今回は、フレグランス部門の出展作品と上位作品を紹介します。香りが表現できないのが歯がゆいですが、いずれも芳香を放つ蘭です。
先ずは、上位3作品(最優秀賞、優秀賞、優良賞)です。それぞれ、香りは強くないですが、良い匂いがしました。
< 最優秀賞 >
春蘭(中国産)‘白雲’
Cym. goeringii (China) 'hakuun'
有賀二郎氏
< 優秀賞 >
リンコレリオカトレヤ ミセス ジェイ リーマン
‘グリーン アップル’
Rlc. Mrs. J. Leeman 'Green Apple'
須和田農園
< 優良賞 >
バンダ ピンキィ‘トーカイ’
Van. Pinky 'Tokai'
太陽園芸
< 特別賞 >
バンダ セルレッセンス‘K.H.E’
V. coerulescens 'K.H.E'
ナーセリーイデ

中国雲南、インド、ミャンマー、タイの標高300~1600mに自生
< 特別賞 >
リンコレリオカトレヤ カルミナント ビューティ
‘スウィート スプリング’
Rlc. Culminant Beauty‘Sweet Spring’
(C. Culminant x Rlc. Princess Patricia)
< トロフィー賞 >
バンダコスティリス ブルー スター‘ドリーム オブ キミ’
Van. Blue Star 'Dream of Kimi' (Van. Lou Sneary x V. coerulea)
和田キミ氏
バンダ、リンコスティリスを親にもつ人工新属
異名:Yonezawaara(Yzwr.) Blue Star
プロスチェア スイートフェアリー
’ウィンター フェアリー’
Psh. Sweet Fairy ‘Winter Fairy’
オーキッドバレーミウラ
Psh. garciana x Psh. pterocarpa
グアリサイクリア キョーグチ‘ララ’
Guaricyclia (Gcy.) Kyoguchi ‘Rara’
中島文子氏
( C. aurantiaca x Epi. aromaticum )
カトレア メロディー フェア ‘クリスマス デイ’
C. Melody Fair 'Christmasd Day'
みさと洋蘭園
( C. Stephen Oliver Fouraker x C. Horace )
プロステケア ガルシアナ‘モモカ’
Psh. garciana 'Momoka' (旧Epi. garcianum)
倉持見永子氏

ベネズエラの標高1200m前後の雲霧林に自生する着生ラン
エンシクリア コルディゲラ アルバ
‘スプリング グランド’
Encyclia cordigera alba 'Spring Grand'
佐藤春雄氏
中南米低地から1000mぐらいまでの地域に自生
オンシジューム トゥインクル‘ピーチファンタジー’
Oncidium Twinkle‘Peach Fantasy’
原 幸康氏
セロジネ メモリア ウイリアム ミコリッツ‘モリヘイ’
Coelogyne Memoria William Micholitz ’Morihei'
飯田森平氏
オドントグロッサム プルケルム‘スウィート ハニー’
Odm. pulchellum 'Sweet Honey' (=Cuitlauzina pulchella)
ヤハギ園
メキシコ等の標高1400m~2400mに自生する原種
花は上下が逆転している
ネオセディレア サマースターズ‘カイ’
Neosedirea Summer Stars 'Kai'
中藤九三子氏
フウランとナゴランの交配種( Sedirea japonica × Neof. falcata )
2月21日撮影。
(つづく)
この記事へのコメント
river
目黒のおじいちゃん
最近老化で利きが鈍くなってきたようです
nobara
強烈な香りは・・ちょっとですが。
微かに香るのはいいですね。
かなりたくさんあるのでかなり?
