サンシャインシティ世界のらん展2018にて(その6)
今回は香りのラン審査部門で受賞された作品です。どんな香りと表現できないのが残念です。その他も、やはりカトレア系が多かったです。
< 資生堂賞 >
カトレア ワルケリアナ 交配種
C. walkeriana Sib (coerulea Happy Field x alba White Beauty)
西崎芙美子氏
ワルケリアナはフレグランス・オーキッドの代表格で、良い香りです
< 小柴賞 >
バンデノプシス サマースターズ
Vdnps. Summer Star 'Shuyu' ( Phal. japonica × V. falcata )
菊池秀樹氏
ナゴランとフウランという、香りの良いもの同士を交配したもの
< 井上香料製造所賞 >
カトレア クアドリカラー チポ
C. quadricolor tipo 'Parabens'
大塚初枝氏
コロンビア原産で、少しうつむき加減でベル状の咲き方と
良い香りで人気。クアドリカラーという名前はリップの色が
黄色、赤紫色、白、ピンクの4色で構成されていることから
< 井上香料製造所賞 >
リンコレリオカトレア ゴルフグリーン
Rlc. Golf Green 'Hair Pig'
平林保治氏
ブラサボラ系カトレアの大輪交配種です
ここからは、香りの審査部門以外で、入賞作品コーナーに展示された3氏の作品です。どの作品もブルーリボン(第一席)を獲得していますが、各賞は同一個人には重複授与しない決まりがあるようです。
< 髙島祥浩氏 >
パフィオペディラム プレスタンス
Paph. praestans 'Hi-Isle'
パプアニューギニアの標高1700m位に分布する一茎多花種
< 原 幸康氏 >
リンカトレリアンセ・ヒナ・プリンセス
Rth. Hina Princess 'A'
カトレア属×グアリアンセ属×リンコレリア属の交配種
< 斉藤正博氏 >
フラグミペディウム ソーセロス アプレンティス
Phrag. Sorcerer's Apprentice 'Los Osos'
フラグミ原種同士の一代交配種 (longifolium × sargentianum)
パフィオペディラム ‘リバーサイド’ (未登録)
Paph. 'Riverside' (Tradewindo x Spotted Delight)
大きな背萼辺と濃いスポットが特徴
パフィオペディラム リップワンダー
Paph. Lippewunder 'Namiki'
大輪で、褐色が濃いのが魅力
やはり斉藤会長の実力が証明される結果になりました。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
東京ドームの世界らん展でもフレグランス部門があり、やはり香りはランの魅力でも大きな部分を占めますので、重要ですね。
ナゴランはフウランより寒がりますので、以前育てた時には室内でもうまく冬越しで来ませんでした。フウランの血が入る交雑種になると、少しは雑種強勢で寒さにも強く、育てやすくなりますかねえ。ラン店のネット通販でも売っているところがありますので、育ててみるのも面白いかもしれません。
やはり、カトレアの類は花も豪華で、その上香りも良いというのでは言うことなしですね。
目黒のおじいちゃん
と言いたいけど芳香素晴らしかったのでしょうね。
イッシー
さぞいい香りがするんでしょうね。
ランの種類によっても違うのでしょうが、善し悪しなど私の鼻には嗅ぎ分けられそうもないなー。
寿々木
無門
香りもさることながら
美しい花姿に
ほれぼれしますね
shuuter
それだけに香りへの執着が強いです。
会場 いい香りがみなぎっていることでしょう。
月奏曲
これ素敵だなぁ…
長さん
今回の作品は強い香りではありませんが、どれも良い香りであったことは確かです。
長さん
ランは香りを持つものが多いです。大半は良い香りなんですが、中にはハエなどをおびき寄せるためいやな匂いを発するものもあるんです。
香り審査は香りのプロでないと難しいでしょうね。
長さん
パフィオペディラム・リップワンダーがハナアブにみ見えましたか。焦げ茶色の部分ですね。こちらに向いて飛んでくるハナアブの編隊ですね。
長さん
カトレアは香りだけでなく ハナの姿も美しいですからね。天が2物を与えたものが多いです。
長さん
会場に入る前から良い香りが漂ってきました。
人間の嗅覚は70歳頃から衰え始めるそうですね。しかし、弱くなるだけで嗅覚がなくなるわけではないので、鼻を近づけて感じ取ろうとする努力が必要ですね。
長さん
手違いか、レスが消えてしまいましたので、前後してしまい、申し訳ありません。
TVから香りを出す研究が進められているそうですが、香りの情報を取り込めるような装置、発生させる装置の研究が必要ですね。
丈夫そうなナゴランやフウランでも温度、日照、湿度などのコントロールが出来ないと良い花は咲かせられないのですね。
ランの女王と言われるカトレアは、花姿も良し、香りも良しと言うことで、愛好家が多いのは当然ですね。
長さん
ランは洋ランが殆どですが、日本産のランでも良い香りがするものがあるのは素敵です。サマースターズは日本産のランの交配種です。
nobara
カトレア クアドリカラー チポは魅力的に感じます。
こんな色をよく出せるモノですね。
重複授与しない決まりがある?
