ヒメバショウ、マルバハタケムシロ、ヒメタムラソウ、ハマボッスなど

つくば植物園にて(10)
 7月27日に訪れたつくば植物園で見た花です。今回は「多目的温室」の植物です。この時期は、主として琉球列島で見られる植物が展示してありました。
ヒメバショウ(姫芭蕉)
バショウ科バショウ属の常緑多年草。原産は中国南部~インドシナ半島
別名:ビジンバショウ(美人芭蕉)
バナナの仲間で、小型です。新宿御苑の温室で一度見たことがあります
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赤い部分は苞で、花は黄色い(中央やや右)
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マルバハタケムシロ(丸葉畑蓆)
キキョウ科ミゾカクシ属の常緑多年草
琉球列島の固有種。絶滅危惧ⅠB類 (EN)
沖縄島では絶滅。最近、久米島で再確認。花径は1cmに満たない
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ヒメタムラソウ(姫田村草)
シソ科アキギリ属の多年草。琉球列島に分布(日本固有種)
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クダモノタマゴ(果物卵、カニステル)
アカテツ科アカテツ属の常緑低木。原産はフロリダ~キューバ
果肉も黄色で、果汁が殆どなく、卵の黄身のような食感
ホクホクで甘く、クリやサツマイモのような味わいだそうだ
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ハマボッス(浜払子)
サクラソウ科オカトラノオ属の越年草
日本、中国、東南アジア、インド、太平洋諸島に分布する海浜植物
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払子とは、白い毛や麻などを束ね、柄をつけた僧侶用の法具のこと

 (つづく)


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