つくば植物園の温室にて(9) 珍しいランの果実、タカクマホトトギスなど

つくば植物園にて(11)
 10月4日に行ったつくば植物園で見た花を紹介しています。
 今回も、「熱帯雨林温室」で見た花を紹介します。
 温室の2階回廊には開花中のランが展示されていますが、今回は珍しいものを見ました。、

デンドロビウム・ロセイオドルム
ベトナムの標高1000~2000mの岩や枝に分する着生種
ほのかな香りだったが、開花時には強いバラの香りがするそうだ
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デンドロビウム・ディアレイ
(デンドロビウム・デアレイ)
フィリピンに分布する着生種
ルソン島、ミンドロ島、レイテ島、ミンダナオ島の低地に生える
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このランに実が出来ていました。実に!珍しいことです!!
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(植物園の説明文)
 大部分のランは、特定の種類の昆虫によって交配されているため、栽培中に果実をつけることは滅多にありません。
 また自生地でも結実率の低い種が多いため、果実を観察する機会は少ないのです。
 こうした事情があって、これまでのラン科の分類や進化についての研究では、果実の形態にはあまり注意が払われていませんでした。 実際には、ランの果実の形や大きさはきわめて多様で、おもしろい研究材料になる可能性があります。

タカクマホトトギス(高隈杜鵑)
ユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種。準絶滅危惧(NT)
鹿児島県の高隈山で発見された
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花径は3.5cmほど
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 10月4日撮影。
 (つづく)


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 10月20日、日比谷ガーデニングショーで飾り付けが殆ど終わった頃に撮ったハンギングバスケット部門の写真で、昨日の続きです。

< 夜明けの曙光 >
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< 華舞季 >
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< 錦草花文 >
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< 秋の装い >
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< 光風霽月(こうふうせいげつ) >
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< 夕焼けこやけ >
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< 喧噪と静寂と花灯と >
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<黄金色に輝く秋 >
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< 秋茜の小径 >
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< 秋日和 >
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 もう1回続きます。
 10月20日撮影。


この記事へのコメント

  • 目黒のおじいちゃん

    蘭植物科のラン菌との関りは多少聞いていましたがそいう事もあったのですか。シュンランの実鞘を思い出しています。
    2017年10月23日 14:56
  • 寿々木

    画像のデンドロは花がつきすぎて垂れ下がってますね。黄色のホトトギス、一見ホトトギスらしくないですが、花糸を見ますとなるほどと合点です。
     再三にわたり入力拒否されました。
    2017年10月23日 15:07
  • river

    ランは通常実を付けることはまれですが新品種を作る場合は人工受粉で実を付けさせていますね。またバニラはランの種子から作られることは良く知られています。大量生産するためには虫に頼っているわけには行かないのでこれも独特な人工受粉を行っています。
    2017年10月23日 16:18
  • nobara

    蘭の実?ですか・・・
    シュウカイドウの♀の雰囲気がありますね。
    タカクマホトトギス、私の故郷の近く?
    大隅半島の高隅には珍しい固有種がありますね。
    寄せ植えハンギング。
    どうやら無事だったようですね~~

    義母の所に訪れ、一緒に音楽療法をやってきました。
    いつもはそういう事に興味を示さないので
    少し体を動かして楽しそうでしたのでヨシ!です。
    2017年10月23日 16:59
  • 無門

    こんにちは

    蘭は実生では増やしませんね
    でも実をつけるなら
    それもできるのでしょう
    2017年10月23日 17:22
  • shuuter

    デンドロを少し栽培しています。
    近頃重荷になって放置 したままです。
    いずれ決断しなければと思っています。

    デンドロ 栽培しやすい洋ランです。
    2017年10月23日 17:47
  • ミックン

    珍しいタカクマホトトギス、久しぶりに見ました。葉が卵型なのですね。肉厚のようで見応えがあります。淡い黄色の花、この目で、実際に見たいです。準絶滅危惧種なので大事にしていってほしいです。
    2017年10月23日 18:20
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    ラン科の植物は根を伸ばしたり、種子を発芽させたりする時のラン菌との関わり合いが強いことが知られていますね。シュンランやシランにも実が出来るそうですが、見たことはありません。
    2017年10月23日 19:14
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    デンドロビウム・ディアレイは花茎を下垂させて花を咲かせる種類だそうです、
    タカクマホトトギスは初めて見ました。感じとしては、キバナノホトトギスに似ています。
    私もコメントが入らない経験が度々あります。最近のウェブリブログは問題が多いですね。
    2017年10月23日 19:19
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    ランは交配によって新種を作ることが容易な植物ですね。栽培品種で、人工受粉以外で実をつけるのはまれですが、バニラは人工授粉法が古くから確立されているそうです。
    2017年10月23日 19:25
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    バニラ以外でランの実を見ることは珍しいことです。そういえば、シュウカイドウの実にも稜がありますね。
    大隅半島は故郷の近くですか。大隅半島に分布する固有種は他にもありそうですね。
    音楽療法は良いそうですね。子供の頃に覚えた歌を聞いてもらうのも良いそうですよ。
    2017年10月23日 19:33
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    ランは自然界では特定の生き物が媒介しますが、人工授粉させやすい植物でもあるそうです。
    2017年10月23日 19:34
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    私もデンドロビウムを2種類栽培しています。そろそろ植え替えしないといけないのですが、ずっとサボっているんです。
    2017年10月23日 19:36
  • 長さん

