熱川バナナワニ園にて(9) ピンポンの木、フトモモ科の果樹など

 熱川バナナワニ園の分園にある果樹温室で見た花や実です。
 初めて見たピンポンの木に面白い花が咲いていました。

ピンポンの木
アオギリ科ピンポンノキ属の常緑高木。中国南部~インドシナ半島原産
葉の大きさに比べ、小さい花です(花径5mmくらい)
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本数は違うけれど、クレーンゲームの爪みたい
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風で揺れて、ピントが上手く合いません
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 中国語で頻姿(ピンポー)と呼ばれ、発音から英名でピンポンツリー(Pingpong tree)と呼ばれるようになったそうで、卓球のピンポンとは関係なかった。
 中国では種子や果皮を胃薬などとして用いるそうで、栗と同じように黒い種子を焼いたり煮たりして食べることも可能だそうです。

フトモモ(蒲桃)
フトモモ科フトモモ属の常緑小高木。熱帯アジア原産
白い花弁が長い雄しべの後ろに隠れている。2枚目は若い実
生食も可能だが、一般的にはジャムやゼリーに加工する
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セレージャ
フトモモ科エウゲニア属。ブラジル原産
初めて見ました
セレージャとはポルトガル語でさくらんぼのこと。甘酸っぱい味がするそうだ
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レンブ
フトモモ科フトモモ属の常緑小高木。マレー半島原産
フトモモの近縁種で、別名ジャワフトモモ
初めて見ました
リンゴと梨を合わせたような味わいで、爽やかな酸味があるそうだ
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グアバ(大果品種)
フトモモ科バンジロウ属の熱帯性低木。和名はバンジロウ(蕃石榴)
カリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部、東南アジアなどに自生
リンゴくらいの大きさになり、リンゴのような質感だという
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 5月7日撮影。
 次回も果樹温室で見た花と実を紹介します。
 (つづく)


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 ウォーキング中に見た花です。

 フトモモ科繋がりで、ブラシノキです(フトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木で、原産はオーストラリア)。
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こんなに大きくなった木もありました(別のお宅で)
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フェイジョア
フトモモ科フェイジョア属の常緑低木。南米原産
2軒お隣のYさん宅のもの。毎年、5,6個結実して、食しているとのこと
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右下が咲いて間もない花(まだ黄色の葯が出ていない)
花弁は肉厚で、内側は赤い。開花後、内巻きになる。花も食せるそうだ
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アメリカフウロ(亜米利加風露)
フウロソウ科フウロソウ属の越年草。北アメリカ原産の帰化植物
花径は5mmほど。風で揺れて、なかなかピントが合いませんでした
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ナツツバキ(夏椿)
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。別名:シャラノキ(娑羅樹)
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花後、萼が赤くなるんですね
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 5月25日、31日撮影。



この記事へのコメント

  • 寿々木

    ピンポンノキは花の格好が面白いです。フトモモの花が咲きましたか、当地フルーツパーク恩師でも見られるのですが夏場は温室へはなかなかはいりません。フトモモの仲間は食べられるものが多いです。フェイジョアが咲いてましたか、花も食べられるんだそうです。当方庭のフェイジョアが40年ぶりに花がつきました。明日アップします。まだ当地に住宅が沢山建つ前で、目隠しに窓際に植えたのですが途中で根元から切られたりしてやっと開花です。
    2017年06月01日 15:54
  • 信徳

    こんにちは!
    レンブとガァバは台湾時代にはその季節は毎日のように食べていました。特にガァバは糖尿病に効く果物です。
    レンブは初期には余り美味しく無かったですが今では品種改良でとても美味しい果物の一つです。
    夏椿の花は椿の花と同じように全部一緒に落ちてしまいます。
    2017年06月01日 16:59
  • 長さん

    寿々木さん、コメントありがとうございます。
    ピンポンの木の花は面白いですね。昔はやったインベーダーゲームのキャラクターにも似ています。
    夏の温室は外気温との差が少ないので、それほど暑いという感じはしませんよ。
    フェイジョアの花弁も食せるそうですね(その旨、追記しておきました)。Yさんにお願いして食べさせてもらいましょう。
    40年ぶりの開花ですか。実がなると良いですね。
    2017年06月01日 17:01
  • 長さん

