10月4日に行ったつくば植物園で見た花を紹介しています。
今回は、中央広場の水生植物の続きと、池の周囲の花や食用となる植物区で見た果実です。
![画像を等倍で表示します 画像](https://chosanritirelife.up.seesaa.net/00040652N000000092/150729733890167109177.jpg)
葉に穴が開くことで有名なレースソウ(右の図、Wikipediaから借用)の仲間です。白い花びらのように見えるものは葉が変形したもので、その中心に密集しているのが、本物の花です。その名の通り、南アフリカの南端、喜望峰付近が原産です。<園の立て札から>ヒルムシロは、ヒルムシロ科ヒルムシロ属の浮葉性水草(また、ヒルムシロ属の種のうち、浮葉を展開するものの総称)で、キボウホウヒルムシロとは無関係の植物です。
ウォーターバコパ
ゴマノハグサ科ステラ属の常緑多年草(水草)。原産はアメリカ東部
花径は1~1.5cm。 別名ミズバコパ(水バコパ)。
ヒツジグサ(未草)
スイレン科スイレン属の多年草(水生植物)
日本・ヨーロッパ・東アジア・インドに分布。 花径3~7cm
名の由来は、未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから
(実際は朝から夕方まで花を咲かせる)
カッパグサ、カメバス、コレンゲ等なと、別名が多数ある
ここからは池の周囲の「水生植物区画」で見た花です。
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。別名:紫釣船
実が出来ていた
オクトリカブト(奥鳥兜)
キンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種
有毒植物。かつて、アイヌの人たちは熊狩りの毒矢に使用した
「オク」とは陸奥(みちのく)に多いことからの命名
「温帯資源植物・東区画」で、アラゲナツハゼの実を初めて見ました。
池から見て北側、「山地草原(低地性・高地性)区画」で見た花です。
10月4日撮影。
更に北の方に歩いて行きます。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
我が家のあたりでもやっとキンモクセイ(金木犀)が咲き始め、良い香りが漂い始めました。
この記事へのコメント
乙女ヶ丘
「喜望峰蛭蓆」
レース状になった葉も見てみたいですね
花の部分もユニークで面白いです
第一発見者は…
ヴァスコ・ダ・ガマだったりして(笑)
目黒のおじいちゃん
せいか香気がかおりません。
一昨日、ミズアオイと出逢いました。
信徳
早く咲き始めるものも有るんですね。かれこれ二週間前だったと思います。
寿々木
長さん
キボウホウヒルムシロはレースソウの仲間ですが、葉がレース状になっているわけではありません。花は実に独特な形態ですね。ヴァスコ・ダ・ガマが植物を新発見したという話はないみたいですよ。
無門
喜望峰の名が冠されていて
特に限定的な植生だったのでしょうね
白い部分が葉の変形には
理解不能ですね
長さん
このキンモクセイは大きな木で、殆ど剪定がされておらず、花が沢山ついていました。しかし、香りはいまいちです。
ミズアオイ、発見されましたか。
長さん
皆さんのブログにキンモクセイが投稿されていたので、探したのですが、見つからなかったのです。我が家のあたりでは、今年は咲くのが遅いのかもしれません。
長さん
白いノコンギクが咲いていたので、アップしました。
キンモクセイ、当方のあたりは遅いようで、10月4日頃最初の花を見ました。
長さん
喜望峰はアフリカの最南端なので、ここで特異な進化をしたものが多いようです。
なおさん
アラゲナツハゼも普通に見慣れているナツハゼとはずいぶん雰囲気が異なりますね。粉白のような実なのですね。
うちでも金木犀が見ごろとなりました。風がふんわり香り、良いものですよね。
降魔成道
ヒツジグサは見たことがあります。可憐な花ですね。
オクトリカブトについて知らなかったので検索してみたのですが、トリカブトにも様々な種類があるのですね。勉強になりました。
りりい
我が家も割と大きい木があるのですが、昨日、確認してみたものの、ほんの少ししか咲いていません。
蕾も少ないので、今年は、あまり咲かないかも知れません。
長さん
キボウホウヒルムシロは、日本の水辺でも見られるヒルムシロとは別の科の植物ですから、和名の付け方が上手くありませんね。
アラゲナツハゼはブルーベリーの近縁種と知って納得です。
今の時期、キンモクセイの香りが漂ってきますね。
