花のネタが枯渇してしまいましたので、小学生登下校時の安全活動見守り活動中の出来事について投稿します。
私は小学生低学年(主に1年生)の登下校時の交通安全見守り活動を7年以上続けています。ボランティアですが、高齢化して次第にメンバーが少なくなり、我が町内会での現在の組織は9名です。現在は、代表に祭り上げられ、見守り活動のシフト表も作っています。私は下校時専門で、月に8~10回ほど小学校近くの交差点に立っています。
以下の文章は、ボランティア仲間にある日の出来事を報告した内容です。
長いことキッズパトロールをしていると、いろいろなことを体験します。そんな体験の中では特に貴重なものだった出来事を報告します。
傷害事件を目撃
11月6日、1年生30数人の下校が終わった頃、小学生の男児(後に3年生と判明)が「大変だ、おじさんたちがけんかしている」と知らせに来ました。
小学生と一緒に現場に行ってみると、白髪の男性(以下、Aとする)が中年男性(以下、Bとする)を組み敷いているところでした。
Bは顔から血を流しており、Aのシャツの腕にも血が付いています。組み敷かれていると見えましたが、BがAの持つ刃物(後に料理用包丁と判明)を抱え込んで離すまいともみ合っているのでした。
Aは「散水ホースを切ったじゃないか」、Bは「証拠もないのに何だ」などと言い争いをしています。
危険なので、小学生を遠ざけ、コトの推移を見守ることにしましたが、どう見ても傷害事件です。
110番通報しようとスマホを取り出したら、近くの洋品店店主が、玄関マットを交換に来たダスキンの男性(同じく目撃者)から促されて110番通報したところでした。洋品店店主には傷害事件だということを通報してもらいました。
犯人から刃物を手放させる
現場を少し離れた間に、Bが形勢を逆転、Aの口にタオルを押し当て、刃物の峰の部分をしっかり握っているところででした。
どう見てもAが不利な体勢で、体力的な差もあります。そこで、私がAに「危ないから刃物を放しなさい」と説得。Aは了承したので、Bにもこの場を離れないよう承諾を取った上で、Aから刃物を預かり、洋品店の店頭にあるベンチの下に刃物を隠しました。
その後すぐにパトカーが到着、二人を引き離しにかかりました。パトカーは合計4台、救急車1台、それに消防車までもが1台来たのにはびっくりでした。警察の記録では通報が15時2分、パトカー到着が4分後ということなので、私が事件に関係した時間は8分間程度でした。
警察は二人に事情を聞きましたが、Aを「銃刀法」(22条:刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物の携帯の禁止)違反で現行犯逮捕しました。一方のBは救急車で治療を受けました。
町内会長のTさんが現場に見えたのは、その後、現場検証が行われている頃です。
事件に関係ないですが、真っ赤に紅葉したT会長宅のドウダンツツジ →
犯罪立証の調書作りに協力
発端は見ていませんが、事件を一番長く見ていたし、Aが刃物を握っていたのを現認したのも私なので、現場検証がひと段落した16時ころ、警察官から調書作成の協力を要請されました。傷害罪として立証できるかどうかを私の証言から得ようということなのでしょう。
小学校の下校時間に、通学路で刃物を振り回すとはとんでもないことなので、すぐに了承しました。
覆面パトカーで所轄警察署へ。刑事一課の応接室で調書つくりに協力しましたが、これからが長かった。
警察官からの質問事項は、住所・氏名・肩書きはもちろん、事件を知ることになった経緯から始まって、二人が組み合っている状況、刃物を確認した状況、110番通報の経緯や時間的関係、などなど。
私が供述する都度、警察官がパソコンに打ち込みます。その間は待ち時間になるので手持無沙汰ですが、トイレに行ったり、スマホでメールチェックなどはさせてもらいました。
最後に供述調書を聞き取って修正後、印刷物で間違いをチェックして再印刷、記名指印で終了しましたが、警察車両で自宅まで送ってもらったのは21時。事件発生から6時間も後のことでした。
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