から台湾、中国南部に分布。フジは別属
和名はサッコウフジ(酢甲藤)、別名:タイワンサッコウフジ
盆栽としても好まれるそうです
日本固有種であるナツフジは白い花が咲く(別名:土用藤)
常磐線に沿って流れる新坂川の法面で、クサギの花が最盛期を迎えているのを見つけました。葉はいやな臭いがするというのが名の由来ですが、花はよい香りがします。
クサギ(臭木)
シソ科クサギ属の落葉小高木
日本(北海道から九州、琉球列島まで)と台湾、中国に分布
花は明確な雄性先熟
88
開花初日の花(雄しべは元気があるが、雌しべは垂れている)
開花2日目の花(雌しべはピンと伸び、雄しべは萎れて下向き)
3日目になると花冠と雄しべは脱落し、雌しべだけが残る
シソ科クサギ属の落葉小高木
日本(北海道から九州、琉球列島まで)と台湾、中国に分布
花は明確な雄性先熟
88
開花初日の花(雄しべは元気があるが、雌しべは垂れている)
開花2日目の花(雌しべはピンと伸び、雄しべは萎れて下向き)
3日目になると花冠と雄しべは脱落し、雌しべだけが残る
以上、8月13日撮影。
シナガワハギ(品川萩)
マメ科シナガワハギ属の多年草。中央アジア原産
和名は品川の海岸近くで多く見られたことに由来する
花の長さは5mmほどと小さいです
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)
マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木。中国原産
トキワマンサクの変種で、銅葉と緑葉があり、緑葉の新葉は赤い
主な開花期間は4~6月ですから、戻り咲きです
マメ科シナガワハギ属の多年草。中央アジア原産
和名は品川の海岸近くで多く見られたことに由来する
花の長さは5mmほどと小さいです
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)
マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木。中国原産
トキワマンサクの変種で、銅葉と緑葉があり、緑葉の新葉は赤い
主な開花期間は4~6月ですから、戻り咲きです
以上、8月12日撮影。
この記事へのコメント
凡・ハヤト
shizuo
別名“タイワンサッコウフジ”ということは…、
台湾から持ち込まれたのでしょうか?
ウォーキング中に珍しい花を、
長さん、気分よく歩けましたね(^^♪。
♪のこ♪
綺麗な色してますねぇ~~✨✨
クサギ(臭木)もシナガワハギ(品川萩)
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)
みんな 初めて拝見する花ばかり・・・
珍しい花を ご紹介頂き
(*'∀'人)ありがとうございました💕
寿々木
nobara
九州ではよく見かけましたが、こちらではあまり?
ベニバナトキワマンサクはたまに見ますね。
新葉が銅葉色なんですね(*^-゚)⌒☆
タニウツギが咲いてるのを見ましたが・・
そこのは時として咲いてるようです。
シナガワハギ、少し小ぶりすぎますね~
も少しお花は大きい気がしました。
ひょっとして コシナガワハギ かもしれません。
マメ果に網目状の窪みがあるそうです。
river
なおさん
クサギは武蔵丘陵森林公園の林の縁で、これでもかというほど咲いています。陽樹のようで、開けた明るいところで見ますね。秋の実も楽しみです。
行き当たりばったり
歩くほどに珍種を発見ですね。
見たことも聞いたこともないお花ばかり
クサギもこういうお話を聞くと--奥が深いです
長さん
紫色の花、お好きですか?
長さん
ムラサキナツフジは日本の南西諸島にも分布していますが、昔は熱帯地方原産の植物が台湾から持ち込まれることが多かったからなのでしょう。デュランタは台湾が原産じゃないのに、タイワンレンギョウなんて呼ばれていますし・・・。
長さん
ムラサキナツフジの花色は濃い赤紫で綺麗ですよね。
クサギやシナガワハギは民家で植えてある例は極めて希ですが、最近ベニバナトキワマンサクはよく見かけるようになりましたよ。
長さん
こちらでは今頃クサギが全盛期を迎えています。いつも咲く場所で見かけないので、枯れてしまったかと思ったほどです。
ムラサキナツフジ、珍しいかも知れません。
月奏曲
写真だとおっきそうに見えるけど小さいお花が連なって大きく見えてるだけぽいのかな?
