2月2日、池袋サンシャインシティ文化会館で開催された関東東海花の展覧会を見に行ってきました(開催内容は末尾のコラムを参照してください)。
花の展覧会では、関東東海地域1都11県の花の生産者が育てた自慢の切花や鉢物等が出展され、花の品評会が行われます。出展部門は、カーネーション、キク、バラ、球根切花、切花、枝物、花苗、観葉植物、鉢物及び洋らんの全10部門です。優秀作品には金、銀、銅の各賞が授与され、更に、金賞の中から特別賞が選定されます。
今回は、特別賞の展示コーナーから紹介します。受賞のポイントを転記しておきましたが、適当に読み飛ばしてください。
< 農林水産大臣賞 >
カーネーション 「ラスカルグリーン」
田村安雄氏(静岡県)
受賞のポイント・・・輪数が多くボリューム感があると共に、側枝の伸長が
良く、全体的な草姿のバランスに優れていた。グリーンの発色が美しく、
十分に加温されており、栽培管理の良さがうかがわれる出品であった。
< 日本花き卸売市場協会長賞 >
マーガレット 「モリンバ ピンク」
大野浩司氏(東京都)
< 農林水産大臣賞 >
ガーベラ 「パスタ」
伊藤憲孝氏(静岡県)
受賞のポイント・・・大輪で淡黄色の花色の品種で、咲きそろいも良く、
水上がりや茎の形状も素晴らしいことが高く評価された。12月からの
低温にもかかわらず、高い品質を維持する栽培管理ができているこ
とから、産地全体の技術力の高さが感じられる切り花であった。
< 農林水産大臣賞 >
白色輪ギク 「神馬」
藤井保宏氏(愛知県)
受賞のポイント・・・花が大きく力強さを感じる。開花の揃い、
花の配置も見事。ボリュームがありながら茎葉のバランスも
取れている。非常にレベルの高い逸品である。
< 全国農業協同組合中央会長賞 >
バラ 「アヴァランチェ+」
永田政司氏(静岡県)
受賞のポイント・・・花色の素晴らしさ、ボリューム、花と茎葉のバラ
ンスなど、ブライダル用の人気品種をしっかりと作りこなしている。
< 農林水産大臣賞 >
バラ 「アマダ」
佐野範幸氏(静岡県)
受賞のポイント・・・定番の赤品種の中で、花のボリューム、色
合い、花と茎葉のバランスなど全てにおいて高く評価された。
< 農林水産省生産局長賞 >
キンギョソウ 「雪姫」
石川きみ子氏(静岡県)
受賞のポイント・・・普通咲きの白色花色の品種で、花色が純白で
あり、茎葉のバランスも素晴らしかった。特に、小花が咲き進んで
も、全く品質低下が見られなかった他、下位から上位節位までの
側枝に全く徒長が見られないところが高く評価された。低温により、
品質管理の難しい年ではあるが、暖房を一とした栽培管理が適切
に行われていることが感じられる切り花であった。
< 農林水産省生産局長賞 >
カーネーション 「モンブラン」
岩田秀一氏(千葉県)
受賞のポイント・・・冠婚葬祭に欠かせない白のスタンダード
で全体の揃いが良く。茎葉と花のバランスに優れていた。
白色カーネーションの素晴らしさを感じさせる出品であった。
< 全国農業協同組合中央会長賞 >
カーネーション 「カルミナ」
木村 誠氏(栃木県)
受賞のポイント・・・小花がきれいに展開して、揃いが良く、花
が大きくボリューム感があり、草姿のバランスに優れていた。
濃赤紫に暗めのピンクの縁取りが印象的な品種で、ギフト
など目を引く場面での使いやすさが高く評価された。
< 全国農業協同組合中央会長賞 >
ファレノプシス 「ザ・プレミアム・ホワイト」
(有)座間洋ランセンター(神奈川県)
受賞のポイント・・・ファレノプシスの白系品種で、開花状況や花数の
多さ、端正な仕立て技術などに優れ、ボリューム感のある良品でした。
< 日本花き卸売市場協会長賞 >
スプレーストック 「マリンカルテット」
西郷 明氏(千葉県)
< 全国農業協同組合中央会長賞 >
レザーファン
石井伸一氏(東京都)
2月2日撮影。
(つづく)
関東東海花の展覧会とは
毎年、サンシャインシティ文化会館で開催されるこの展覧会は、関東から東海地方までの1都11県及び花き関係6団体が主催する国内最大規模の花のイベントです。今年は2月2日から4日まで開催。
花の品評会やフラワーデザインコンテスト、花き関係3団体による花と緑の装飾展示、ジャパンフラワーセレクション~受賞品種紹介、産地紹介コーナー、団体PRコーナー、即売会・販売コーナー、イベントコーナーと多彩な内容です。
旅行中のため、コメント欄を閉じています。
2月7日に帰宅予定です。
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