    ミックンさん、コメントありがとうございます。
    タカクマホトトギスをご覧になったことがおありですか。ラン科の植物は葉がしっかりしたものが多いですね。温室では開花しているものが2鉢、展示してありましたから、他にも何鉢か栽培されているようです。
    2017年10月23日 19:40
  • 信徳

    今晩は!
    デンドロビュウムに実が付いたのですか。
    珍しいですね、初見です。
    タカクマホトトギスも初見です。
    珍しい植物がありますね。
    2017年10月23日 19:41
  • 降魔成道

    ランの果実ですか。今まで花には興味を持ってましたが、果実には関心を持っていなかったので大変勉強になりました。なかなか面白いものですね。
    2017年10月23日 19:43
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    人工授粉ではない結実は珍しいですね。
    タカクマホトトギス、キバナのホトトギスにしてはちょっと違うなと思って調べました。
    2017年10月23日 21:26
  • なおさん

    デンドロの栽培品で実をつけるというのは珍しいのですね。人工的に受粉でもしない限り、自然に実はつける機会は少ないのかもしれませんね。

     日本の野生ランの実はいろいろ見ていますが、自然のなかでは発芽効率もそれほど高くないのでしょうね。

     キバナホトトギスは以前育てたことがありますが、タカクマホトトギスは育てたことはないのです。黄色いホトトギスもいろいろあり、それぞれに良いですね。
    2017年10月23日 21:27
  • 長さん

    振魔成道さん、コメントありがとうございます。
    人工授粉ならいざ知らず、ランを温室で栽培していて実がつくなんて、殆ど偶然の出来事でしょう。
    2017年10月23日 21:28
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    ランは遺伝子配列が近いので、容易に人工交配は可能だそうですが、植物園ではそれをしないでしょうから、結実したのは珍しいことなのですね。
    ランの発芽にはラン菌との関わり合いがあるようなので、自然界でも発芽は厳しいのかもしれません。
    タカクマホトトギスはキバナホトトギスに似ていますね。
    2017年10月23日 21:51
  • 月奏曲

    ほえ~…ランは結実しにくいのですね。

    メジャーなお花だからそんなことないと思い込んでました。種類も多いし…意外だったなぁ
    2017年10月23日 22:14
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    ランは特殊な発展をしたものが多く、特定の昆虫と共生するものが少なくありません。温室栽培だと特定の昆虫が来ることはないので、種が出来にくいと言うわけです。
    2017年10月23日 22:21
  • mori-sanpo

    タカクマホトトギス、一見したときホトトギスと思いませんでしたが、図鑑で見ますとキバナノホトトギスに似ていますね。
     魅力的なホトトギスですね。
    2017年10月23日 22:23
  • eko

    デンドロビウム綺麗ですね。実が付くのですか。初めて知りました。
    タカクマホトトギス初見です。綺麗ですね。
    日比谷ガーデングショーのハンギングバスケット秋色が並びどれも力作ですね。
    2017年10月23日 23:51
  • 乙女ヶ丘

    こんにちは
    「タカクマホトトギス」
    やはり時鳥の胸と同じように
    花びらに赤い斑点が有るから
    ホトトギスと言うのですね
    2017年10月24日 02:55
  • イッシー

    一枚目の欄はなんとも神秘的な感じがしますね。
    2枚目のラン、どうやって受粉したんだろう?
    2017年10月24日 07:33
  • すーちん

    お早うございます
    ハンギング、矢張り色鮮やかな
    コリウスが使われてるのが多いですね
    2017年10月24日 07:55
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    キバナノホトトギスは見たことがないのですが、図鑑によると、花弁に目立つ斑点がありますね。タカクマホトトギスにはその斑点が少ないだけで、よく似ています。
    2017年10月24日 09:11
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ランは人工交配で実を作らせることが出来るのですが、自然のままにしておいて実が出来るのは珍しいです。
    タカクマホトトギス、淡い黄色でしべの形からホトトギスと分かりますね。
    ハンギングバスケット部門の作品、どれも良く出来ていました。
    2017年10月24日 09:16
  • 長さん

    乙女ヶ丘さん、コメントありがとうございます。
    ホトトギスの仲間は、杜鵑の胸にある斑点が花弁にあるのが特徴ですが、キイジョウロウホトトギスのように花弁があまり開かない花は中を覗き込まないと斑点が確認できないものもあります。
    2017年10月24日 09:20
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    1枚目のデンドロビウムは、ランにしては珍しく、バラの香りがします。
    2枚目のラン、受粉したのが偶然の出来事なのでしょう。その偶然に理由は分かりませんが・・・。
    2017年10月24日 09:24
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    コリウスの葉は様々な色合いのものがありますから、緑との取り合わせをするには重宝するのでしょう。花も引き立ちますしね。
    2017年10月24日 09:26
  • ジュン

    蘭は実が付かないのですか
    果実の観察は貴重なんですね
    ハンギング
    どれも鮮やかで綺麗ですね
    2017年10月24日 10:25
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    ランは、自生地では実をつけることがありますが、栽培種では珍しいことなのだそうです。
    ハンギングバスケット部門、どれも秋らしいものになっていますね。
    2017年10月24日 10:51

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