上野ファームにて(その1) 東口、白樺の小道、西口など

2017北海道ガーデン街道の旅(16)
         旅行2日目(7月8日) その6

 「風のガーデン」から富良野・美瑛を北上し、「上野ファーム」には15時過ぎに到着しました。途中、昼食を摂ったので、風のガーデンから直行すれば、1時間20分くらいと思われます。
 「上野ファーム」は、「風のガーデン」の設計者である上野砂由紀さんが、庭作りを学ぶために留学したイギリスから帰国した後、家族とともに作ったイングリッシュガーデンです(2001年にオープンガーデン)。公式HPはこちら
 北海道ガーデン街道のHPには「北国ならではの開花期や鮮やかな花色など、北海道の気候風土で育つ植物がつくりだす庭を『北海道ガーデン』と考え、四季折々に開花する宿根草を中心に庭づくりをしているガーデン」と紹介されています。
 ガーデンの案内図です(公式パンフレットから)。
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❶ノームの庭  ❷白樺の小道   ❸ミラーボーダー
❹パープルウォーク ❺サークルボーダー ❻ロングボーダー
❼マザーズガーデン  ❽木の声が聞こえる庭  ❾射的山

 上野ガーデンの東口と、門の右側の記念撮影コーナーです。プレートに「SINCE 1906」と書かれていますが、上野家が旭川に入植したのは1906(明治39)年のことでした。
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 塀の前で咲いていた花です。初めて見る花もあり、期待が高まります。
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 東口から入ると「ノームの庭」ですが、それは後日紹介することにして、先ずは「白樺の小道」を歩き、西口へ向いました。
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 こちらは、西口です。以前はこちらだけが入口だったようです。受付は画面右奥、左手奥はショップです。
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 西口受付の右手には「NAYA cafe」(喫茶と軽食、ショップ)があります。
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 「NAYA cafe」の外壁(上の写真では左手の裏側)に、咲いている花の写真が名前付きでびっしりと貼られていました。これはほんの一部ですが、枚数を数えてみたら、何と492枚!うち、観葉植物もありましたので、咲いている花の品種は470種以上!
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 上野家の主屋と裏庭です。
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 裏庭ではニワトリが遊んでいたりします。
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 次回は、上野家の庭作りの第一歩となった「マザーガーデン」を紹介することにしますが、「マザーガーデン」に入る手前にこんな掲示がありました(本文6~7行目)。
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 ということで、上野ファームのシリーズでは花の名前を記載しないこととしますので、あしからず。

 実は、この日の見学は、宿泊地の関係で、15時10分頃から16時25分頃の1時間15分ほどしか取れませんでした。素晴らしい庭園なので、翌日の午前中に再訪しましたので、次回からの写真は両日撮ったものが混在しています。

 (つづく)


この記事へのコメント

  • 目黒のおじいちゃん

    先駆者だったのですね。100年先を見据える事は至難、全く驚嘆すべき事例ですよね。
    2017年08月03日 15:51
  • river

    上野ファームは自然の景色を生かした風景式造園(イギリス式庭園)ですね。オランダには「緑は都市の肺」という言葉があります。都市の生死は緑の有無にかかる、植物は人間の生活に欠かせないという意味だそうです。ところが現在の日本は家の周りに植物を植えることは大変難しくなってきました。落花、落葉、道路に出た枝などはたちまちクレームの対象になってしまいます。そのため無機質なブロック塀や金網だけのフェンスが増えています。緑が失われると人間の心も潤いをなくします。上野ファームのような緑豊かな庭園は望むべくもありますがせめて1本の木、1鉢の草花を愛しむ心を持ち続けたいです。
    2017年08月03日 16:02
  • shizuo

    「北海道の気候風土で育つ植物がつくりだす庭」、
    ホントにそうです、北国ならではの開花期や鮮やかな花色が。
    その名も『北海道ガーデン』なんですね。
    約1時間半のおすすめコース、カメラ手にわくわく(^^♪。
    名前ラベルがなくても長さんはへっちゃら、
    再訪されたんですね。
    2017年08月03日 16:26
  • 寿々木

    なる程、イングリッシュガーデンというわけですね。名札無しですか、残念です。なんかバター臭い感じ(イギリス帰りの上から目線)・・
     白樺は紅葉が綺麗なんです。木の天辺から紅葉が始まります・
    2017年08月03日 17:30
  • eko

    咲いている花の品種は470種以上とは凄い数ですね。
    庭の自然な雰囲気を守るために名札は付いてないんですね。確かにその通りだと思います。
    「白樺の小道」の雰囲気が素敵ですね。
    2017年08月03日 18:13
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    先代が農家として入植し、上野砂由紀さんの母親の代になってから庭作りが始まったようですよ。
    2017年08月03日 19:06
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    仰る通りですね。我が家はほんの猫の額ですが、緑と花を絶やさないようにしていきたいと思っています。
    2017年08月03日 19:14
  • 長さん

    shizuoさん、コメントありがとうございます。
    田んぼをガーデンに変えたのですから、排水やら土作りやら、大変なご苦労があったそうです。
    咲いている田花園芸種が多いですから、花の名前は分らないものが大半でした。
    2017年08月03日 19:19
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    植物園ではなく、個人のお宅の庭を有料で開放しているわけですから名札がなくても良いのではないか、それが私の考え方です。
    白樺が紅葉しますか。幹が白いから、それは綺麗でしょうね。
    2017年08月03日 19:23
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    寒さに強い植物を1000種以上も集めるのは、相当な知識がないと出来ないことですね。それを春から秋まで咲かせ続けるのですから、ビックリしちゃいます。
    470種と行っても、バラだけで何種類も咲いていますから、それもカウントしています。
    2017年08月03日 19:26
  • shuuter

