国営越後丘陵公園にて(2) 雪割草園芸種の展示

越後雪割草街道の旅⑤
 国営越後丘陵公園の「雪割草まつり」は「花と緑の館」で行われていましたが、会場の多くのスペースを使って国際雪割草協会甲信越支部の展示、及び即売会が行われていました。
画像画像

 様々なタイプ、色合いの、雪割草の園芸種が展示されており、総数は180鉢以上に上るのではないかと思われます。
 今回は出展作品の中から紹介します。銘が見えたものは記載しました。
標準花 「潮風」
画像

千重咲き 「珠みどり」
画像

八重咲き・雄蕊弁化・二段咲き
画像

千重咲き  緑色が均一に出ていない
画像

千重咲きの株に一輪だけ三段咲きが出現
画像

標準花 「佐渡五色」
画像

千重咲き
画像

八重咲き・唐子咲き
画像

三段咲き 「跳珠」      二段咲き 「麗花」
画像画像

標準花 「大和絵」      標準花 「涼月」
画像画像

標準花 「紙風船」      唐子咲き 「乙和媛」
画像画像

二段咲き 「紫扇」      標準花 「緋恋梅」
画像画像

標準花 無銘         標準花 紫 白しべ
画像画像

標準花 「紫香梅」 強い香りがするのは珍しい!
画像

 会場では雪割草の押し花を使ったクラフト教室や押し花アートの展示も行われていました。
画像

 即売会は、標準花は3ポット1,000円からで、多くは800円~2,000円。変化の大きな銘品では8万円のものもありました。
画像画像

 3月25日撮影。

 この日はJR長岡駅近くのビジネスホテルに泊まり、翌日、雪国植物園を訪れました。
 (つづく)


この記事へのコメント

  • 目黒のおじいちゃん

    多彩でおどろきました。熱心な作出者が多いようですね。
    今日あたり、現地では降雪も予想されます。バスで案内されても里山の花探索は大変でしょうね。
    2018年04月05日 14:22
  • なおさん

    やはり、本場の展示即売の規模は素晴らしいですねえ。どれも見事で目移りしてしまいますね。いいものを見せていただきました。
     交配してさまざまな優良花を作出するというのも楽しみでしょうが、根気とヒマとスペースがないとなかなか出来ませんので、大変ですよね。
    2018年04月05日 15:02
  • 楽老

    私のようにでたらめに交配しても三段咲きや千重咲きが出ることもありますが多くの交配者が千重咲きを目指すようです。千重咲きには最早、オシベもメシベもありませんから交配の究極の姿です。しかしプロや熱心な愛好家はかなりの確率で千重咲きを作り出しています。劣性遺伝子を交配と戻し交配により出現させているのです。
    2018年04月05日 15:40
  • 信徳

    本場越後のサクラソウがこんなに凄いとは初めて知りました。
    60前には長岡の学校に通っていましたが長岡市も変わりました。15年ほど前に花火を見に行った以降長岡には行っていません。今年あたりは花火を見に行かないと中々チャンスが有りません。
    来年ユキワリソウ見物にでも行こうかな(笑)。長岡には友人がいるのですが草花の趣味を持っている人がいないのが残念です。
    2018年04月05日 16:21
  • 寿々木

    雪割草にもいろんな園芸品種があるのですね。きれいな花を楽しませていただきました。野外でみたら雪割草とは思えないです。
    2018年04月05日 16:38
  • 無門

    こんにちは

    八重で驚いていたら
    笑われるね
    千重咲きですか
    原型が何だったか
    忘れてしまうかも
    2018年04月05日 18:15
  • nobara

    姿、形、大きさ、彩り、素晴らしいですね~
    育てるものなら? お持ち帰りしたですが・・
    そこはぐっと堪えないと~駄目にする名人(-_-;)ゞ
    こうやって定期的に見に
    行かれる方も多いのでしょうね。
    素晴らしいモノ、見せて頂きました。
    2018年04月05日 18:58
  • はるる

    園芸種というのは、よく出来ていますね。こんなにさまざまな花の姿を見せていただきました。実にきれいです。
    これなら高い値がついても、当然だと思いました。
    2018年04月05日 19:27
  • shuuter

    ユキワリソウ 香りのするものがあるのですか。
    色の変化は多いようですが、香りまであるとは知りませんでした。
    2018年04月05日 20:19
  • mori-sanpo

    雪割草の園芸種、かなりの数があるんですね。
    小さな花でも色合いが鮮やかで、標準花から千重花までバラエティに富んでいて、それぞれ魅力的ですね。
    2018年04月05日 20:37
  • 降魔成道

