実は、13時に妻と合流し、ボランティアによるガイドツアーに参加しているのです。
このあたりは花も殆どなく、雑草ばかりに見えますが、ある程度管理されているのです、とはガイドのお話です。
そんな草地に、オキナグサ(翁草)が咲き残っていました。左下写真の左側はワレモコウの葉。
キンポウゲ科オキナグサ属の多年草
クサタチバナ(草橘)はまだつぼみだった。箱根には自生が無い。
所々にツボスミレ(坪菫)が咲いていた。別名ニョイスミレ。
ウグイスカグラ(鶯神楽)
スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木
メギ(目木)
鋭いトゲがあり、コトリトマラズ、ヨロイドオシの別名がある
メギ科メギ属の落葉低木
キバナイカリソウ
メギ科イカリソウ属の多年草
アケビ(木通、通草)
雌雄異花。雄花(奥)が雌花(手前)より先に開花する
アケビ科アケビ属の蔓性落葉低木
続いて、「低層湿原の植物」区になります。
ミズバショウ(水芭蕉)の花がまだ咲いていました。ここに植えられたミズバショウは、右下の写真のように、葉が大きくなっていましたが、花が咲く株は新潟で越冬してから植えられたもので、花が咲く時期が遅いのです。
この植物区での見どころは、次のような草花です。
サクラソウ(桜草)
サクラソウ科サクラソウ属の多年草。日本のサクラソウ類の代表
クリンソウ(九輪草)
サクラソウ科サクラソウ属の多年草。日本原産
エンコウソウ(猿喉草)
キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草
長い花茎を猿猴(手長猿)の腕に例えたのが名の由来
ウマノアシガタ(馬の足形)
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。 花弁がてらてらと光る
「低層湿原の植物」区の花をもう少し続けます。
5月8日撮影。
(つづく)
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ウォーキング中に見た光景です。どういう理由で、裸婦の石膏像が軒先に放置されているのでしょう。どうせなら、こちら向きの方が・・・。
この記事へのコメント
river
寿々木
長さん
クサタチバナは初めて出会った植物です。花が咲いていれば良かったのですが、残念でした。
ウマノアシガタ、増えるでしょうね。この植物園でも適当に間引いているのだと思います。
長さん
ツェルマットからスネガに地下ケーブルカーで登り、ステリ湖までハイキングしたのは2005年7月初めでした。当時はまだあまり花に興味がなかったので記憶にありませんが、オキナグサの髭があったかも知れませんねー。
はるる
こうして名前を教えていただいても、実際に見たら全部わからなくなります。でもすばらしいものばかりです。
メギの黄色い花、きれいです。棘も意味があるのでしょうね。
なおさん
やはり、湿性花園というからには、ミズバショウやらサクラソウ、クリンソウ、エンコウソウなどの湿地でおなじみのものを見ると、それらしい雰囲気が伺えて楽しいですね。
なかなか普通のお宅では石膏の裸婦像などないですよね。後姿というのも惜しい??ですねえ。
無門
目木は目薬の木と共に
用法は違いますが
目の薬になるそうですね
心
草原では色々な植物をご覧になられましたね。
翁草は、俯くように咲く花姿も趣が有りますが、やはり花後のキラキラ輝く長い綿毛が楽しみです。
ツボスミレ、白い小さな花びらに濃い紫色の線がチャームポイントでしょうか。
メギは、葉に大きな棘が隠れていますが可愛い花ですね。
緑の中に鮮やかなピンクのサクラソウやクリンソウ、見頃のようですね。
黄色のウマノアシガタも可愛いです。
行き当たりばったり
みな素敵です。
とげとげのメギ、お花はきれいなのに何で!
実物、見てないです。
おもしろいですねぇ。
石膏像??
不思議ですねぇ。よく目に入りました
長さん
サクラソウは水を好む植物だそうですから、湿地は条件が良いのでしょうね。
植物園はたいてい名札がありますから、それを見ながら花を見るのが良いですね。花の撮影は先ず名札を写してからにしています。
メギの棘、何か理由があるのでしょうね。
長さん
ガイドと一緒だと撮影の時間は余りなりですから、先に撮影しておきました。それでも撮り洩れたものもありますから撮影は欠かせません。終盤は置いて行かれました。
この植物区はこの植物園の特徴が出るところですが、クリンソウにはちょっと早かったかなという感じです。
石膏像、家の中では居場所がないでしょうね。
月奏曲
・・・
・・
・
(゚д゚)!
エンコウソウって【なんで猿のノドなんだろう???】とか思ってたら全く全然関係なかった!!!!
手長猿のことだったのですね(;´Д`)
~~~~~~
違います!石膏像じゃないんですきっと!
こちらの御宅の方が石膏像の真似のパントマイムの練習してる最中なんですきっと!
