雑草の小さな花(その1) ハキダメギク、アメリカイヌホオズキ

 ウォーキング中に見た花です。次第に撮りたい花がなくなってきて、今回は雑草の小さな花です。

ハキダメギク(掃溜菊)
キク科コゴメギク属の一年草。北アメリカ原産の帰化植物
牧野富太郎博士が世田谷の掃き溜めで発見したのが名の由来
画像
花径は5mmほど。舌状花が5枚しかないので間が抜けて見える
画像
よく似たコゴメギクより葉が大きいようだ

 8月30日撮影。


アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)
ナス科ナス属の一年草。北米原産。9月21日、イヌホオズキから訂正
ホオズキやナスに似るが役に立たないが故の命名。別名バカナス
画像
花径は6~7mmで花弁は反り返る
画像
突き出した黄色い雄しべが目立つ
画像
果実は直径7~10mmで、熟すと緑から黒になるが、光沢はない
画像
 アメリカイヌホオズキでは花(果)柄が一か所で枝分かれして花や果実をつけるのに対して、イヌホオズキでは花茎の分枝が僅かにずれて並んでつくそうです。

 8月31日撮影。
 次回は、もっと小さな花が登場します。


この記事へのコメント

  • 信徳

    こんにちは!
    段々花の数も減ってくるので早く後続の花が欲しい所です。
    ・・とは言っても牧野博士が見つけた貴重な植物を見つける目は流石です。
    植物学者は綺麗の問題ではなく珍しいの世界なんですね。
    2017年08月31日 15:17
  • 目黒のおじいちゃん

    花から苦情がきそうな例も色々あるのでしょうね。
    今日は一転して寒く感じる陽気になりました。
    2017年08月31日 15:29
  • river

    2つとも情けない名前を付けてもらった植物ですね。ハキダメギクは熱帯アメリカ産ですが今や世界に分布を広げているようです。もちろん我が家の近辺にも生えています。
    イヌホウズキも普通に見られますが最近は黒い実につやがあるアメリカイヌホオズキが多いです。
    2017年08月31日 16:19
  • ジュン

    ハキダメギク
    ちょっと気の毒な名前ですね
    博士が付けたのに。
    バカナスこれも可哀想
    実がツヤツヤしていますね
    2017年08月31日 16:29
  • 寿々木

    ハキダメギク、名は知ってますか咲いているのを撮ったことありません。気がつかないのかも知れませんね。イヌホオズキは庭に独りばえが沢山生えてます。抜いても抜いても生えてきます。除草剤をまいたらフユサンゴは消えちゃいましたが、イヌホオズキは翌年復活しました。
    2017年08月31日 17:34
  • 無門

    こんにちは

    犬と言われても
    かわいい花と
    まん丸な実と
    一番生きやすい姿なんでしょうね
    2017年08月31日 18:38
  • shuuter

    散歩でも野花が出てくれるとうれしいです。
    庭の花より大歓迎です。
    イヌホオズキ 道端に咲きだしますね。
    2017年08月31日 19:53
  • 乙女ヶ丘

    こんにちは
    「ハキダメギク」
    花言葉は(不屈の精神)ですって
    なんか解るような気がしますね
    2017年08月31日 19:55
  • 月奏曲

    あ、バカナスのほうは知ってたけどイヌホウズキともいうのですね。というかイヌホウズキが正式だったのですねw

    掃溜菊とかwwwと思ったら掃溜めで見つけたのかwww奥が深いw
    2017年08月31日 21:05
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    どこかの植物園に行けば良いのですが、最近天気が悪いし・・・。
    イヌホオズキを見つけた日、帰り道をショートカットしたら、他の雑草に紛れてハキダメギクが見つかりました。この名は、牧野博士が付けた植物名の中で最悪と言われているそうです。
    2017年08月31日 21:27
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    今日はぐっと冷え込みましたね。
    牧野博士は最初、掃き溜めに鶴と名付けようとしたのですが、蔓植物じゃないと言うことでハキダメギクになったという話も伝わっているそうです。
    2017年08月31日 21:29
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    イヌと名のつく植物は他にもありますが、掃溜めというのは可哀想ですよね。
    イヌホオズキ酷似する植物はアメリカイヌホオズキの他にテリミノイヌホオズキと言うのがあるそうです。照り実のですから、一番光沢があるそうです。
    2017年08月31日 21:33
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    牧野博士の命名した植物は2500もあるそうで、この菊には名付けの妙案が浮かばなかったのかもね。
    イヌホオズキの実は鈍い光沢で、もっとツヤツヤした別種が2つあるそうですよ。
    2017年08月31日 21:44
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ハキダメギクは花が小さいですから、見落とす可能性が大ですね。
    イヌホオズキが沢山生えますか。一年草ですからこぼれ落ちた実から芽ばえるのですよね。実が落ちて外皮が腐ってから種が出るのでしょうから、除草剤は効かなかった可能性がありますね。
    2017年08月31日 21:50
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    イヌホオズキは大きな葉の陰で下向きに咲いています。地味に生きることが繁殖に繋がるのかもね。
    2017年08月31日 22:08
  • 行き当たりばったり

    今晩は。
    普段何気なく見過ごすような花も、この時期、貴重ですね。
    そしてよく見ると、なかなか味わいがある
    2017年08月31日 22:08
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    雑草の花、今まで気にはなっていたんですが、あまりにも小さな花なんでアップは控えていたんです。
    2017年08月31日 22:10
  • 長さん