    信徳さん、コメントありがとうございます。
    レンブやグアバを毎日食べられたとは羨ましい。実は食べられないけれどグアバ茶なら手に入りそうです。血糖値を安定させる効果があるそうですね。
    ナツツバキは離弁花に分類されていますが、付け根が繋がっているようですね。一日花とはもったいない。
    2017年06月01日 17:07
  • 無門

    こんにちは

    南の国では
    実のなる木が多く植えられていました
    レンブ
    タイにいたころはチョンプーと言っていました
    サクサクとして大好きでした
    もっと薄桃色でしたけど
    お庭に植わっていましたよ
    2017年06月01日 18:24
  • なおさん

    ピンポンノキはたしか神代植物公園の温室で見た記憶があります。面白い花ですよね。間近でじっくり見ないとその面白さはわかりませんね。

     トロピカルフルーツもいろいろあり、面白そうですね。馴染みがないものは興味深いです。

      アメリカフウロは花がちいさいので撮るのもタイヘンですが、可愛らしいですし、花後の実がゲンノショウコ同様にくるりと巻き上がってお神輿の飾りのようになるのも楽しいですし、紅葉も綺麗で楽しめますね。
     
     ナツツバキの楚々とした趣もタマリマセンよねえ。良いものです。
    2017年06月01日 18:31
  • nobara

    ピンポンノキって実の形がピンポン?と
    違うのですね~お花は凄くかわいい。
    こういう咲き方は他に思い浮かびません。
    レンブとセレージャの実、よく似ていますね?
    写真が入れ混じってるわけでもないのですね。
    レンブは咲くやこの花館で試食しました。
    サクサクしてた記憶が・・・
    ブラシノキ、蕾に興味がわきました。
    2017年06月01日 18:37
  • river

    フトモモの仲間は実が食べられるものやそうでないものもあるようですが花は十分鑑賞に堪えられそうですね。以前フェイジョアの購入を考えたことがありますが寒冷地では無理かなと思い止めました。庭にナツツバキとヒメシャラが数本ありますがまだツボミです。
    2017年06月01日 19:04
  • はるる

    ピンポンの木もおもしろい形ですね。フトモモなど実が食べられるものは楽しそうですが、やはり見て形に興味がいきます。ナツツバキが咲いているんですね。よく蕾を見かけます。
    ここで勉強させてもらっているような気分です。忘れるほうが多いですが、お世話になります。
    2017年06月01日 19:57
  • 月奏曲

    ピンポンツリー、飾りボタンというかこれペンダントヘッドの形にすると面白そう。

    フトモモ、思わず己がフトモモを…と思ったら結構フトモモ科いっぱいw

    グアバもフトモモw
    2017年06月01日 21:12
  • shuuter

    ピンポンの木 初めてです。
    確かにピンポンのように膨らんでいます。
    一度見たら忘れませんです。
    2017年06月01日 21:13
  • 長さん

    目黒のおじいちゃん、コメントありがとうございます。
    初めての出会いが多く、楽しいです。
    2017年06月01日 21:14
  • 長さん

    無門さん、コメントありがとうございます。
    レンブはタイ語でチョンブーと言うんですか。まだ食べたことはないですが、リンゴとナシを合わせたようなと言うことですから、サクサクという感じなんですね。
    2017年06月01日 21:17
  • 長さん

    なおさん、コメントありがとうございます。
    神代植物公園にもピンポンノキがありますか。こんな形の花、他にはないですよね。
    アメリカフウロはもう紅葉しているものがありますね。実ができるのもそろそろでしょう。
    ナツツバキの開花は早いですね。
    2017年06月01日 21:24
  • 長さん

    nobaraさん、コメントありがとうございます。
    本来はピンポンノキじゃなくピンポーノキと書かなきゃいけなかった筈なんですよ。面白い形の花ですね。こんな形の花は他にないでしょう。
    レンブとセレージャ、実はよく似ていますが、葉の折れ方?がちょっと違いますね。
    ブラシノキのつぼみは螺旋状になっているんですね。面白いです。
    2017年06月01日 21:31
  • うふふ

