「おきなわワールド」と隣接する「ガンガラーの谷」見学・体験ツアーに参加しています。
イナグ洞の先に、数10万年前の鍾乳洞跡と見られるイキガ洞があります。イナグ洞とイキガ洞を合せて「種之子御嶽(サニヌシーウタキ)」と呼ばれ、琉球時代から地元で信仰された御願所(ウガンジュ)となっています。
イキガ洞の中は照明がないので、ガイドの安里さんがランタンを用意してくれます。右下には、地元の方が願いに来る石壇が写っています。
こちらの鍾乳石は円筒形で、先端もふっくらと丸みを帯びているものが多いです。イナグ洞は「女性」の形をした鍾乳石があるそうですが、こちらは「男性」のそれを思わせます。
イキガ洞は奥深そうですが、見学は出来ないので、引き返します。
ガンガラーの谷をアップダウンしながら先に進みます。
やがてトンネルです。トンネルの途中で、ガイドが話し出します。「昔、この辺りには穴があちこちにありました。その穴に石を落とすと、石があちこちに当り、ガン、ガラン、ガラガランと音を立てて落ちていきます。ガン、ガラガラン、ガン、ガラガラーン(と何度も繰り返します)」。もうお分かりですね、「ガンガラー」という谷の名の由来が。昔の人はこの地をそう呼んだのだそうです。右下は、その話にニンマリするTadaoさん。
やがて、ひときわ大きなガジュマルの木が現われました(上下3枚を合成)。森の賢者「大主(うふしゅ)ガジュマル」と名付けられ、左右の崖の両側にも根を下ろていることから、天然の橋にもなっています。
左下は「橋」になった部分。右下は、気根の先端で、とても固いです。
スタッフが作ったという樹上の展望台に上ってみます。皆さんの服装から分るように、沖縄にしてはちょっと気温が低いです。
展望台の正面には海が見えます。と言うことは、出発点から大きく反時計回りに歩いてきたことになります。
ガイドの話では、この地点から約1Km、橋の左側に見えるこんもりした林の方角(矢印)にある石灰岩採石場で、1970年に、約1万8000年前の人骨化石が発見されたそうです。この人類は発見された地名から「港川人」と名付けられました。
樹上展望台の近くで見たパパイアの花です。
ツアーは更に続きます。
(つづく)
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
ハナニラ
24日のウォーキングで、スイセンの傍らでハナニラが咲いているのに気づきました。
右は、2月24日付の朝日新聞茨城版に載った、水戸植物公園・西川園長が書かれたコラムです(クリックすれば読めると思います)。偶然、同じ日にハナニラを発見したことになります。
同コラムには「春になると茎を15cmくらい伸ばし、先端に星形の城や淡いブルー、ピンク色などの花が一輪咲きます。英名のスプリング・スターフラワーはピッタリの名前ですね」とあります。
左は、その時のスイセンです。
この記事へのコメント
river
港川人は完全な全身骨格が残った珍しい化石です。縄文人の先祖と言われてきましたが詳しく再調査したところオーストラリア先住民やニューギニアの集団に近いとされていますね。
我が家のハナニラも開きました。赤と青が咲きましたが白と黄色もあります。
心
「ガンガラーの谷」の名前の由来が面白いです。
巨大なガジュマルには驚きました!
気根まで撮られたのですね。
自然が作り出した神秘的な1時間20分でしたね。
体験ツワーは3月初旬でした、冷茶を頂きましたが寒くて飲めませんでした(笑)
パパイアの花が咲いて、やはり南国沖縄ですね。
ハナニラ、淡い色の星形の花を次々に咲かせて・・。
可愛いスプリング・スターフラワーですね♪
信徳
ガンガーラの谷は猛獣などいに襲われないなど古代人が住みやすいところだったのでしょうね。
ハナニラ、早いですね。
寿々木
パパイアの花が咲いてましたか、ひとりばえするんだそうで、現地の人は野菜として青い内に食べると聞いてます。
長さん
ガイドは港川人が沖縄人のルーツかもしれないという可能性を言っていましたが、科学博物館が2010年にCTスキャンなどを使った再調査を行い、「発見当初の復元にゆがみが見つかった。下あごが本来はほっそりとしており、そのゆがみを取り除くと、横に広い縄文人の顔立ちと相当に違っている。現在の人類ならば、オーストラリア先住民やニューギニアの集団に近い」との研究成果を発表しています。
長さん
一昨年のツアーでも同じ話をお聴きになったことでしょうね。
気根は固くてビクともしませんでしたよ。
谷には直射日光が当たらず、曇りの日だと肌寒かったのではないでしょうか。
ハナニラは生命力が強いので、これから道ばたでよく見かけるようになりますね。
長さん