長さん
キボウホウキジムシロは、名の通り喜望峰付近が原産です。変わった植物ですね。
ヒツジグサは小さな蓮みたいな花ですね。
トリカブトは地域変種が多いので知られています。
長さん
キンモクセイの開花、今年は何故だか遅い開花のようです。でも、近所で一斉に咲き出したんですよ。
キンモクセイの花芽は夏にできるそうなので、7月頃剪定すると花が咲かないことがあるそうです。他には、夏に水が足りなかったとか・・・。
shuuter
香り 七里 走ると申します。
通りすがりに香りをかぐとその場まで寄って香り嗅いでいます。香りのする花が素敵です。
nobara
金木犀のおしまいの咲き始めのマクロ、
素晴らしいです。とても上品ですね。
今年のキンモクセイ、お天気の変化に左右されてる?惑わされているようです。傘を逆さにして花びらを集めて香りをしばらく楽しめそうですね。
長さん
キンモクセイがお庭で咲いているとは良いですね。私もこの香りが大好きなんです。
長さん
ウオーターバコパは一部で聞かしているようです。熱帯魚の水槽用にも需要があるらしいです。花は4弁が基本で5弁もあるようです。
キンモクセイ、我が家のあたりは遅いようです。次第に香りが強くなってきました。最後の写真、実はiPhoneで撮ったものをトリミングしたんです。
月奏曲
でもヤバイ毒持ちなんですよねぇ…
うふふ
キボウホウヒルムシロがはるばるとアフリカの最南端からやって来たとは…今はジェット機でひとっ跳びでしょうけれど、なにやら不思議な気がしますね。
先日行った植物園ではツリフネソウが終わっていてがっかりしましたが、こちらでやっと見られました。
もう実がなっているのですね。
わが家の近くでも金木犀がようやく咲きはじめました。
いつも10月になってから咲くのんびり屋さんなのですよ。
イッシー
キボウホウヒルムシロ!あの白いのは
葉っぱなんですか??いろんな植物あるんですね。
mori-sanpo
須和田公園では9月24日に満開になり、10月5日には花は全部散っていました。
しかし、里見公園の近くでは、今咲いている樹木も見かけました。気温の要因だけでもなさそうです。
長さん
トリカブトは猛毒ということがかなり知られているので、これを食そうとする人はいないと思いきや、イヌサフランなどと間違えて食べる人がいるのだとか。
長さん
キボウホウヒルムシロは水山査子という名前で有痛しているそうですが、国内では珍しいでしょうね。
ツリフネソウが終わっていたとは残念。この実はホウセンカの実のように触ると弾けるそうですよ。
キンモクセイの花、今年はちょっと遅いような感じです。
長さん
まだまだ珍しい花が登場しますよ。
キボウホウヒルムシロの白い部分は葉が変化したものだそうです。形は全く違いますが、日本にも葉の上に花が咲くハナイカダなんてのもあります。
長さん
キンモクセイ、我が家のあたりは遅かったです。部分的かと思って今日もあちこち歩いてきましたが、やっと咲き始めた木もありました。どういう理由なんでしょうね。
eko
見事なキンモクセイですね。良い香りがするとついつい何処だろうと捜してしまいます。
長さん
キボウホウキジムシロは、葉があたかも萼のような感じになる面白い植物です。書き方が悪かったのですが、キボウホウキジムシロの葉はレース状になりません。同属のレースソウの図を紹介したかったのです。
キンモクセイはあの香りの方が先に気づきますよね。
すーちん
キンモクセイ遅咲き
と早咲き組が有るんですね
お隣のも今満開
トリカブト事件思い出し
ますね
彩雲
長さん
キンモクセイの開花は9月下旬から10月上旬とのことですが、木によって早咲き遅咲きは、多分ないのではないかと思います。
トリカブトの誤食によって毎年のように死者が出ているそうですね。
長さん
アラゲナツハゼは東日本には分布がないので、存在を初めて知りました。粉を吹いたような実が鈴なりでしたが、植物園ではもいで食べるわけにはいきません。
ジュン
葉見てみたいです
珍しいお花がいっぱいありました
キンモクセイの香り
お部屋にホンワカ漂って来ます
はるる
長さん
キボウホウヒルムシロの白い部分は葉が変化したものですが、記事の書き方と図の挿入が原因で、キボウホウヒルムシロの葉がレース状になると勘違いされたようですね。申し訳ありません。
キンモクセイの香りが漂ってくるお部屋、素敵ですね。
長さん
このキンモクセイの下にたたずむ女性が写っていますが、樹高は6m以上あるような感じです。
キボウホウヒルムシロ、とても珍しい花の付け方ですね。
ツリフネソウはやや終盤で、実ができていました。