    こんばんは!
    ピンポンノキは5mmほどですか。
    小さいのに精密にできているのですね。
    ナツツバキは昔住んでいた社宅の庭にありましたが、花後にガクが赤くなりませんでした。
    いろいろな種類があるのですね。
    2017年06月01日 21:32
  • 長さん

    riverさん、コメントありがとうございます。
    フトモモの仲間は雄しべが長いのが特徴ですね。セレージャやグアバにも花が咲いていれば良かったです。
    フェイジョアは、ネット情報によると、-7℃まで大丈夫だそうですが、藤岡ではどうなんでしょう。
    このナツツバキ、ちょっと開花が早いですよね。
    2017年06月01日 21:37
  • 長さん

    はるるさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキ、面白い形ですね。こんな形の花、他には思いつきません。
    フトモモは近くにもう1本ないと実がならないという情報があります。
    ナツツバキの花、早いと思います。まさかと思いました。
    2017年06月01日 21:40
  • 長さん

    月奏曲さん、コメントありがとうございます。
    ピンポンの木の花、面白いですね。実は、この後、爪の先が離れて5弁花のようになるんです。ペンダントヘッドにするなら、この実の方が良いかも。
    フトモモは中国語でプータオと言うんですが、沖縄ではフートーと呼ばれ、これがフトモモになったんだそうです。太股じゃなかった(笑)。
    2017年06月01日 21:49
  • 長さん

    shuuterさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキの語源は卓球のピンポンではないのです。ピンポン球と比べるにはあまりのも小さな花です。
    2017年06月01日 21:51
  • mori-sanpo

    ピンポンの木の花、面白い形をしていますね。
     確かにクレーンの爪に似た形をしています。江戸川の護岸工事でテトラポットを川岸に置いていたクレーンを思い出しました。
    2017年06月01日 21:57
  • 長さん

    うふふさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキの花はとても小さいです。花弁の先が付いたまま膨らんで、最後には開いて5弁花になります。
    ナツツバキの萼が赤くなるのは初めて見ました。ネットで赤い画像を探したのですが、3枚しか見つかりませんでした。
    2017年06月01日 22:00
  • 長さん

    mori-sanpoさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキの花、実に興味深いです。確かに、テトラポットを吊り上げるクレーンの爪がこんな形をしていますね。
    2017年06月01日 22:03
  • eko

    ピンポンノキは花が咲いていない時期の葉っぱだけは見たことがあります。可愛いユニークな花が咲きますね。確かにクレーンの爪のようです。
    ナツツバキが咲いていましたか。去年は見逃してしまったので見て来なければ…。
    2017年06月01日 22:10
  • 長さん

    ekoさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキ、花が咲いていなかったんですか。それは残念でしたね。クレーンゲームの爪は2本ですが、これは5本だから、確実につかめる(笑)。
    ナツツバキ、これは早咲き種みたいですから、まだ間に合いますよ。
    2017年06月01日 22:32
  • ロシアンブルー

    こんばんわ。
    ピンポンの花ユニークですね。
    フトモモ、変換すると・・・(笑)
    ブラシの木も真っ赤でコップを洗いたくなります。
    グアバ茶ってありませんでしたかしら?
    2017年06月01日 23:56
  • 長さん

    ロシアンブルーさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンダマノキ、実にユニークな花ですよね。日が経つと、爪が開くそうです。
    フトモモ、かな漢字変換しましたか。
    ブラシの木はブラシの本数が多いからきっと、コップが綺麗になりますよ(笑)。
    グアバ茶は血糖値を安定させる効果があるらしいですね。
    2017年06月02日 00:18
  • すーちん

    お早うございます
    珍しい木ばかりで
    然も実が食べられるとい
    うのは興味わきますね~
    2017年06月02日 07:27
  • 長さん

