3月13日、新橋での所用が早く終わったので、まだ午後の日がさんさんと照っています。日比谷公園の日比谷花壇の前まで来ると、公園のフェンス沿いに赤いものが見えました。
これ、なんだかお分かりになりますか?
実は、グレビレアのつぼみなんです。そろそろこんな花(ヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木)が咲きます。
日比谷花壇の店頭には黄色い花がモコモコと咲くアカシアの鉢が並べてあり、アカシア・テレサと印刷されたタグが付いています。
アカシア・テレサは、アカシア・フィンブリアタ・ワトルの園芸種で、あまり大きくならず、花期以外も観葉植物として楽しめるのだそうです。マメ科(ネムノキ科)アカシア属の常緑小高木。
エニシダ(金雀枝)がもう花を咲かせています。
入り口へと続く小径の横には大きな花のリングが作られています。奥にベンチが置いてあるので、記念写真コーナーなのでしょう。よく見たら、殆どが造花でした。
左手前のラナンキュラスだけは本物でした。タグにはラナンキュラス・ラックスシリーズと書かれています。
こちらはフェンス仕立てのクレマチス。品種名は不明です。
店舗の入り口前にもアカシアが咲いています。
先月、店舗を覗いたときには、綺麗なランがたくさん並べられていましたか、今はどんな花が並んでいるでしょう。
3月13日撮影。
(つづく)
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第72回JOGA洋らん展(昭和記念公園)にて(その7)
昭和記念公園の花みどり文化センターで行われた、JOGA(日本洋蘭農業協同組合)主催の洋らん展で、これまでに見たことがない原種ランを記録しました。洋蘭は品種がとても多く、ラン展に行く度に初めて見るランに出会います。
マキシラリア ヘニシアナ
Maxillaria hennisiana
パナマ、コロンビア、エクアドルのマングローブ湿地や、
標高100~1000mメートル帯の森林に分布する着生種
キロスキスタ パリシー
Chiloschista parishii 'Heart Far'
熱帯アジア原産の無葉蘭(葉が退化したラン)の仲間
コエリア トリプテラ
Coelia triptera 'Kakio'
メキシコ~中米・西インド諸島に分布。花径約1cm。香りがある
ビフレナリア ティリアンシナ
Bif. tyrianthina 'B'
ブラジルの標高1000~2000mに分布する着生ラン
3月9日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
ランも膨大な種類があり、ラン展の度に新しい出会いがあるというのは楽しみで良いですね。
目黒のおじいちゃん
ロシアンブルー
日比谷公園へ出かけると、先ず日比谷花壇の入口を見ますがいつも眺めるだけ~です。
浅草松屋にも日比谷花壇が入っていて、いつも美しい花を見て香りを楽しませてもらっています。
ラン展で珍しいランに出会えるってワクワクするでしょうね。
eko
アカシア・テレサは観葉植物として良いですね。大きくなりすぎる木は一般家庭には不向きです。
ラナンキュラス・ラックスシリーズは普通に見る花とは趣が違いますね。日比谷花壇はあまり見かけない花があって良いですね。
今回のランも初めて見る花ばかり、珍しいです。
寿々木
信徳
長さん
ラナンキュラスは八重の豪華な花を思い浮かべますが、こんな一重の園芸種も出来ているのですね。
らん展で全部の原種を記録したわけではありませんが、初めて知る属もあり、楽しくなります。
長さん
日比谷花壇の店内も春先取りの飾り付けでしたよ。次回をお楽しみに。
長さん
日比谷花壇に行かれたら店内もご覧になると良いですよ。企業向けの高級花材なので、目の保養になります。ただし、お値段は見ないように(笑)。
初めて見るランに出会えるのもラン展の楽しみの一つなんです。
長さん
グレビレアのつぼみから華が蔵々出来る人は少ないでしょうね。
大きくならないアカシアというのは扱いやすいですよね。
ラックスシリーズは一重の花ですからラナンキュラスと言われなければ分かりませんよね。
今回も知らないランに出会えました。楽しいです。
river
マキシラリア以外は初めての属名です。
長さん
この店舗は企業向けの商品がメインなので、店頭の花は見本のような位置づけなんだと思います。店内には切り花が揃えてありますが、注文に応じてアレンジするようです。
長さん
フサアカシアやギンヨウアカシアは常緑高木ですから、アカシア・テレサのように、花が鉢植えで楽しめるのは良いですよね。
長さん
花屋さんは季節感先取りで、温室栽培ものを扱っている店が多いですよね。フサアカシアは近くで満開になっていますが、エニシダは早いですよね。
ランの世界は奥深いですね。属名の略号では全く分からないものに度々出会います。
イッシー
ラン展のお写真。恥ずかしながら、こんなランもあったっけ、あ、これは見たぞ、なんて楽しませてもらってます。
ただ撮るだけより解説があった方が親しみ湧きますね。
長さん
ここを通りがかるたびに楽しませてもらっている花屋さんです。
イッシーさんのような芸術写真は撮れないので、もっぱら標本写真です。標本には説明がつきもので(笑)。
はるる
ランも作り物みたいです。
nobara
クレマチス ペトリエイに似ています。
咲き始めはグリーンぽいですが、白くなります。
蘭:コエリア トリプテラって?
らしからぬ、お花ですね。興味津々!
ビフレナリア ティリアンシナはバナナの先から
葉っぱが出てるみたいですね。
月奏曲
ファーストインプレッションって怖いなぁwww
nobara
書くつもりが、誤ってしまいました。
訂正させて頂きます。
乙女ヶ丘
「アカシア」と言えば直ぐに思い浮かぶのは西田佐知子と石原裕次郎の歌ですね アカシアの名前はよく耳にしますが花を見るのは初めてです 黄色い花だったんですね
長さん
この花屋さんはいつもちょっと変わった花が置いてあるのです。流行を先取りするかのようです。
ランの原種、珍しいものを揃えてみました。
長さん
クレマチス・カートマニージョーですか。早速画像検索してみましたが、似ていますね。
コエレア・トリプテラは小さな花で、たしかにらしからぬ花ですね。
ビフレナリア、たしかに立てたバナナから葉が生えていますね(笑)。
長さん
マキシラリア・ヘニンシアナがセミの抜け殻に見えましたか。蝉の足の方かな?面白い。
長さん
西田佐知子は「アカシアの雨が止む時」でしたね。石原裕次郎の方は思い出せないなー。
ミモザとも呼ばれるアカシアはギンヨウアカシアとフサアカシアが有名ですが、このアカシアは別種です。
shuuter
ミモザも里山に増え続けます。
外来種が増えないでほしいですね。祈るばかりです。
長さん
アカシア・テレサは矮性の園芸種です。
アカシアは常緑高木ですから、里山には似合いませんよね。
乙女ヶ丘
最初の唄い出しが「アカシアの花の下であの娘がそっと瞼を拭いた赤いハンカチが」です
長さん
思い出しました。有名な歌でしたね。ありがとうございます。
すーちん
記念写真コ^ナーが
設けて有るんですね
ラナンキュラス何時も
からしてしまいます^^
長さん
ここで記念写真コーナーを見たのは初めてです。造花だからずっと続けるのかもしれません。
ラナンキュラスって難しい植物なんですか。
ジュン
どれも綺麗ですね
フェンス仕立てのクレマチス
憧れています
長さん
ランは種類が膨大で、珍しいものに出会う確率が高いのです。どれもが綺麗だとは限りませんが・・・。
このクレマチスは花が多く付くタイプのようで、フェンスに這わせるのに向いているようです。