今回は、山野草とサクラソウが展示されていました。
ユキザサ(雪笹)
キジカクシ科マイズルソウ属の多年草(旧分類ではユリ科ユキザサ属)
ムサシアブミ(武蔵鐙)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草
仏炎苞の口辺部は耳状にはりだし、舷部は袋状に巻き込むのが特徴
ユキモチソウ(雪餅草)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。名の由来は、仏炎苞
の中に、雪のように白い餅に見える付属体があることから
サルメンエビネ(猿面海老根)
ラン科エビネ属の多年草。絶滅危惧II類(VU)
和名の「サルメン」は、唇弁が赤みを帯びてしわが
寄っているのをサルの顔に見立てたことに由来
タカサゴカラマツ(高砂唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。台湾固有種
台湾梅花唐松としても流通するが、バイカカラマツの仲間ではない
フウリンオダマキ(風鈴苧環)
キンポウゲ科オダマキ属の多年草。西洋苧環の近縁種
中国・青海省~チベット自治区に分布(標高1800~3500m)
キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草)
イヌサフラン科(←ユリ科)チゴユリ属の多年草。絶滅危惧ⅠA類 (CR)
日本では対馬にのみ自生。別名:キバナアマドコロ
???(名札がなく、名称不明です)
→ ポドフィルムとのお知らせがありました
目黒のおじいちゃん、ありがとうございます
メギ科ミヤオソウ属の多年草。別名アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)
6弁花なので、2枚が脱落したようです
サクラソウ展にはおよそ100鉢が展示されていました。
その中から、数点をピックアップしました。
5月8日撮影。
次回は、落葉広葉樹林の植物区に入ります。
(つづく)
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ダイエーの園芸コーナーでちょっと変ったエラチオール・ベゴニアが売られていました。
名札には、「Koppe《コッペ》セレクション」 世界一のベゴニア育種専門農場であるオランダのKoppe社が育種した黄金色の花芯が美しいユニークなベゴニアです。通常のベゴニアに比べ、花保ちが数段に良く、美しい花が長く咲き続けます、と書かれていました。何と、税込み2,138円!
この記事へのコメント
イッシー
なおさん
ムサシアブミやユキモチソウも山草では人気のものですね。サルメンエビネもこの頃はいろいろなエビネと人工交配されたものが出回っていますから、サルメンエビネよりも育てやすく花色もいろいろなものがありますね。
サクラソウもいろいろあると楽しいものですね。
面白いベゴニアもあるものですが、お値段も良いですねえ。
river
サクラソウの2番目の「浮間白」は白くないので「浮間」か「浮間紅」の表示が良いと思います。「浮間白」は私もブログで紹介しました。
寿々木
心
ユキザサ、笹のような大きな葉に雪の結晶のような花が美しいですね。
ムサシアブミやユキモチソウ、面白い形の花を咲かせて・・。
サルメンエビネ、可愛いですね、出会ってみたい花です。
拡大して見せて頂きました。
サクラソウは100鉢もの花が展示されていたようですね。
白い花から濃いピンクの花まで見事に咲いてますね。
はるる
でもいいお値段のものは、それなりにいいものですね。
桜草もいろいろなものがあることわかりました。
湿性花園、目をひくものばかり、楽しいですね。
写真がきれです。
目黒のおじいちゃん
無門
サクラソウ
前代未聞
えっと言う名前を付けられたもの
速いもの勝ちかな
信徳
台湾固有種なんですね。
ベゴニアも変わったものが有りますね。
月奏曲
ぶっちゃけ1円単位出ると面倒くさいw
すーちん
花園だけあって聞いたことも無い
様な野草が一杯有るんですね~
長さん
植物園の良いところは非日常があるところです。珍しいものがなく、普段目にするものばかりでは行く意味がないですものね。
自分なりに花が美しく見える角度を狙っています。
nobara
サクラソウの透明感のある花弁が素晴らしい~
光が上手に当たってる感じですね。
白い花=ハッカクレン というものかも。
いろいろな種類があるようで?葉の様子からも?