オンシジューム トゥインクル‘ピーチファンタジー’
かわいいですね☆彡
ジュン
自生しているのですね
素晴らしいです
会場は甘い香りなんでしょうね
寿々木
無門
真っ白な春蘭
名は白雲
中国の深山を連想させますね
shuuter
インターメディア セロジネをおもっているのですが、庭に置き忘れ温室に入れていませんでした。
妻がきずき 慌てて温室にいれました。
葉が枯れ 復活してくれるかどうか 怪しいです。
セロジネ 強い光を嫌います。傘に隠れた場所に置いていました。
信徳
バラ、キンモクセイ、ラベンダーと来てトップ10以内に
ランは入っていません。これらの植物の匂いはキツイくらいのものですからランは適度で良いのでしょう。
以前セロジネを育成していましたが室内では香りが強かった事を覚えています。
東京ドームの中にランと人で凄い匂いだったでしょうね。
換気しているのでそんな事有りませんでしたか?
長さん
画面から香りが感じられたら良いですが、そんな時代がやってきますかねー。
今回投稿の蘭ではありませんが、ラン展に行く度に、見たことがない属が出現しています。
長さん
蘭の香りはドームに入ったとき、ちょっと感じた程度でした。味覚や臭覚は壮年時代から衰え始めるそうですよ。聴覚も同様ですね。
長さん
東洋ランはランと共に鉢も鑑賞の対象になるのだそうですね。
今回、上位となったランの香りはほんのり程度で、きついものはありませんでした。
オンシジューム トゥインクルは花が小さいのに、良い香りがしました。
長さん
ナーセリーイデは出展者名ですが、バンダ セルレッセンスは原酒のランです。良い香りがしましたが、どんな香りと表現できないのが残念ですが。
長さん
カトレアほど強くはありませんが、春蘭もさわやかな香りがしました。フウランなんかも良い香りがしますよね。
長さん
最優秀賞の春蘭は中国産とだけしか記されていないので、どこの原産かは分かりませんが、恐らく雲南省の高地ではないかと思います。
長さん
セロジネ インターメディアをお持ちですか。耐寒性があり、マイナス5°くらいまでは耐えられるそうですが、温室に入れる場合は温度を徐々に慣らすようにと書いてありました。復活すると良いですね。
長さん
カトレア類はランの中では香りが強いようですが、香りのトップ10に入っていませんでしたか。ドームに入ったとき、香りを感じましたが、器が大きいので香りも拡散するのか、後は殆ど感じませんでした。勿論、ランに直接鼻を近づければ香りは感じますが・・・。
なおさん
うふふ
フレグランス部門は香りも受賞の対象になるのですか?
美しい花と良い香りは素敵な部門ですね。
香りの想像ってまるで出来ないことが、たった今、分かりました(笑)
月奏曲
eko
春蘭‘白雲’素敵ですね。
長さん
フウランは香りも良く、5℃以上あれば育つそうですね。
長さん
フレグランス部門は香りそのものが審査対象になりますが、花姿がよくないものは見栄えが悪いですから、良い香りにそぐわないですよね。どんな香りと表現できないので、みんな芳香があるとしておきましょう(笑)。
長さん
カトレアのように華やかで香りがあるとなると絵になるのですが、花が小さくても香りが良いものはたくさんあるんですよ。
長さん
TV受像器から香りを出させる研究はされているそうですが、写真では香りは移せませんからねー(笑)。
春蘭は緑や橙色の花が多い中で、‘白雲’は白い花弁なので、目立ちました。
イッシー
わたしもここ、人と絡めて撮ろうとしたのですが失敗しました。
長さん
ランの香りはどぎつくないのが良いですねー。
人と絡めてですか。私も女性がランに鼻を近づけている女性を撮ろうかと思ったのですが、年配の女性ばかりで(笑)。
イッシー
続けて御免なさい、まさに、その状況でして。。(笑)
すーちん
華やかな洋ランの中で
地味ですが春蘭いいですねー
長さん
長さん
春蘭は洋蘭に比べれば地味ですが、香りは負けていませんでしたよ。
たじまん
長さん
フレグランス部門ですから、色々な種類の蘭が出展されています。花の美しさと香りの良さは比例しませんからね。