今回から、9月6日に訪れた熱川バナナワニ園の植物園(本園)で見た花などの紹介を続けます。上から4種類は熱帯花木温室などで見た植物ですが、名前が分らず、当園の学芸員・清水さんにメールして、教えていただきました。
メガスケパスマ・エリトロクラミス
キツネノマゴ科メガスケパスマ属の常緑小低木で、一属一種
原産地はベネズエラ。別名ブラジリアン・レッド・クローク(赤い外套)
分り難いですが、白い花が咲いています(赤い部分は苞)
シャウエリア・フラヴィコマ
キツネノマゴ科シャウエリア属の常緑多年草。ブラジル原産
ひげ状の部分は苞が変化したもの
5月にここで見たシャウエリア・カリコトリカ(こちら)より花が大きい
Besleria maasii (ベスレリア・マーシー)
イワタバコ科ベスレリア属の植物らしい
和文のHPは皆無で、詳細が分りません
ソブラリア・マクランサ
ラン科ソブラリア属の地性ラン。メキシコ原産の一日花
キツネノマゴ科メガスケパスマ属の常緑小低木で、一属一種
原産地はベネズエラ。別名ブラジリアン・レッド・クローク(赤い外套)
分り難いですが、白い花が咲いています(赤い部分は苞)
シャウエリア・フラヴィコマ
キツネノマゴ科シャウエリア属の常緑多年草。ブラジル原産
ひげ状の部分は苞が変化したもの
5月にここで見たシャウエリア・カリコトリカ(こちら)より花が大きい
Besleria maasii (ベスレリア・マーシー)
イワタバコ科ベスレリア属の植物らしい
和文のHPは皆無で、詳細が分りません
ソブラリア・マクランサ
ラン科ソブラリア属の地性ラン。メキシコ原産の一日花
プロメリア温室から観葉植物温室に行くにはスロープを歩いて行くか、エレベーターを利用することになります。
エレベーターホールに置いてある水槽に可愛い生き物がいました。
アフリカツメガエル ‘アルビノ’
ピパ科ツメガエル属に分類されるカエル。アフリカ中部~南部に分布
本来は黒や灰色がかった色をしている。一生、水の中で暮らす
アルビノは野生種から自然発生した色素欠損個体を継代飼育した系統
J.B.ガードンのクローンガエル作成に用いられた
メキシコサラマンダー
トラフサンショウウオ科の有尾類。これは色彩変異した品種らしい
別名メキシコサンショウウオ。流通名ウーパールーパー
昔、日清焼そばU.F.O.等のCMキャラクターに利用された
9月6日撮影。
次回は、オオオニバスが浮かぶ温室の花たちです。
(つづく)
この記事へのコメント
目黒のおじいちゃん
river
アフリカツメガエルやメキシコサラマンダーは見たことがあります。ウーパールーパーは1時大人気のことがありましたね。今でも観賞魚屋さんでは並んでいますが皆さん飛びつくほどのことはないようです。
花咲か爺
信徳
一生水の中、可愛そうなカエルさんですね。
ウーパールーパーも目が退化して無いようです。
長さん
熱川バナナワニ園にいらしたことがおありですか。私もかなり以前に行ったことがあるのですが、こんなに立派な植物園があるとは気づきませんでしたよ。
乙女ヶ丘
「熱川バナナワニ園」
一度は足を運んでみる価値が十分に有りそうですね
可愛い「アルビノ・ウーパールーパー」に会うだけでも…
長さん
学名だけの植物名はなじめませんね。
学芸員に教えてもらった名前はすべてラテン語つづりだったので、先ず出てくるのは英文の㏋です。googleで翻訳してもらっても、植物名は日本語に翻訳されないものがあるので、調べるだけでも大変です。
ウーパールーパーはTVのCMで有名になりましたから、ご存知の方も多いでしょうね。
長さん
シャウエリア・フラヴィコマの苞はひげ状になっていて面白いですね。なぜこんな進化をしたんでしょう。
アフリカツメガエルの写真は水面を下から写したものですが、全反射して面白い絵になりました。
長さん
一属一種の植物、動物は特異な進化を遂げたものですね。砂漠の植物で奇想天外とか、ヒカリゴケ、イチョウなんかもそうですね。
進化の形態はさまざま、アフリカツメガエルもウーパールーパーもそんな動物なんですね。
長さん
この5月に植物園の方は初めて行ったのですが、こんなに珍しい植物が豊富に揃っているとは思っていませんでしたよ。ぜひ一度足を運んでください。
寿々木
長さん
シャウエリア・フラヴィゴマはこの記事を書くにあたり、花夢ギャラリーさんのHPでシャウエリア・カリコトリカも参考にしました。同属でも花の形がかなり違いますね。
shuuter
nobara
アフリカツメガエル ‘アルビノ’は
鏡に写ってるんですか?