    乙女ヶ丘さん、コメントありがとうございます。
    ハキダメギクの花言葉は、掃溜めから芽を出し、花を咲かせるなんて、根性がなければできないよ、と言うことなのでしょうね。
    2017年08月31日 22:13
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    バカナスと呼んでましたか。ハキダメギクも可哀想だけど、バカナスというものねー。
    2017年08月31日 22:16
  • 長さん

    行き当たりばったりさん、コメントありがとうございます。
    普段は雑草として一緒くたにされている植物ですね。牧野博士は雑草という名の植物はないと言っています。
    2017年08月31日 22:21
  • なおさん

    掃き溜めに鶴、ならぬ掃き溜めに菊ですよねえ。よくよく見ると、それなりに可愛らしく見えてくるのは面白いものです。

     役立たずのもの、似て異なるものにイヌとつけることが多いですが、イヌは大いに役立っていますので、名誉棄損で訴えても良いくらいです。
     ぼくの場合は、ホンズナスなのでコマリモノですが、バカナスというのもなかなかな名前ですよね。オタンコナスなどというのもありましたねえ。
    2017年08月31日 22:44
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    牧野博士は当初、掃溜めに鶴と名付けようとしたらしい?とのことですが、本当でしょうか。
    犬も訴える権利(犬利?)があるでしょうが、ケンケンごうごう意見が出て纏まらないかもなんて冗談を言っていると、このボケナス野郎と怒られるかも。
    2017年08月31日 23:40
  • eko

    ハキダメギク、可哀そうな名前ですね。よく見ないと見過ごしてしまうほどの小さな花ですね。
    イヌホオズキこちらも役に立たないとイヌが付いて可哀そうな名前です。よく見ると可愛らしい花が咲き、実も綺麗ですね。
    2017年08月31日 23:51
  • イッシー

    小さい花に良く目を向けられましたね。
    花も少ない時期になっちゃいましたか。
    そろそろ秋風ですものね。
    2017年09月01日 07:17
  • すーちん

    お早うございます
    人目を惹く花達で無いですね^^
    黒い実が何か可愛いですね
    2017年09月01日 07:34
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ハキダメギクはヘクソカズラほどではないにしても、可哀想な名前ですね。
    犬と名のつく植物は他にも仲間がいるから慰めようがありますが(笑)。
    2017年09月01日 09:26
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    勿論、街中には花が絶えませんが、既に撮ってしまった花や誰でも知っているような花はあまり撮る気が起きないので、今回は雑草に目を向けてみました。
    2017年09月01日 09:28
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    今咲いている花は夏中咲き通すものが多いですからね。イヌホオズキは実が黒くなってきたので、撮りに行きました。
    2017年09月01日 09:31
  • うふふ

    こんにちは!
    牧野博士は時として可哀想な名前を付けていましたね。
    ふいに思いついて付けるのでしょうか(笑)
    先日、アスファルトの割れ目から出て育ったイヌホオズキを見ました。
    うつむいて咲く小さな花が健気に見えましたよ。
    何日かたってそこを通りましたが、抜かれてしまって影も形もありません。
    ちょっと気が抜けました(笑)
    2017年09月01日 12:12
  • nobara

    秋の気配の感じる蓼科方面に出かけていました。
    すっかり秋めいていましたよ。

    ハキダメギクはないよね~って名前です(-_-;)ゞ
    かわいらしいんですけどね。
    花弁が欠けてるように見えますよね。
    イヌホオズキ、大株になっていますね。
    よくみるとかわいいお花だと思います。
    2017年09月01日 13:34
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ハキダメギクの名は牧野博士が命名した中で一番評判が悪いものです。2500も命名すると中には駄作もあったんですね。
    今日、コンビニ跡地の塀と駐車場の舗装の隙間からイヌホオズキが伸びているのを見ました。種は2mm未満と小さいので、少しの隙間でも根付くのですね。
    2017年09月01日 15:15
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    蓼科方面へお出かけでしたか。今度は天気も良かったのではないでしょうか。
    掃溜めに鶴ならぬハキダメギクですからね。牧野博士も評判の悪い名を付けたものです。初めて見る人は、舌状花が半分抜け落ちた?と思うでしょうね。
    イヌホオズキは小さいながらしっかりとナス科の顔をしていますね。
    2017年09月01日 15:20
  • mori-sanpo

    ハキダメギクとイヌホオズキは、散歩の途中に道端でよく出会いますが、次回にとついつい撮らないで通り過ぎていました。
     これらの名前は、評判の良くない名前ですが、一度聞いたら記憶に残り忘れがたい名前でもありますね。
    2017年09月01日 16:00
  • 花咲か爺

    中々お寄りできずに日にちばかり過ぎました。

    イヌホウズキの黒い実、街中の街路樹脇でたまに見かける事があります。どうしてこんな場所にと不思議に思う事があります。
    2017年09月01日 16:38
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    こうした雑草は目に付くのですが、今年は写真を撮っていませんでした。ネタ切れのお陰です(笑)。
    評判の悪い植物名ほど、記憶に残りますよね。
    2017年09月01日 19:34
  • 長さん

    花咲か爺さん、コメントありがとうございます。
    お忙しかったようですね。もし、夏バテだったら、お気の毒ですが。
    イヌホオズキの実に入っている種は小さくて扁平なので、風で飛ばされるようですね。
    2017年09月01日 19:37

この記事へのトラックバック