今回は、ディスプレイ部門で使われていたランの花をアップで撮ったものを載せてみました。その後、假屋崎センセや志穂美悦子さん、生け花三大流派のディスプレイを紹介します。
假屋崎省吾 「ランの世界」
カラフルな棒が目立つが、いつもより地味目な感じ
志穂美悦子 「息吹き」
流木にランをあしらった作品。中心には赤い炎が燃える
部分
いけばな小原流(東京支部) 「南国楽園」
都会の密林に咲く蘭を、小原流の流儀「写景」使って演出
することで、まるで南国に来たような雰囲気にしたとのこと
いけばな草月流(東京南支部) 「魅せられて」
青竹を組んだ下には大きな水盤。水に映った蘭を楽しむものか
部分
華道家元池坊(東京連合支部) {季の魁(ときのさきがけ)」
草木の命とともに、春の陽の光の中に一歩踏み出してみませんか
部分
2月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
無門
芸術家は
作品を見ただけで
どれの物かわかる
さすがに素晴らしい世界だ
eko
作者や流派によってそれぞれの個性が光っています。
昔、池坊をかじった者としては、「季の魁」に一番親しみを感じます。
nobara
制作過程をやっていましたね。
志穂美悦子さんも昨年、見た時に今は華道家?
ってびっくりしたのですが、独特の雰囲気です。
生け花三大流派もうかうかしてられませんね。
前衛的な作風の方の出現ですからね~
季の魁(ときのさきがけ)・・・
お題も凄いですね~さすが池坊ですね。
長さん
生け花の材料に洋蘭というと、昔の人はえっと思う人がいるかもしれませんが、いまは当り前の素材になりましたね。
長さん
花の世界で有名な人や流派の作品はそれぞれの特徴が出ますよね。
長さん
池坊をなさっていたのですか。今回は、前衛的と言われる草月流がちょっとおとなしめになっているのに比較し、池坊は伝統を重んじながら大胆な作品になっていました。
寿々木
長さん
假屋崎さんの作品は、前衛的と言われている草月流もたじたじですね。志穂美悦子さんはアクションスタートして有名でしたが、いまはフラワーアーティストという肩書きをお持ちだそうです。
今回は、池坊が一番ダイナミックな感じですよね。
長さん
ランの花は生け花の世界でも欠かせない素材となってきたようです。
流木なんでしょうが、ガラクタなんて言うと怒られますよ(笑)。
信徳
使うラン花の豪華ですけど仕掛けが面白いですね。
長さん
三大流派は一つも見せ場ですから、事前にデザインを色々考えたのでしょうね。私としては池坊がダイナミックに見えました。
乙女ヶ丘
長渕剛の奥方様にこんな才能が
有ったなんて露程も知りませんでした
三大流派も威信を懸けて頑張っていますね
中でも池坊の作品に惹かれますね
river
長さん
志穂美悦子さんは、2015年のこの蘭展に初めて出展したんですが、私もその時まで彼女がフラワーアーティストになっていたことを初めて知ったのです。この分野は2010年に勉強を始めたんですって。
私も三大流派の作品の中では池坊が良いなと思いました。
長さん
假屋崎さん、志穂美さん、生け花三大流派はこの蘭展の常連さんになりましたね。志穂美さんの作品、昨年の方がインパクトがあったように思います。
月奏曲
長さん
假屋崎さんのこの蘭展用の出展作としては、これまで見た中で一番手抜きじゃないかと思えました。
ロシアンブルー
ランのデイスプレイは立派な華道家さんたちの作品で豪華ですね。
私には豪華すぎて解りません。
上から5枚目のオンシジュームの中に透明な丸いものは何ですか?
なおさん
草月流の展示は、昭和記念公園や武蔵丘陵森林公園でも毎年見られます。
生け花の世界もいろいろですね。
すーちん
流木、集めるだけでも
大変そう、大作ですね
長さん
生け花でこんなに大きな作品を見ることは殆どありませんから、ちょっとビックリしてしまいますよね。
オンシジュームと一緒に写っているのはプラスチックの風船みたいなものです。それにドームの周囲にある照明が丸く映り込んでいます。
長さん
ランと葉物があればどんな作品にも作者の世界が表現できるでしょうね。
前衛的とも言われる草月流ですが、大きな作品はお手の物のようです。昭和記念公園や武蔵丘陵森林公園でも展示されますか。
長さん
かなり大きな流木も使ってありました。多分デザインが決まった後、どこかへ探しに行ったのでは・・・。
イッシー
皆さんの作品、興味深いですね。
スケール感が写真で上手く表現できなさそうなのであまり撮らなかったのですが、感じるものはありました。
ジュン
生け花の世界
流派があって面白いです
うふふ
ダイナミックな作品の数々、見応えがあったことでしょう。
志穂美悦子さんは女優さんと思っていましたが、こんな大作を作る方でもあったのですね。
驚きました。
長さん
大きな作品になると、バックにごちゃごちゃ入ってしまうので、写真的には面白くないでしょうね。
長さん
今回ご紹介した5つの作品、有名な人や流派だったりするので、特徴というか個性の違いが分かりやすいですね。
長さん
東京ドームという大きな会場ですから、他と比べてスケール感を感じにくい側面がありますが、単体で見るとかなり大きく感じると思います。
志穂美さんがフラワーアーティストとして活躍し始めたのは、まだ5,6年なんだそうです。
はるる
長さん
今回のものは主催者側の特別展示ですから、多分これこれの予算でとお願いしているのだと思いますが、出展者(団体)にとってはPRのし甲斐がある蘭展ですから、それ以上に費用をかけているかもしれませんね。