頭がくっついてるように見えますね。
なんだかもやもや~ってなりました。
井之頭の水生園にもいろんなカエルがいます。
娘・孫、大好きなので佳く出かけます。
長さん
メガスケパスマ、ちょっと高いところで咲いていたので、花の形がイマイチ不鮮明です。申し訳ありません。
月奏曲
ウーパールーパーは昔流行ったらしいですね。何故なのか???
あとなんだっけエリマキトカゲも昔流行ったのかな?謎だ…
長さん
ペスレリア・マーシーに似た花、どこかで見たような記憶があるのですが、思い出せません。妻はシーマニア(イワタバコ科)を連想したようです。
アフリカツメガエルは水槽の中で飼われています。写真は水面に全反射した姿です。U-ちゃんはカエルが好きですか。
今日、チョボラをしていたら、3年生くらいの男の子がプラスチックの飼育箱からカナヘビをつかみ出して、見せてくれました。周りにいた女の子はどん引きでした。
長さん
水槽の中をやや下から撮ったので、水面で全反射しているのです。わざと説明なしにしたので、ちょっとビックリされましたね。
ウーパールーパー、今では「何これ」程度ですが、当時は可愛いともてはやされたんですよ。エリマキトカゲも流行りました。あの走り方が面白かった。
mori-sanpo
eko
アフリカツメガエル ‘アルビノ’は一生水の中で暮らすカエルなんですね。
ウーパールーパー覚えています。一時期人気でしたね。
長さん
アフリカツメガエルを見て、昔、高校(だったかな)でやった、替えるの解剖を思い出しました。色素が抜けているので、気持ち悪いという方も多いでしょうね。
長さん
私たちには珍しい植物なのですが、ここでは「普通」のようで、名札も見つからないんです。
アフリカツメガエルは、進化の途中で、大人になるのを止めてしまった動物らしいです。
ウーパールーパーは正面から捕れれば昔TVで見たイメージなんですが、動いてくれませんでした。
無門
しろい生物は
よほど丈夫何でしょうね
通常は色素によって
身体が防護されているはずだものね
長さん
アフリカツメガエルのアルビノ種はペット用に通販されていますが、要注意外来生物に指定されています。ペットや実験材料として輸入されたものが逸失したようです。
なおさん
ワニ園といいつつ、他のものもいるとは面白いです。
行き当たりばったり
珍しいお花ですね。ほかでは見られないのでしょうね。
こういう所で生き物を飼うのは、遊び心もあるのかしら?
ま、ワニ園ですが---
すーちん
色素欠乏カエル
色んな生き物が存在
するんですね~
面白いですね~
長さん
珍しい植物があるのは良いのですが、花の時期くらい名前が分るようにして置いてほしいと思います。
小さな動物やフラミンゴ、レッサーパンダなどもいましたよ。
長さん
他でも見られるものだと思うのですが、場所が極めて限られるでしょうね。
ワニに限らず、亀、フラミンゴ、マナティ、レッサーパンダなどなど結構いますよ。
長さん
色素がないので、研究材料としてはうってつけのようですよ。ペットとして飼うにも黒くて不気味なカエルより、白い方が好まれるかも。
イッシー
不思議ちゃんばっかりですね。
長さん
こういう生き物を展示すると子どもたちも喜びますね。