小さな花のランたち(3) 第70回JOGA洋らん展から

 花の取材に行けませんので、昔の画像で失礼します。
 今回も小さな花が咲くランをご紹介します。いずれも、当ブログには初登場です。

ファレノプシス マリポエンシス
Phalaenopsis malipoensis
出展者:塩野節子氏
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ミニ胡蝶蘭より更に小さく、花径は1.5 cmくらい
中国の雲南省で2004年5月14日に発見されたというランの新種
標高600-1300mの森林帯に分布する着生種


ポリスタキア パニキュラータ
Polystachya paniculata 'Mieko'
出展者:安藤美恵子氏
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初夏咲き(5〜6月)の原種のランで、花径は4mmくらい。香りはない
中央アフリカの熱帯雨林で標高900〜1900メートルに分布する着生種


 第70回JOGA洋らん展は2016年3月17日から21日まで昭和記念公園花みどり文化センターで開催されました。
 主催者のJOGAは「日本洋蘭農業協同組合」の略号で、ラン生産者の協同組合です。

 シリーズを終了します。


この記事へのコメント

  • 信徳

    着生ランは小型の花が多いように感じます。
    木々に着生するため小型が良いのでしょうか?
    これをベースに交配で花を大きく改良して
    行ったのでしょう。
    2017年12月14日 16:14
  • なおさん

    世界の辺境、未開の地にはまだまだひと知れず育っているランがいろいろあるのかもしれませんね。プラントハンターと呼ばれるひとも冒険家と同じような探索行をされているのでしょうが、新種がまだまだ見つかるものですね。
    2017年12月14日 16:18
  • river

    ファレノプシス マリポエンシスはコチョウランとは思えないような小さな花ですね。ポリスタキア パニキュラータは1つ1つは小さいですが円錐状に咲く花はきれいです。ランの多様性を楽しませていただきました。
    2017年12月14日 16:27
  • nobara

    蘭にかける執念みたいなのを感じました。
    ファレノプシス マリポエンシス
    ミニ胡蝶蘭よりも、かなり小さいのですね。
    自分の手で、いろいろ育てられるって尊敬します。
    蘭倉庫のなかから発掘なさった?
    長さんにも拍手です。
    蘭って花の時期は色々なんですかね~
    2017年12月14日 16:49
  • 寿々木

    珍しい蘭を楽しませて頂いてます。
     ビタミンDは干し椎茸に含まれるそうです。生椎茸食べて日光に当たれば良いわけですが。私はアメリカから大塚製薬が輸入している「Nature Made マルチビタミン&ミネラル」を1日1錠飲んでいます(目安量1日2錠と書いてあります)。脂溶性ビタミンは過剰に摂ると肝臓を傷めますので要注意ですが・・
    2017年12月14日 17:27
  • shuuter

    マリポエンシス これがファレノプシスですか、蘭は品種が多いです。
    2017年12月14日 18:31
  • eko

    ファレノプシス マリポエンシスは小さな花ですね。
    ポリスタキア パニキュラータは一つ一つの花が小さくても花つきが見事で綺麗ですね。
    まだまだ発見されていない花もあるのでしょうね。
    珍しいランを見せて頂いて有難うございます。
    2017年12月14日 18:35
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    ランの大部分は着生種ですから、小型の花が咲く種類だけではないようです。花の大小はそのランが進化してきた環境の差ではないかと思っています。
    交配種の場合は、片親に大型種を選べば大型になる可能性はあるでしょうが、あまりに大きさが違うとうまくいかないのではないかと。
    2017年12月14日 18:36
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    21世紀のなっても新種が発見されているわけですから、ハンターはいるでしょうね。もともと条件の悪い場所に自生しているのですから、発見するのは大変そうです。
    2017年12月14日 18:39
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    ラン展を見に行くと必ずと言って良いほど、初めて出会う原種ランがあります。ランの多様性を知るにはありがたいことです。
    2017年12月14日 18:43
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    ランは世界の三大嵌まりものとも言われますから、執念を持って育てている方も多いのでしょうね。
    ランは多くの場合熱帯地方が多いですから、周年開花するのでしょうが、日本で育てるとなると時期を選ぶようです。
    2017年12月14日 18:49
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    昨日のTV番組で干したキノコにはビタミンDが多いと報じていました。ビタミンDの1日あたり摂取限度は100マイクログラムだそうで、買おうとしているサプリメントは1錠25マイクログラムでした。
    2017年12月14日 18:53
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    マリポエンシスは見慣れた胡蝶蘭とは花の形も違いますよね。
    2017年12月14日 18:56
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    マリポエンシスはコチョウランの中では極めて小さい方でしょうね。
    パニキュラータは多花性で育てやすいそうですよ。
    2017年12月14日 18:59
  • はるる

    これだけラン展の花を載せているにもかかわらず、まだ載せていないものがあったこと驚いています。
    まったくランは珍しい、そしてきれいな花ですね。
    2017年12月14日 19:20
  • mori-sanpo

    ミニ胡蝶蘭よりさらに小さな新種ランや初夏咲きの原種ランなど、ラン展では年々新たなランが出展されていますが、まだまだ新たな新種や原種を探しに出かけている人たちが居るんですね。
    2017年12月14日 20:54
  • 降魔成道

    21世紀に入ってからも新品種が見つかるものなのですね。
    人間が簡単には行かれない場所なのでしょうが、
    まだまだ見つかる可能性はありますね。
    2017年12月14日 20:57
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    このラン展の写真はホワイトバランスを失敗して丸ごとお蔵入りになってしまったのです。今回、色を修正して復活させました。
    2017年12月14日 21:22
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ランの新種発見は、昔は大金持ちのスポンサーがいたようですが、今はどうなんでしょう。地元のラン販売業者でしょうか。
    2017年12月14日 21:28
  • 長さん

    降魔成道さん、コメントありがとうございます。
    ランは一番最後に地球に生まれた植物なので、既に新しく生存できるような場所は条件の極めて悪いところしか残されていなかったのです。条件の悪いところを探すのですから大変でしょうね。
    2017年12月14日 21:31
  • うふふ

    こんばんは!
    花径が4mmですか。
    想像がつきません。
    美しく咲いていますね。
    2017年12月14日 22:17
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    花径4mmのポリスタキア・パニキュラータは、きっとごく小さな昆虫に花粉を運んでもらうように進化したんでしょうね。
    2017年12月14日 23:18
  • すーちん

    お早うございます
    着生種等を改良して
    胡蝶蘭の様な見事な
    ランを作り上げていくんですねー
    2017年12月15日 07:33
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ファレノプシス(コチョウラン)属のランは原種や自然交雑種で十分美しい品種がたくさんありますが、それらの改良や交配が行われているのも事実です。
    2017年12月15日 09:30
  • イッシー

    着生ランは色々な種類のものが有るんですねー。
    長さんのブログで初登場ということは、相当珍しいのでしょう。場所は昭和記念公園だったんですねー。
    2017年12月15日 12:18
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    ランは原種だけでも1.5万~2万種と言われますが、大半が着生種です。また、属間交配で新たな人工属が次々に出来ています。と言うことは、私たちが見るのはそのほんの一部なんです。
    来年3月9日から4日間、昭和記念公園でラン展が開かれますよ。
    2017年12月15日 14:43

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