旅行1日目(7月7日) その2
先ず訪れた庭園は、とかち帯広空港から車で15分ほどの中札内にある「六花の森」です。この庭園は、花の包み紙で有名な六花亭製菓が企画・運営しています。
六花亭の包装紙に描かれているのは、「十勝六花」と呼ばれるエゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイですが、「十勝六花などの山野草の景色を具現化したい」との考え方で、この庭園が造られたとか。残念ながら、この中で現在咲いているのはハマナシだけでした。
右は庭園の案内図(大きくなります)。
六花の森について (Wikipediaより)
六花亭製菓が「マルセイバターサンド」を製造する新工場建設と敷地全体を整備する計画を立ち上げ、「六花の森プロジェクト」として三番川沿い約10ヘクタールの敷地を大林組が工場の建設とともにランドスケープを設計し、2007年(平成19年)にオープンした。
自然に溶け込んだお菓子工場、クロアチアの古民家を再生した美術館、地元作家によるアートの配置など自然環境に調和した設計を心掛けており、地域の自然と文化に触れ合う場所づくりを目指している。
せせらぎや調整池などを核としたマスタープランによって湿地が回復し、孤立していた林に水辺が蘇って草花も蘇生した。
左下は受付棟。 受付棟から左手へ、遊歩道を時計回りに進みます。
右手前はミズバショウの葉、奥にオニシモツケが見える
オニシモツケ
シラネアオイの実
ヤマブキショウマ
ギボウシ
ヤナギラン
フウロソウ
クリンソウ(咲き残り)
六花の森写真館(館内は撮影禁止)
広大な芝生の広場
キョウガノコ(白) オニシモツケ
ハマナシの群落と坂本直行記念館
ゲラニウム
アサマフウロ
アルケミラ・モリス
エゾカンゾウ
坂本直行記念館(包装紙をデザインした画家の絵画を展示)
(館内は撮影禁止)
オニシモツケ
シラネアオイの実
ヤマブキショウマ
ギボウシ
ヤナギラン
フウロソウ
クリンソウ(咲き残り)
六花の森写真館(館内は撮影禁止)
広大な芝生の広場
ハマナシの群落と坂本直行記念館
ゲラニウム
アサマフウロ
アルケミラ・モリス
エゾカンゾウ
坂本直行記念館(包装紙をデザインした画家の絵画を展示)
(館内は撮影禁止)
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
ヤナギランなんて群生していますね。
六花亭は植物園に限らず、いろいろなところが考えられていて楽しいですね。
ハマナシがナマナシになっています。
先日、小清水原生花園を中継していましたが
ハマナスはまだまだ開いてなかったです。
ここは見ごろのようですね。
空港からも近くて一番に訪れた甲斐がありましたね
寿々木
私はヤマブキショウマとトリアシショウマの見分けが出来ないのです。ヤマブキショウマの葉はヤマブキの葉に似ていると言いますが、どちらも似ているように思えます。
無門
産業と自然を共存させる
広大な北海道ならではですね
river
eko
ハマナシがちょうど見頃で綺麗ですね。
ヤナギランが群生していますね。
白いキョウガノコが美しいです。
フウロソウやその仲間の花も可愛いです。
季節によって様々な花が見られるようで素敵な森ですね。
信徳
と思ったのですが「ハマナス」
♪知床の岬にハマナスの咲く頃・・・ですね。
広辞苑で引いたら「ハマナス」は「ハマナシ」の訛だと出ていました。
ハマナシが先だったんでしょうね。
長さん
緯度が高い北海道では低地でもヤナギランなどの高原の花が咲きます。六花亭はこの後紹介する中札内美術村にも小さな美術館を設けており、自然と芸術を調和させていました。
ハマナシは沢山咲いており、あたりに良い香りが漂っていました。ナマナシになっていましたね。ご指摘、恐縮です。
長さん
北海道のお土産として六花亭のお菓子は定番ですからね。
加藤登紀子の「知床旅情」がヒットして、ハマナスの方が有名になりましたが、確かに実の形は茄子ではなく梨ですね。
ヤマブキショウマとトリアシショウマ、実の形は違うそうですが、花や葉はよく似ていますよね。
長さん
広大な北海道ならではのプランニングが実現したと言うことなんでしょうね。
長さん
緯度が高いと高原の花が低い土地でも咲きますね。利尻・礼文では海岸線で高山植物が咲いていますからね。
案内図に載っている夏の見頃の花は半分が咲き終わっていました。
長さん
こんなに広い芝生がよく手入れされており、スプリンクラーで散水していました。
ヤナギランは信州の高原で見た花です。白いキョウガノコは初めて見ました。今年は暑すぎたせいか、夏の花が咲き終わっていたのは残念です。
長さん
漢字で書けば浜梨ですから、本来はハマナシと発音すべきなんでしょう。牧野博士が言うように、東北訛りでハマナスとなったとする方が自然で、「知床旅情」のヒットもあって、ハマナスの方が有名になってしまいましたね。
乙女ヶ丘
六花の森の運営をマルセイバーターサンドの六花亭が行っているとは知りませんでした。こんな素晴らしい環境の中で作れば美味しいわけですネ。そいえば山梨のシャトレーゼ白州工場もこんな感じです。次回の北海道旅行には外せないポイントですね。
長さん
北海道ガーデン街道の旅はお勧めです。時期的には6月下旬くらいが良さそうです。
シャトレーゼ白州工場も広いですね。3年前に養命酒駒ヶ根工場の見学に行きましたが、ここも敷地が広く、養命酒健康の森・山野草コースが作られていました。
目黒のおじいちゃん
shuuter
庭のニワナナカマドに通づるものがあります。
長さん
六花亭の経営者、中々やるものですね。海外の旅行情報誌にも載っているようで、近くの外国からの観光客も来ていました。
長さん
キョウガノコは普通ピンクの花ですが、白い花だとニワナナカマドとイメージが重なりますね。
月奏曲
というか六花自体が十勝の関係なのですね。
ちょっと私も旅行に行ってきますのでしばらくお邪魔できなさそうです。今回の北海道旅行のお話は今後の参考にしたいので帰宅後にじっくりとw
一応24日に戻る予定です~でわでわ~
うふふ
坂本直行記念館の内部はどんなでしたか?