    こんなに多様なことに正直驚かされました。
    勉強になります。
    2018年04月05日 20:49
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    後輩を続けて、自分だけの品種を作り上げることを目標にしているのでしょうね。ただ、千重咲きは種が出来ないからこれ以上の変化は望めないのです。
    園内バスでカタクリの自生地まで行ってくれて、帰りに途中下車すると雪割草の群生地なんです。
    2018年04月05日 20:55
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    この前の週は国際雪割草協会の品評会が行われていいたので、どんな花が優秀なのか見ることが出来たのですが、これだけの品種が並べられていれば十分に楽しめましたよ。
    実生から4,5年は結果が分からないから、気長にやらないと出来ない趣味ですね。
    2018年04月05日 21:00
  • 長さん

    楽老さん、コメントありがとうございます。
    雄蕊か雌蕊が残っていないと交配は出来ませんからね。千重咲きが出来るまで交配を繰り返さないと、究極の趣味とはならないのですね。まだこの世界にはバイオ技術は入っていないようですね。
    2018年04月05日 21:04
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    甲信越支部の展示ですが、やはり新潟在住の方が多いのでしょうね。
    長岡駅の西側には大きなビルもたくさん出来て、昔のオモカゲがないかも知れませんね。
    群馬からなら近いので、ぜひ雪割草街道をお訪ねください。
    2018年04月05日 21:08
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    雪割草も変化が出やすい植物なので、昔から園芸種作りは盛んに行われてきたそうです。雄蕊も雌蕊もある標準花と比べると、花は全く別の植物に見えますね。
    2018年04月05日 21:10
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    千重咲きは、八重咲きの雄蕊がある品種と同じく雌蕊がある品種を交配させるのだろうと思います。
    2018年04月05日 21:15
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    雪割草は実に色々と変化するものですね。これだけのものを作り出すのは大変なことだったでしょう。
    スミレみたいにほったらかしても毎年咲いてくれるようなら良いのですが、雪割草はそうもいかないですからね。
    2018年04月05日 21:28
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    育種家の長い間の努力の結晶がこれらの雪割草なのです。それを見せていただくのは実にありがたいことです。基本種なら安価なんですが、それでも一般的な草花より高いですね。
    2018年04月05日 21:31
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    雪割草は香りがないものとほのかに香るものがあるそうです。その中で、「紫香梅」は貴重な品種といえるでしょう。初めての経験でした。
    2018年04月05日 21:33
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    雪割草の園芸種は実に多彩でした。変化が出やすい植物ですが、珍しいものを作り出すにはそれなりの技術と時間が必要ですから、大変なことです。
    2018年04月05日 21:40
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    自生種の可憐さから比べると実に多罪なものが作り出されています。それが雪割草の魅力なんですね。
    2018年04月05日 21:42
  • eko

    雪割草も香る品種まで出てきたのですか。
    これだけ多種多様な花があるんですね。どの花も可愛いですね。育てられるなら欲しいですが、見るだけにしておきます。
    8万円の花もあるとは凄いですね。
    2018年04月05日 21:43
  • イッシー

    標準をベースに変化させるんですか!!
    それにしてもすごい変化ですね。
    八万円ですか!怖くって買えない。
    2018年04月05日 21:47
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    強い香りがする雪割草、初めて出会いました。意図して作られたものではないと思います。そんな思いがけない変化が出るのが雪割草なんですね。
    私も育てる自信は無いので、こうして見るだけにしておきます。
    2018年04月05日 22:12
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    標準花から二段咲きや、三段咲き、千重咲きなどがいきなり出来るわけではなく、飽くなき交配を続けた結果だと思います。
    ランも高いのがありますよ。
    2018年04月05日 22:14
  • 月奏曲

    思ったよりも多彩で立派。

    押し花…これだけ種類あるなら綺麗に作れそう
    2018年04月05日 22:19
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    雪割草、こうしてみるとなかなかのものでしょう。
    押し花の入ったしおりとか、スケールなんかを作っていました。時間が無いので、押し花入りスケールを買ってきました。
    2018年04月05日 22:43
  • すーちん

    お早うございます
    可愛らしい花
    愛好家おおいでしょうねー
    集めたくなっちゃいますねー
    2018年04月06日 07:09
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    いろいろ変化が生み出されるので、愛好家が多いかも。
    こういう園芸種は育てるのが大変そうですね。
    2018年04月06日 09:07
  • ジュン

    雪割草の園芸種
    凄い種類で多彩ですね
    香りのまであるのですね
    拝見して可愛い雪割草の
    愛好家になりそうです
    2018年04月06日 09:47
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    交配に交配を重ねていますから、様々な品種が作り出されているようです。究極の目標が千重咲きで、もはや雄蕊も雌蕊もすべて花弁化しているので、これ以上の品種は出来ません。
    2018年04月06日 11:45
  • りりい

    ユキワリソウにもこんなに多くの種類があるんですね。
    「八重咲き」は良く聞きますが,千重咲きとは、驚きました。
    色も素敵です。8万円という値段にもまたびっくりしました。
    2018年04月06日 19:03
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    千重咲きはこれ以上の変化は作れないので、究極の雪割草と言われています。千重咲きは椿などにもありますね。
    2018年04月06日 21:58

この記事へのトラックバック