かなりの毒草らしいです@@
ベゴニアの黄金色の花芯、お見事ォーー
母の日にアジサイ:beniを貰いました。
長さん
ユキザサは山菜として食べられるのですか。実ができ掛かったのは見たことがあるのですが、あれが赤くなるのですね。
ムサシアブミやユキモチソウ、ウラシマソウなどは面白いですよね。
サルメンエビネはイシヅチとかキサルメンとか、自然交雑種もあるようですね。
長さん
榛名山にはそんなに大きなユキザサがありますか。そうなるとユキザサというイメージから外れてしまう。
私もピンクの花なのに「浮間白」とはおかしいなと思いながら載せたのです。出展者、あるいは、植物園側で取り違えたのでしょう。
長さん
ユキザサは、日本では北海道から九州まで、分布域が広いですね。
タカサゴカラマツはキンポウゲ科ですから、花弁のように見える部分は萼片でしょうね。ネットの画像を見ると、この萼片がないものも多数ありました。
長さん
ユキザサの名の由来は、まさに仰るようなイメージから付いてものだそうです。
テンナンショウの仲間は面白いですね。白い混紡じゃなく、細い管みたいなものを長く伸ばしているウラシマソウなんていうのもあります(後日お目にかけます)。
riverさんによれば、サクラソウの園芸種は2000以上、今後も増えるとことですから、100鉢ではほんの一部なんですね。
長さん
ベゴニア、面白いですね。何か新種の花を見た思いです。それにしても高いですね。
サクラソウの品種は膨大だそうで、一つ一つ見ていったら時間が足りません。
長さん
不明の花、アメリカハッカクレンで確認出来ました。ありがとうございました。台湾や中国のハッカクレンは葉に切れ込みがないので区別出来ますね。
長さん
植物の命名は、見つけた人、あるいは開発した人に権利がありますが、同じ名前があったら使えない訳で、ある意味早い者勝ちですね。
長さん
タカサゴカラマツは台湾固有種と言うことなので、台湾にいらしたら探してみると面白いでしょう。
どうしたらこんなベゴニアが出来るんでしょう。
長さん
イチキュッパが値札ですが、小さく2,138円と書いてありました。
現金で買うと1円玉が増えてしまうので、夫婦とも、もっぱらカード払いです。
長さん
植物園ですから、珍しいものを取りそろえるのは学芸員の腕の見せ所ですね。
長さん
タカサゴカラマツは小さい花で,とても可愛いですね。
山野草やサクラソウの展示スペースは半透明の屋根があって柔らかい光が落ちてきていました。
アメリカハッカクレンと判明しました。中国や台湾のハッカクレンは葉に切れ込みがないですね。どちらもアルカロイドを含む毒草ですって。
新種のベゴニア、面白いですね。アジサイのBENIですか。ヤマアジサイと西洋アジサイを交配した新品種だそうですね。
うふふ
山野草が勢揃いですね。
植物園で見たことのあるものがあって、なぜかホッとしました(笑)
その中のムサシアブミは、名付け親に座布団一枚あげたくなりましたよ。
まさにアブミ~です!
サクラソウも一つづつ名前がついていて、大切にされていることが分かります。
長さん
ここも植物園ですから(笑)、いろいろ楽しませる工夫をしているんですね。
ムサシアブミですが、平安時代には武蔵国で作られた鐙がゆうめいだったそうで、その鐙に似ているからと言うのが名の由来です(他の説もある)。ですから、この植物が武蔵国に多かったと言うことではないようです。
サクラソウ、江戸時代から愛好家が多かったそうですが、今は減少の一途を辿っているとか。
eko
タカサゴカラマツは可愛い花ですね。
サクラソウ展も良いですね。優しい花色が素敵です。丹念に育てられたものでしょうね。
変わったベゴニアですね。可愛いですが、まだお高いですね。
mori-sanpo
サルメンエビネは確かに特徴をよく捉えた和名ですね。
長さん
山野草展はロックガーデン風にまとめて植えてあり、効率的に写真が撮れました。タカサゴカラマツはいかにもキンポウゲ科の花という感じで可愛いです。
サクラソウは花弁の形、色、開き方など、色々な分類があり、嵌っている人もいるとか。
面白いベゴニアが出来たものです。
長さん
野山を歩いて山野草を見て回るのは理想ですが、時間が掛かりますよね。
サルメンエビネ、面白い発想です。しわの出方で変種があるようです。
行き当たりばったり
珍品が多数です。驚きです。きちんと手入れされていますね。サクラソウ、可憐です。
大好きな方もたくさん、いらっしゃるのでしょうね。
ベゴニア---それなりの価値があるのでしょう
乙女ヶ丘
「前代未聞」??見るも聞くも初めて
面白い名前ですネ。
長さん
珍品と言うほどの山野草ではありませんが、植物園ならではの品揃えでしょうね。
サクラソウの愛好家はどんどん減少しているそうです。
長さん
サクラソウの銘は実に多彩です。万葉集などの古典から名付けたものも多く、戦前は世情を反映して、勇ましい名前を付けるのが流行ったらしいです。