右上の写真の手前にクロモジ(黒文字)の木があり、黄色い花が咲いていました。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で、ハコネにも多いそうです。高級楊枝の材料としてご存知の方も多いでしょう。
雌雄異株で、これは雄花です。長い花柄には毛が生えています。
1段目右の写真で、分岐を右に曲がると、オトコヨウゾメに白い花が咲いていました。箱根にもあるが、数は少ないそうです。
ハナイカダ(花筏)はまだつぼみでした。雌雄異株で、つぼみが1つのものは雌花、数個のものは雄花。
ハナイカダ科(←ミズキ科)ハナイカダ属の落葉低木
以下、林床で咲いていた草花です。
ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草
バイカイカリソウ(梅花碇草)
メギ科イカリソウ属の多年草
チゴユリ(稚児百合)
イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草
エビネ(海老根)
ラン科エビネ属の多年草
シコクカッコウソウ(四国勝紅草、四国鞨鼓草)
四国の山林に特産の固有種。絶滅危惧1B類(EN)。初めて見ました
カッコウソウより毛深く、花の中央が黄色
サクラソウ科サクラソウ属の多年草
ヒトリシズカ(一人静)
センリョウ科チャラン属の多年草
マムシグサ(蝮草)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草
キジムシロらしい コウヤボウキの花後?
次回は、「ススキ草原の植物」区を経て「低層湿原の植物」区へ向います。
(つづく)
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ウォーキング中に見た花です。
シャクヤク(芍薬)です。調べたら、変わり咲きの‘ピオニー・ソルベット’という園芸種らしいです。とてもゴージャスな咲き方ですね。
5月6日撮影。
この記事へのコメント
なおさん
オトコヨウゾメ、ニリンソウ、バイカイカリソウ、チゴユリと清楚で可憐な白花がいろいろ見られて楽しいですね。
シコクカッコソウの花も可憐で良いものですね。
一番下のウォーキングでご覧になったのはシャクヤクですね。大輪の花で豪華な咲き方でボタンと並び見応えがあり良いですね。
無門
先日クロモジの楊枝を
頂きました
花は小さいけど
一目で見分けがつきますね
月奏曲
東洋風な雰囲気を持つことが多い牡丹や芍薬ですがこれはバタ臭い感じw
寿々木
river
行き当たりばったり
どのお花も素敵です。最後の芍薬、すごい咲き方。
作成にはかなりの苦労があったのでしょうね
信徳
カッコウソウは桐生に自生地が有るのは知っていますがまだ見たことが有りません。
シコクカッコウソウは群馬フラワーパークでも植えられています。また山野草店で買う事も出来ます。
はるる
シャクヤクの美しいこと、ゴージャスと書かれていますが、その言葉がぴったりです。見とれてしまうほどです。
長さん
クロモジの花、小さくて風に揺れるので、撮るのが大変でした。
林床で咲いている白い花、木漏れ日を浴びて綺麗でした。
シコクカッコウソウは一見サクラソウかと思いましたが、葉が違いますね。
シャクヤクと書くところをシャクナゲと書いてしまいました。ご指摘、ありがとうございました。
長さん
クロモジの花は花柄が長く、俯いて咲くので直ぐ分りました。
長さん
ピオニー・ソルベットは、オランダで開発されたハイブリッド洋種シャクヤクだそうです。バタ臭いはずですよ。
長さん
この山野草は植物園ではよく見かけるものですが、シコクカッコウソウは初めて見ました。
シャクヤクは西洋シャクヤクで和風じゃないですね。
長さん
カッコソウは桐生市の鳴神山だけに自生するとのことですが、遠く離れた四国にその変種が存在していると言うことは、昔はあちこちにあったということが想像されます。杉の植林で急速に分布域が減少したらしいですね。
長さん
このシャクヤクは西洋シャクヤクを基にしたハイブリッド種とのことです。いわゆる人工交配種ですね。
長さん