    昔 農家では庭で放し飼いの鶏を飼っていましたね。
    お客があれば鶏をさばいて接待していました。
    最近年のせいで 古いことばかり思い出します。
    2017年08月03日 20:06
  • 無門

    こんにちは

    素晴らしいポリィシーを
    感じるガーデン
    通り過ぎるだけでなく
    翌日再訪出来て
    楽しみですね
    2017年08月03日 20:15
  • 月奏曲

    白樺の小道とか裏庭とかモッサリしてていい感じだと思ったらなるほどそういう趣旨なのですね。

    NAYACafeが良さげですがやっぱり『納屋』Cafeなのかなぁ?
    2017年08月03日 20:40
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ニワトリを放し飼いにするのは害虫を食べてくれるのと、運動するから肉が美味しくなるという、まさに一石二鳥なんですよね。
    2017年08月03日 21:26
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    上野砂由紀さんのお母さんも、庭作りについて相当勉強されたそうで、砂由紀さんがそれに理論付をしたと言うことでしょうね。
    2017年08月03日 21:28
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    NAYAはまさしく納屋。昔は納屋だったところを改造してコーヒーショップにしたんです。
    2017年08月03日 21:30
  • なおさん

    たくさんの花が咲き乱れるところを短い時間で見て回ろう、というのはムリがありますので、再訪されましたか。個人で行くとその辺は融通が利いて良いですよね。ツアーですと時間が限られて、思うようにいきません。

     やはり、より自然な感じに、ということで名札を付けずにありのままの姿を見てもらう、というのは良いですね。
    2017年08月04日 05:43
  • すーちん

    お早うございます
    素敵なショップ、喫茶
    何か買わずにはいられませんね^^
    2017年08月04日 06:45
  • 信徳

    白樺の小路
    エントランスから粋な計らいです。
    イングリッシュガーディン胸がワクワクしてきますね。
    2017年08月04日 08:04
  • nobara

    上野ファームさんはガーデナーのバイブル?
    さすがに全園にポリシーみたいなものを感じます。
    時間がいくらあっても足りない?ですよね。
    連ちゃんで行けるのが個人旅行の強み?
    たくさんの紹介写真も・・・
    コレを見てるだけで楽しいですね。
    名札はありがたいですが、
    興をそがれますよね~写真と照合も楽しいかも。
    私が幼いころ育った環境は酒屋でありながら、
    裏庭ではたくさんの鶏、豚、牛、犬、猫なども普通にいて、牛舎の2階は子供たちの遊び場でした。表はバス待ちの広縁もあり、にぎやかでした。
    豊かな情操の環境だったなと思います。
    今は面影もありませんが。
    2017年08月04日 08:58
  • mori-sanpo

    上野ファーム、素晴らしいですね。
     家内の実家が旭川でありながら、旭川は大雪山や層雲峡などへの玄関口と思い込み、もっぱら国立公園の山岳地にしか目を向けませんでした。
     旭川に出掛けた時には是非歩いてみたいと思います。
    2017年08月04日 09:23
  • ロシアンブルー

    おはようございます。
    北海道だからこそ、こんなすてきな上野ファームができるんですね。
    田んぼのあぜ道にルピナス、なんて素敵な景色、ホームページを見たら行きたくなりますね。
    2017年08月04日 10:18
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    大体のスケジュールは組んでいきましたが、翌日の美瑛観光は一度行ったところなので、割愛して再訪しました。それだけ素晴らしいガーデンだったと言うことなんです。でも、写真ではどのくらいそれが伝わるでしょうね。
    2017年08月04日 10:31
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    ショップや喫茶は入らずじまいでした。というか、庭園を見るのに時間がかかり、その余裕はありませんでした。
    2017年08月04日 10:33
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    白樺は北海道ではおなじみの木ですね。秋には紅葉するらしいので、そんな林を歩く楽しみもあるでしょう。
    2017年08月04日 10:35
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    砂由紀さんの母上が庭作りを始め、本格的なイングリッシュガーデンを勉強した砂由紀さんがそれを発展させたと言うことのようです。
    2001年にオープン以来、数年で北海道内に知れ渡り、ガーデニング誌「BISES」が主催する「ガーデン対象2004年」で選者の満場一致でグランプリを獲得、一気に全国に名が知れ渡ったのだそうです。
    昔のお宅では、ニワトリなどが放し飼いにしてありましたよね。相模原にある父の実家でもそうでした。
    2017年08月04日 10:43
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    素晴らしいガーデンでしたよ。今回は行きませんでしたが、ここから西に40分ほどにある「大雪森のガーデン」も北海道ガーデン街道のひとつですから、セットで行かれると良いですね。
    2017年08月04日 10:48
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    北海道だからこその庭園作りですが、冬は極寒の地です。土作りから排水問題、耐寒性のある植物選びなど、かなりのご苦労があったように聞いています。
    2017年08月04日 10:52
  • ジュン

    上野ファーム素晴らしい!
    自然のままの花の美しさ
    そしてネームが無いのも成程です
    感性のまま見ることが
    出来るのが嬉しいです
    2017年08月04日 11:06
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    まだほんの入口ですが、素晴らしいガーデンを予測させますね。
    今回から5回位に分けてご紹介しようと思います。
    いわゆるオープンガーデンですから名札なんかあると煩わしいですね。
    2017年08月04日 12:16
  • イッシー

    冬の寒さも厳しいと思いますが、庭のお手入れも大変でしょうね。それにしても470種は楽園ですね。
    2017年08月04日 12:39
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    この日に咲いていたのが470種類ですから、ビックリしますよね。1ヶ月くらい前ならもっと咲いていたのかも。
    2017年08月04日 13:43

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