撮影禁止とは残念でした。
ハマナシの群落の様子、素敵ですね。
さすが北海道といった風情です~☆
長さん
六花亭の本社は帯広なんですよ。
24日に帰宅だとすると10日くらいですね。海外でしょうね。写真が楽しみです。
ミキ
どんな花に出会えるか、わくわくしています。
ヤナギランの群生、素晴らしいですね。
それと、出発地のジャガイモ畑の写真、
ピンクの花に感動しました。
つづきが楽しみです。(^^♪
mori-sanpo
この辺りは、以前は畑地、牧草地及びカラマツ人工林で、1戸当たり畑地は16ha、草地は50haという大規模農業地域です。
この十勝平野などに北海道ガーデン街道ができて、観光産業が加われば、道東地域の未来が楽しみになりました。
長さん
六花亭の包装紙、楽しい絵柄ですね。坂本直行は欠いた花の絵を切り抜き、アレンジしたのですが、その作業に一週間もかかったとか。
記念館には水彩や油彩の絵が飾られていました。次の記事に坂本直行が「サイロ」という児童詩誌に書いた表紙絵を投稿します。
長さん
3泊して6つの庭園の花を見てきました。上野ファームでは開花中の花の写真が450種類くらい掲示されていました。園芸種が多かったようですから、花の名前までは報告出来ないと思います。
長さん
北海道は大規模農農業ですが、本州同様、輸入食料の増加や後継者難などで、耕作放棄地が多いのではないでしょうか。六花亭はそうした土地を買い上げて有効活用したのでしょう。
なおさん
こちらではヤナギランは高原の花ですが、群れ咲くさまは素晴らしいですよね。株自体はそう長持ちしないようですが、種子で殖えるものですね。
イッシー
夕焼け
まだまだ"わびさび"が理解きないのでしょうね。
浅い人間だと思います。
昨夜、妻と一緒に夜の繁華街に食事に出かけました。
妻とは40年近くになりますが、昨日はエアコンが寝室に入ったお祝いと思い出かけました(笑う)。
自宅に戻ってもいい感じでした。
すーちん
広大な敷地に群生しているのは
見事ですね~
見がいが有りますね~^^
長さん
この庭園が造られたのは12年前とのことですから、まだご存知でない方もしらっしゃるようです。私も、以前、風のガーデンに行った後、ガーデン街道の名を知り、いくつもの庭園を知りました。
ハマナス(ここではハマナシと言う)が植えられているのは何百坪という広さでした。
ヤナギランの茎は細いですね。
長さん
今年の北海道は暑すぎます。特に帯広あたりは連日35℃超えのようです。
北海道は春が短く直ぐに夏の花が咲きます。それでも関東から比べれば少し遅い開花です。
長さん
帯広には5つの庭園が集中していて、羨ましいです。
六花の森でわびさびを感じられるとしたら、特別な感覚の持ち主ではないでしょうか。
一昔前の北海道はエアコンなんか必要なかったですよね。
長さん
六花の森は広い敷地を生かして、自然と植物、そして、芸術が調和した空間を作り出していました。
ジュン
可愛くて好きです
説明していただき
色々わかるのが楽しいです
ハマナシの群落綺麗ですね
長さん
六花手亭の包装紙、楽しいですよね。
この庭園には「花柄包装紙館」があって、壁紙が包装紙で造られており、原画のレプリカが展示してありました。次回投稿します。
はるる
楽しそうです。
花もいっぱいで、うらやましいです。
長さん
2年前から温めてきた計画が実現しました。
花をたくさん見てきましたが、とにかく暑かったです。
藍上雄
キョウガノコとオニシモツケ逆の様な気がしますが、どうでしょう…?
長さん
2011年発行の書籍には8つの庭園のうち、大雪森のガーデンは含まれていませんが、六花の森は含まれていましたよ。十勝帯広に5カ所が集中しているので、雨の日も想定して、帯広発着の予定を立てました。
キョウガノコとオニシモツケ、反対ですか?キョウガノコ(白)と下のはオニシモツケの可能性ありですね。
花咲か爺
長さん
キョウガノコとしたのは誤りで、オニシモツケに訂正します。
ミズバショウは大きな葉になっていました。クリンソウは咲き残り状態です。春のカタクリやエゾノリュウキンカが咲く頃も良いと思います。