カッコソウ(カッコウソウ)、今では鳴神山にしか残っていないそうですね。カッコソウは絶滅危惧種1Aに指定されているそうで、植物園でも簡単には入手出来ないので、シコクカッコウソウを展示しているのかもね。
長さん
植物園ですから、遊歩道以外は歩くことが出来ないのが残念ですが、それでも十分楽しめますよ。
このシャクヤクは西洋シャクヤクだとのこと。それをもとにハイブリッドで作出したそうです。在来のシャクヤクとは随分イメージが違いますね。
りりい
ハイブリッドで作出ですか!素晴らしいです。
我が家の芍薬は、一重で、寂しい感じです。
しかも、昨日の雨でやられて、もう今日は惨めな姿になってしまいました。
この時期は、どうしても雨に当たるので、しかたがありません。
長さん
シャクヤクもハイブリッドで作出するとこんな豪華なものが出来るのですね。
ボタンもそうですが、雨に当たると弱いのですね。今日のウォーキングでビニール傘をシャクヤクにさしかけているお宅を見ましたよ。
mori-sanpo
箱根の湿生花園では、今の時期にそれらの植生をまとめて楽しめるところがいいですね。
ロシアンブルー
クロモジの花って小さくて可愛い花ですね~。
よくお世話になるクロモジです。
野草類がいろいろ見られて歩きたいところです。
長さん
ご承知のように、この植物園はそれほど広くはないですが、植生ごとに区画が分かれており、樹木や山野草もそれぞれの植生似合うものを自然に見えるよう植えてあるのが良いです。
eko
豪華なシャクヤクですね。色も素敵です。今までの花とはイメージが違いますね。
長さん
ここのクロモジの木はまだ小さいので、花の数が少ないのですが、可愛いですよね。小さいから風に揺れて困りました。
まだ箱根湿性花園にいらしたことはありませんか。
長さん
クロモジの花は葉に隠れるように咲いていて、可愛いです。
林床の花もあちこちで咲いており、楽しいところです。今回はシコクカッコウソウが見られたのは収穫でした。
こんなゴージャスなシャクヤクが作り出されているんですね。ビックリですよ。
すーちん
クロモジ、花が咲いてるのは
見たこと有りません
可愛らしい花ですね
ハナイカダ、天婦羅で食べたこと
有ります^^
イッシー
背景のタマボケがいい感じです。
木の花も色々な種類が有って覚えきれませんが、
かわいらしい花が多いですね。
nobara
名前がどうにか?ならないかしらと思います(笑)
たてもの園のハケの所にもあるんですよ!
クロモジ、アオモジ、独特の花で
九州の山野にすごく多いのですよ!
牡丹もですが芍薬も華やか~~ですね。
長さん
クロモジは公園にも植えてあることは希なので、花をご存じない方も多いでしょうね。
ハナイカダの天ぷらですか。嫁の涙という別名がありますが、葉はくせがなくて美味しいらしいですね。
長さん
ボランティアガイドが「雑草だらけに見えますが、手入れをしているんですよ」と言っていました。
花の名前は覚える傍から忘れます。繰り返し見れば覚えるのでしょうが・・・。
長さん
男用済みと間違われかねない名前ですよね。たてもの園のオトコヨウゾメは花付きが良かったような記憶ですが、ここの木はまだ小さく、花もまばらです。
アオモジは関東には自生が無いですね。つくば植物園にもないのです。
うふふ
白い小さな花たちが少し薄暗い落葉広葉樹林に静かに咲いている様子を想像しています。
どのお花も可愛らしいですね。
花筏はまだ蕾でしたか。
雄株の方に蕾がたくさん付くとは…お父さんは植物界でも大変なのですね(笑)
長さん
落葉広葉樹林の植物区では遊歩道が林床より少し低く設定されており、小さな花が見やすいようになっていました。
雌雄異株の場合、昆虫などの送粉者に花粉を運んでもらわないとならないので、雄花が先に咲いたり、沢山咲いたりして、受粉の確率を上げているのでしょうね。
ジュン
箱根に行ってました
これからはお花を見るのが楽しみです
教えて頂いたのメモしています
ハナイカダ可愛いお花ですね
長さん
箱根は1泊旅行に適当な場所ですね。我が家では箱根湿性花園と美術館などをセットにして行っていました。今回は伊豆熱川のセットで、妻だけポーラ美術館に行きましたが、箱根には美術館が多いから季節を変えて行ってみるのも良いと思います。