江戸川の近くを流れる坂川の遊歩道から道1本隔てた東側に、江戸時代の湿地を再現したスペースが作られています。ここにコガマとヒメガマ(小蒲・姫蒲、ガマ科ガマ属の多年草)の穂が立ち上がっています。
下の写真はズームで穂の部分を撮ったものですが左側と右側では穂の形状が異なっています。
右側がコガマで、雄花序(上から1/3位)と雌花序(その下、雄花序より色が薄い)が確認出来ます。左側はヒメガマで、コガマより早く咲く雄花序は全て脱落し、黄土色になった雌花序の上に伸びる長い茎だけが残っています。
7月16日撮影
とある民家の玄関脇に、これまで見たことが無い花がたくさん咲いています。花序の頂点までは2m位あるでしょうか。郵便受けには封がしてあり、長らく空き家のように見受けました。
葉の付き方や、茎にトゲがあること、花は5弁でウコギ科の植物に似ているなどの特徴から、タラノキと判断しました。タラノキの花を見たのは初めてです。
鳥が糞と共に種を落として、それが大きくなったのでしょうか?
7月17日撮影
ヤブガラシ(藪枯らし)の花が咲いています。ウォーキングは午後3時過ぎのことが多く、ヤブガラシの花は既に花弁や雄しべが脱落しているのが普通ですが、この日は17時半頃にもかかわらず、花弁も雄しべも残っていました。
7月17日撮影
地味な花が続いてしまったので、最後にヒオウギ(檜扇)を貼り付けます。
一日花で、夕方には萎みますが、萎んだ姿はねじり棒になるのが面白い。
7月15日撮影
ついでに、もう1枚。ハイビスカスの花です。
7月16日撮影
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この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
寿々木
ヒオウギ当方玄関口に咲いています花色はもう少し薄いですが少しずつ増えて今年は6株花をつけました。実は真っ黒でヌバタマと言われます。乾燥させないで、鉢植えのフリージアの横に埋めましたら発芽して新しい株が出来、お隣に差し上げました。
なおさん
タラノキは雑木林のはずれなどで見かけることもままあります。小鳥が実を啄むので、あちこち見かけます。
山菜として有名ですが、住宅地ではそうそう見かけることはありませんね。
ヤブガラシは面白いものですよね。目立たない花ですが、ハチやチョウはよく集まりますね。スズメバチも来るのでご用心です。
ヒオウギの花は前育てていましたが、絶えてしまいました。代わりと言っては何ですが、ヒメヒオウギズイセンは咲いています。
eko
ヒオウギ、ハイビスカス華やかで良いですね。
月奏曲
気候にも問題ありますが都市環境にもちょっと問題あると思うんだよなぁ…
♪のこ♪
夕方に萎むと、萎んだ姿が
ねじり棒になるとは面白いですいね❕
ヤブガラシ(藪枯らし)も
初めて拝見しますが橙色の花盤(盤状の花托)
次第にピンクに変わる!って
珍しいです✿(◡‿◡*)❤ねぇ
うふふ
違いがよく分かります。
西武池袋本店の屋上庭園にもガマがありました。
コガマより太くて短かったです。
あれはなんというガマか、名前が分かりません。
涼しくなったらまた見てきましょう。
river
タラの木は以前、庭に植え込んでありましたが妻がとげを嫌うので伐ったのですが別のところに生えてきました。もちろん花は見ました。
ヤブカラシは庭にたくさん生えてきます。駆除困難雑草です。
shuuter
祇園祭には厄除けとして家庭でも飾れます。私も好きな花で武田尾で種子を採取し庭に植えています。
鉢植えですがまだ花咲きませんです。
長さん
ヤブガラシは希に日中開くことがあるらしいです。1枚目の写真の左上を見ていただくと分かりますが、この時刻でしべが残っている花がたくさんあったのは、木の葉が風を遮断してくれたせいかなと思っています。
長さん
ヤブガラシは川の法面や空き地などで蔓延っています。
ヒオウギはこぼれ種で増えますね。このヒオウギももう少し離れた場所で咲いていたものから、種が飛んできたようです。
長さん
ヒメガマで船を作りましたか。葦同様、茎がしっかりしていますからね。
タラノキ、何年かかったらこのぐらいになるのでしょうね。
ヤブガラシの花盤に蟻までたかっていましたよ。
ヒオウギが絶えましたか。こぼれ種で良く増えそうですがねー。
長さん
ヤブガラシのしべや花弁は開花後2時間くらいで落ちてしまうそうです。花盤にはたくさん蜜が溜っているようです。庭に侵入したら大変ですよね。