長さん
ムラサキナツフジの花期は7~8月ですが、ここのは昨年も8月後半になって咲きました。
トキワマンサクは冬でも咲くことがありますね。ここのは30m以上に亘って生け垣に採用されていますが、すべて新葉が銅葉なんです。
コシナガワハギなんて言うのがあるのですか。調べたら花の長さで見分けるそうで、コシナガワハギは2~3mm、シナガワハギは4~7mmとなっていました。だとすると、これはシナガワハギで良いようです。秋になって実が出来ていたら確認してみます。
shuuter
どこにでも顔をだし匂いふりまき 虫を引き寄せます。
夏は元気な花がよろしいです。
長さん
ナツフジをお持ちですか。私の行動範囲では見たことがありません。来年はたくさん咲くと良いですね。
長さん
このムラサキナツフジは鉢植えで、昨年とほぼ変わらない樹高なので、あまり大きくならないのかも知れません。
クサギは、いつも花が咲き始めると気付くのです。今年は少し開花が遅いような気がします。
長さん
ムラサキナツフジは昨年もブログアップしていますから、私は珍しくないですが、殆ど見かけない種類ではありますね。
クサギの花を撮っていて、雄しべの状態が異なるものに気付いたんですよ。
長さん
ムラサキナツフジはフジの花より小さいです。花径は15mmくらいかも。
長さん
クサギも夏を象徴するような花ですね。葉をもむと臭いそうですが、花はよい香りがします。
うふふ
雄しべと雌しべの違い、覚えました。
私も撮ってきましたので、写真を見直して「なるほど納得」しています。
花の香りに誘われたのか、アオスジアゲハやクロアゲハが来ていましたが、ヒラヒラ飛んでいて撮れませんでした。
残念です。
eko
クサギは今が盛り、たくさん咲いています。葉が臭いのでこの名前がついたといいますが、悪臭は感じたことがありません。
雄しべと雌しべの変化面白いですね。
ベニバナトキワマンサクは時々季節外れに咲きますね。
長さん
クサギは何度か取り上げていますが、雄性先熟というのは始めて知りました。何枚も写真を撮ってくると、新たなことに気付くことがあり、観察は重要ですね。
蝶の写真撮影は難しいです。
長さん
サッコウフジ、見たことがおありですか。やはり、そちらでも少ないのですね。
クサギは花の時期によい香りがします。葉は揉んだりしなければにおいませんよね。雄しべや雌しべの形が花によりバラバラなので、ちょっと調べてみました。
ベニバナトキワマンサク、冬に咲いているのを見たことがあります。
目黒のおじいちゃん
トキワマンサクには更にびっくりしました。
長さん
写真を撮りながら、雄しべと雌しべの形の違いに気付いたので、ちょっと調べてみました。
トキワマンサクは戻り咲きしやすい品種らしく、冬に咲いているのをも蛸とがあります。
イッシー
うーん、見たの初めてかもしれません。
長さん
ナツフジはマメ科ですがフジとは別属で、独特の花色ですね。私もここでしか見たことはありません。
はるる
マメ科、でも蔓性なんですね。
クサギ、今日も見てきましたが、雄しべと雌しべ、そして日がたつと変わってくるのですか。そんなふうに見てこなかったので、残念です。
長さん
ムラサキナツフジは色が濃いですが、綺麗な花色ですよね。この位だと蔓もそれほど長くならないようです。
クサギはまだ咲いていると思いますから、次の機会にしべの様子をご覧になってください。
無門
今年の夏は暑かった
歴史に記憶される暑さだったね
でも
花たちの元気さだけは
いつもの様に・・・
長さん
この夏は暑さだけでなく、水不足の問題もありましたから、枯れる植物も出てきましたよ。