    すーちんさん、コメントありがとうございます。
    熱帯地方には色々な果樹があるのですね。今回紹介した木の実はどれも食べたことがありません。フェイジョアだけは近所のお宅から頂戴したものを食べたことがありますが、妻には好みの味ではなかったらしい。
    2017年06月02日 09:13
  • ピンポンの木は小さな花のようですね。
    細い花びらの先が集まって可愛いです。
    フトモモ科は沢山の蕊が綺麗ですね。
    ブラシノキ、本当にブラシのようです(^^♪
    ナツツバキ、ほんのり花びらをピンクに染めて可愛いですね。花後の萼までは見てませんでした。赤い萼はお花が咲いているようです。
    細やかな観察をされてますね。
    2017年06月02日 09:14
  • しおん

    おはようございます。
    温室は流石に南国の珍しい花でいっぱいですね。
    ピンポンと聞くと 卓球を思い浮かべますが由来は違うのですね。それにしても可愛くて面白いです!
    ブラシの木 今存在を放ってますね。先日京王アンジェでみました。
    ヒメシャラを見て・・・我が家のヒメシャラは お祝いに戴いて今年で4年目 未だ花をつけません。今年はどうかな?
    大好きな花です。
    2017年06月02日 09:38
  • ジュン

    ピンポンの木
    小さいのに複雑で可愛いですね
    食べられる実
    姿が可愛いので見ても楽しめますね
    ナツツバキ
    花後にガクが赤くなるのですね
    2017年06月02日 10:27
  • 長さん

    心さん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキ、花径は5mmほどでした。花弁の先端がくっついていますが、3枚目の写真のように、次第に開いてきます。
    フトモモ科の花は雄しべが長いのが共通する特徴ですね。その花が密集するとブラシノキみたいにしべだけの花に見えます。
    どうやら、ナツツバキには早咲き品種があって、花弁に紅が差したり、萼が赤くなったりするようです。
    2017年06月02日 10:52
  • 長さん

    しおんさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキの花、面白いですね。これまでの花の常識を覆してくれました。
    アンジェでもブラシノキの花が咲いていましたか。年に2回咲く品種もあります。
    ヒメシャラが咲きませんか。原因はいくつがあるようです。例えば、根元が直射日光に当たって乾燥するような場所に植えてあるとか、肥料を与える時期、剪定時期の問題などです。ネットで育て方を調べると色々出てきますよ。
    2017年06月02日 11:00
  • 長さん

    ジュンさん、コメントありがとうございます。
    ピンポンノキ、面白い花ですよね。写真では見たことがあったのですが、こんなに小さいとは…。
    熱帯地方の人たちはこういう果実が身近にあって良いですよね。見るより食い気の人には羨ましい(笑)。
    ナツツバキの萼が赤くなるのは初めて見ました。早咲き品種に起こるらしいです。
    2017年06月02日 11:03
  • イッシー

    面白いお花をきちんと撮られてますねー。
    3枚目などピントもバッチリで美しいです。
    ナツツバキのガク、知りませんでした。
    2017年06月02日 12:33
  • 長さん

    イッシーさん、コメントありがとうございます。
    面白い花なので、マクロレンズを使ったのですが、手ぶれ防止機能はないし、風で揺れるわで、苦労しましたよ。
    ナツツバキの萼、赤くなる方が少ないみたいです。
    2017年06月02日 13:20
  • りりい

    ナツツバキ、以前京都へナツツバキを見に行くバスツアーがあり、行ったことがあります。
    調度その日の朝、花が木から落ちたばかりだったか、苔の上に落ちた白い花が印象的でした。風情がありました。
    ジューンベリーの赤い実ですが、我が家でも、今ちょうど赤くなっています。今朝、2,3粒採って食べてみたら、結構甘くなっていました。
    もう足元に何粒か実が落ちていたので、早く採った方がいいかなと悩みました。
    2017年06月03日 20:26
  • 長さん

    りりいさん、コメントありがとうございます。
    ナツツバキは清楚な花ですが、一日花だそうで、はかない命なんですね。
    ジューンベリー、黒くなったら食べ頃なんて書いてありますが、赤いうちから甘いのですか。落ちる前に摘まないとなりませんね。
    2017年06月03日 22:35

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