沖縄ではガジュマルの木は一般的ですからよく知られていますが、初めての人は木の名前をご存じないでしょうね。
沖縄には大型の猛獣はいなかったので、雨風が防げる鍾乳洞では快適な生活がおくれたのではないでしょうか。勿論、食料が確保出来ればですが。
長さん
青パパイアは、沖縄始め東南アジアではポピュラーな野菜だそうですね。皮がかぼちゃほど固くはなく、栄養も豊富だそうです。
コスモス
ガジュマルの木ってすごいんですね。昔見ましたが、あまり覚えていません。
パパイヤの花はこんな花なんですか。
eko
大きなガジュマロの木にはびっくりです。樹上の展望台結構高いですね。
パパイアの花多分初めて見ました。
ハナニラもう咲いているんですね。
はるる
見事に育った大きな木、興味がとてもあります。
ガンガラーの谷、探検家になったようですね。
パパイヤは実のほうが知られていますが、花もきれいですね。
shuuter
動脈硬化で薬を飲んでいます。
昨日 能勢妙見山18km の登山に参加。
薬を飲んでいるためか胸が騒ぐこともなく快調です。
これならウオーキング続けられると思います。
長さん
ガンガーラと言わず、ガンガラーと言って下さい(笑)。私は直ぐに気づいたのですが、皆さん何も言わない。何度も繰り返すガイドが気の毒になったので、「分った」と言って、止めてもらいました。
パパイヤの花は両生花、雌花、雄花の三種類あり、これは両生花です。
長さん
ガンガラーの谷の由来、面白いですよね。
巨大なガジュマル、推定樹齢を聞き漏らしましたが、調べてみたら150年ですって。
パパイヤの木は温室にでも行かないとみられませんからね。
長さん
ガジュマルの木が崖に生えると、枝は崖の上にも張り出し、そこから気根が伸びますから、写真のような姿になるんですね。
この谷は道が整備されていなかったら探検ツアーになりますね。
パパイヤのこの花は、店頭で売られているパパイヤが出来る両生花です。
長さん
日蓮宗霊場で知られる能勢妙見山ですか。ハイキングコーズで18キロもあるとは驚きです。薬服用中とは言え、良く歩かれましたね。
nobara
なんか音で名づけられたようで面白いですね。
凄く広大な感じがお写真からも十分に感じられます。
ハナニラも気の早い子ですね☆
水仙はグランドモナークのような
花弁が長いタイプのようですね。
なおさん
ガジュマルも南国ならではですね。見事な根です。
イフェイオン(アイフェイオン)とも呼ばれるハナニラの花も咲き出しましたか。ほんのり空色のと白いのとありますね。
小石川植物園でもこのスイセンに似たのが咲いていました。
長さん
薩摩藩の支配が長かったせいか、沖縄弁と鹿児島弁は共通項が多いようですね。
写真で見ると広そうな感じですが、実際歩いた距離は1キロほどなんです。
スイセンはグランドモナークですか。ありがとうございます。
長さん
ガンガラーの谷から出土したものは約6000年前以降ということですが、2万年前の港川人がこの谷で生活していた可能性があるということです。土を掘り下げれば、繋がりが分るかもしれません。
このガジュマルの木は樹齢150年だそうです。
ハナニラはピンクの花が咲く園芸種があるそうですよ。
ロシアンブルー
ガンガラーの谷の由来はおもしろいですね。
鍾乳石も珍しいですね。
ガジュマル、沖縄ならの植物ですね~
ハナニラ、星のようです。
OZMA
せっかちな性格なもので、いつも慌ただしい旅行になってしまいます。
次回の沖縄旅行はじっくりと巡り、「ガンガラーの谷」へも行ってみたいと思いました。
すーちん
ガジュマル、たくましい樹
ですね
観葉植物として親しまれてますが
長さん
ガンガラーって何?という疑問は誰もが持ちますが、聞いてみるとなるほどとなり、面白いですね。
丸い鍾乳石、したたり落ちる水の量と関係するらしいです。
長さん
ガンガラーの谷ツアーは面白かったです。発掘が進めば新たな発見があるかも知れません。ちょっと料金が高いと思いますが、沖縄ワールドの中が解散地点なので、その分を考慮すると安いかも。
長さん
鉢植えのガジュマルだと観葉植物として楽しめますね。高温高湿じゃないからこんなに大きくなりませんし(笑)。
ジュン
凄い根ですね
面白いですガンガラーの谷の由来
パパイアのお花可愛ですね
ハナニラもう咲いているのですか
長さん
このガジュマル、樹齢は150年だそうです。長い気根が地に根を下ろすまで、いったい何年かかるのでしょうね。
今はガンガラーの谷に石を落とす人はいませんが、子どもたちには面白い遊びだったのかもしれません。
無門
天空の城
らぴゅーた国のような
幻想世界ですね
長さん
樹上展望台に上ると、まさに天空の城ラピュタ状態です。これで、天気が良ければ海が綺麗だったのですが・・・。