長さん
草や木の遮熱効果は大きなものがありますね。最近、ビルの屋上緑化が増えてきているようですが、冷房代が減少するなど、省エネ効果が大だそうです。デパートなんかも屋上庭園をやり始めていますね。
長さん
ヒオウギは赤橙色の斑が特徴ですね。萎れるときに捻れるのはどう言う理屈なんでしょう。
ヤブガラシ、初めてですか。整備された住宅街では見かけないかも知れませんね。
長さん
ガマの仲間の内、茶色い穂が太いのは多分ガマだと思います。違いを文章で説明するより、↓のHPをご覧頂くとよく分かりますよ。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/6324/menu/ka/gama.html
長さん
睡蓮鉢にヒメガマが生えましたか。どこから侵入したのでしょう。果穂が飛んできたのでしょうか。
タラの芽は天ぷらにすると美味しいそうですね。でも、普通こんなに大きくしませんよね。空き家で誰も刈り取りをしないのでしょう。
ヤブガラシやヘクソカズラは増えると困りますね。
mori-sanpo
タラノキは、東北や北海道のブナ林地帯の里山でよく目にしました。また、タラの芽は山菜の王者とした珍重されていました。
長さん
ヒオウギは古くから愛されて来た花ですね。厄除けの効果があると信じられているそうで、祇園祭にはつきものなんですね。
長さん
空き家の敷地だからタラノキがこんなに大きくなって花が咲いたのでしょうね。タラの芽を採るためだったら、こんなに大きくなりませんから。
信徳
固そうだけどその内に綿みたいに柔らかくなって何処かに飛んで行ってしまうのですね。
ヤブガラシの小さな花、良く見ると綺麗ですね。
ロシアンブルー
タラノ木はあのタラの芽を天ぷらで食べる木ですか?
山で育つ木ですよね~、珍しいですね。
ヤブガラシもよく見かける花ですね。
長さん
ガマの穂は表面が堅そうですが、中は因幡の白ウサギで有名な穂綿が詰まっているんですよね。
ヤブガラシの花は小さいですが、良く見ると可愛いです。4本のしべが立つ様子も面白い。
長さん
そうです、タラの芽が採れるタラノキです。山菜として芽を摘んでしまうので、野生のもの以外は大きくなれません。
ヤブガラシ、空き地なんかで蔓延っていますよね。
すーちん
ヤブガラシの花
よく見ると可愛いですね^^
向かいの空き家屋根まで
伸びてます^^
長さん
ヤブガラシの花は花盤があるのが特徴の、可愛い花です。
空き家ですか。そのうち家全体がヤブガラシに覆われそうですね。
nobara
甲府時代は若かった事もあり山野を駆け巡って
採集していました。それとキノコも・・
お花まで至るのは幸せな木でしょうか。
山野でウドのお花はよく見かけます。
ヒオウギ、京都の祇園様のお花ですから
時期的にはピッタンコ?って事でしょうね。
ヤブガラシとヘクソ、見つけ出して引っこ抜きゃなきゃ~
こう暑いと、こっちが気を抜かれそう(-_-;)ゞ
長さん
タラの芽を採ると、採集圧というものが掛かって、タラノキは大きく成長せず、脇枝を増やすそうです。このように真っ直ぐ伸びて花を咲かせるのは長い間、芽が摘まれなかった証拠ですよね。
ヒオウギは厄除けの効果があり、京都の方は祇園祭の間、ヒオウギを飾るのだとか。
江戸川近くでは畑が多いので、境目の生け垣なでに絡みついたヤブガラシやヘクソカズラを見かけることが多いです。
ジュン
お花は元気に咲いていますね
ヒオウギ
萎んだ姿はねじり棒
面白い姿ですね
長さん
連日異常な暑さが続いていますね。我が家の辺りは暑さの記録更新はしていませんが、40℃近い地域にお住まいの方は災難ですね。
ヒオウギ、萎れるとき、何故捻れるんでしょうね。巻き貝みたいになることもあるそうですよ。
はるる
ヒオウギ、実にきれいです。ヤブガラシはよく見ますが、色が変わるところまで見ていませんでした。タラノキってこういう花なんですね。
無門
何時もラジオ体操会場としている
ドラッグストアの花壇
貧乏かずらに占領されています
心配だね
長さん
同じところを歩くと同じ話か見ることが出来ないので、毎回、歩くコースを変えることにしています。
ヤブガラシの花盤は色が変わります。もう蜜は出ませんよということなんでしょう。
タラノキの花、初めて見ました。生えるはずがない住宅街ですから、貴重な体験です。
長さん
花壇にヘクソカズラが侵入ですか。そのドラッグストア、評判が下がりますよね。