大道芸人さんのおうちだったのですねw
長さん
メギは煎じて洗眼に使用するほか、健胃・整腸作用があるそうで、生薬名は「小蘗(しょうはく)」ですって。
長さん
オキナグサは俯いて咲くし、色が地味ですが、花後の髭は目立ちますね。
ツボスミレは小さな白い花で、紫の線があるのですぐそれと分ります。
メギの棘は鋭く、しかも長いですから、小鳥じゃ止まれないでしょう。でも、赤い実は美味しくないのか、鳥にあまり好まれないそうです。
サクラソウは見頃でした。クリンソウはこれからもっと咲くはずなのですが。
長さん
メギの鋭い棘は実を守るためなのでしょうか。でも、鳥たちにとって、実は美味しくはないそうです。
石膏像、置き場に困っているのでしょうね。写真の反対側は電車の線路で、車内からも見えますよ。
長さん
猿の喉でエンコウね、面白い。
パントマイムの練習かー。あれ、スタチューって言うんですってね。1ヶ月前も同じ状態だったから、長い練習だ(笑)。
ののはな
nobara
個々のお花はとても可愛らしいです。色合いも。
クリンソウはこちらの観察園で群生して咲き始めたらしいです。先日はまだぽつぽつでした。
九輪になりきれず?三輪くらいです。
尾瀬も山開きしましたね。
水芭蕉、また見にいきたいです。
尾瀬に精通してた親友が事故死したので・・
複雑な思いを抱えています。なんで~??
長さん
箱根ですから我が家から3~4時間あれば到着します。この歳になると日帰りで運転するのはきついですから1泊になります。植物園は花の種類が多いですから楽しめます。
長さん
メギの花は黄色に赤がちょっと入って可愛いですね。トゲがあるなんて、イカリソウと同じ科とは思えません。
クリンソウはまだ1段しか咲いていませんでした。五重塔の九輪に似て何段にも咲くというのが名の由来ですが、せいぜい4段くらいだ笑。
尾瀬は若い頃毎年のように通いました。妻とつきあい始めて2回行き、至仏山にも登りました。結婚してからはすっかりご無沙汰で、またいつか行ってみたいです。
mori-sanpo
湿原に咲くサクラソウ、クリンソウそれにキンポウゲ科の花たちは可愛いですね。
長さん
ミズバショウの開花については説明不足でした。毎年、4月上旬~中旬が見頃です。5月の連休中には花が見られないと言うことで、一部に、新潟へ疎開した株を植えて、開花を調整しているのです。
eko
ガイドツアーだと説明を聞きながら歩けるので良いですね。写真を撮りながらだとペースが違うと大変ですね。
メギは刺さえなければ綺麗ですね。
サクラソウ、クリンソウは可愛い花ですね。
ミズバショウも咲いていると素敵ですね。
イッシー
作られた植生かもしれませんが、こういう場所はありがたいですね。石膏像が不思議ですね。
すーちん
ガイドさんに案内してもらうと
より楽しいですね
メギの紅葉は素晴らしいですが
あの棘が
長さん
ガイドの説明は妻がメモして、私は写真という分担にしているのですが、今回は連携がうまくいきませんでした。
メギの花は綺麗ですね。見るだけなら棘は刺さらない(笑)。
ここの水芭蕉は4月上旬からですが、新潟に疎開させた株を植えて、連休中に訪れる人たちにサービスしてくれています。
長さん
ここの植物区は仙石原湿原を再現させて、湿地に適した植物が植えられています。
どこかの美術展に出展して、入選も叶わず、持ち帰ってそのままに、というような雰囲気です。
長さん
ガイドの話は参考になりますね。今回は私を始め、男性4人くらいが写真を撮っていて、あまり真面目に聞いておらず、ガイドが不快そうでした。申し訳ない。
メギは紅葉と赤い実が同時に見られて綺麗でしょうね。
目黒のおじいちゃん
園内を優しく案内いただき楽しいです。
うふふ
ガイドツアーというのがあるのですか。
いろいろなお話を聞きながら歩くのは新しい発見がありますね。
もう下界では終わってしまったお花もまだ咲いているのですね。
箱根は気温がこちらより低いのがよく分かります。
エンコウソウは皇居東御苑の二の丸池で見たばかりですので、わけもなくうれしくなりました(笑)
ジュン
どのお花も可愛い姿ですね
キバナイカリソウ
見たいお花です
ミズバショウも
咲いているのですね
長さん
奥日光のクリンソウというと千手ケ浜ですね。一度行ってみたいと思っているんですよ、来月中旬あたりですかね。
長さん
公認ガイドによる案内は毎日、午前と午後の2回行われています。見頃の花を案内してくれ、ちょっとしたエピソードも聞けます。
皇居東御苑のエンコウソウは二の丸池の菖蒲田付近でしたね。
長さん
初めての場合は、ガイドツアーに参加されると、色々参考になることが聴けますよ。
キバナイカリソウは黄色と言うよりは淡黄色といった感じです。
ミズバショウは連休中に合せるように,新潟で寒さに当てた株を植えているそうです。