うーん。いいものはいいんですよね~
重複があっても佳いような・・
うふふ
と、私が勝手に思っているだけかもしれませんが…。
香りもカトレアのものが好きです。
娘時代に、生まれて初めてつけた香水がカトレアの香りでした。懐かしいです。
ろこ
それにしても表情豊で見ってしまいました。。
eko
カトレア クアドリカラー チポは花色の組み合わせが素晴らしいですね。
重複授与はないんですか。あってもいいような素晴らしい作品だと思います。
長さん
カトレア クアドリカラー チポは原種でこの魅力的な色ですからね。これで花弁が平開するとなお良いのですが・・・。
多くの各賞がありますが、重複かとなると多くの品種を育てている斉藤正博氏のように賞を一人でいくつもというのは避けたいと言うことなのでしょう。
長さん
カトレアの香りをご愛用でしたか。カトレアの香りは確かに素敵ですが、他のランの中にも良い香りのものがたくさんあります。ラン展で香りを比較してみたらいかがでしょう。
長さん
画面からカトレアの香りが漂ってきたらどんなに素敵なことでしょうね。当日は、写真を撮るのに忙しく、香りを楽しんでいるゆとりがありませんでした。
長さん
ランがなくても家庭で香りを再現出来たら良いでしょうが、香水をたくさん買わなくてはならない(笑)。
カトレア クアドリカラー チポは魅力的な配色ですよね。
ランは愛好家が多いので、一人でも多くの人に賞を取ってもらいたいと言うことなのでしょう。
信徳
肯けるのですがそこに匂い良しと来れば女王の座は揺らぎないですね。
匂いが嗅げないのが残念です。
すーちん
リップワンダー、見つめられてる
感じして可笑しくなります^^
乙女ヶ丘
素敵な花から離される香り
さぞかし良い香りが…
是非とも聞いてみたいものです
長さん
カトレアが好まれるのは香りも重要な要素なのですね。
香りのソムリエなら的確な表現が出来るのでしょうが、良い匂いとしか書けないのが残念です。
長さん
リップワンダーの茶色の部分が猫の目の瞳孔のようにも見えますね。
長さん
語彙が不足していて、えもいわれぬ香りなんて抽象的な表現しか出来ないのが残念です。
ロシアンブルー
珍しいカトレア類、見ていると楽しくなりますね。
やっぱり、カトレアは見事で立派な花ですね~
リップワンダーは楽しい雰囲気がありますね。
長さん
カトレアは種類も多く、美しくて香りが良いものも多いです。まさにランの女王ですね。
リップワンダーのように、菱形ですべてが正面を向くように開花させるのは案外難しいようです。
ジュン
素敵な花色ですね
香りも良い
本当に憧れのお花です
長さん
カトレア クアドリカラー チポはリップの色合いとうつむいた咲き方が特徴です。単にカトレア クアドリカラーは花が平開しますので、そちらの方が、よりお気に召すかも。