「おきなわワールド」と県道17号線を隔てて「ガンガラーの谷」という場所があり、見学・体験ツアーが行われています(HPはこちら)。今回は14時出発のツアーに申し込みました。
ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた、豊かな自然が残る亜熱帯の森。
約1万8000年前に生きていた「港川人」の居住区としての可能性も高く、今も発掘調査が行われ、「自然」や「命」に思いを巡らせながら体感していただくことをコンセプトにしています。
谷の広さは約14,500坪、歩行距離は約1㎞。足を踏み入れて初めて分かる、広大な太古の世界が広がっています。
ガンガラーの谷に息づく豊かな自然や、考古学的・民族学的にも価値ある場を守るために、また、訪れる皆さまに多くの体験・体感を楽しんでいただくために、谷の”旅”には専任のガイドがつきます。
見学や見物を超えて、いつしか谷の世界にのめり込む道のりは、まさに旅のひと時。ガイドツアーならではの収穫の多い体験にご期待ください。所要時間は約1時間20分となっています。
(ガンガーラの谷 HPより)
集合場所は、鍾乳洞(サキタリ洞)を利用した「ケイブカフェ」です。
これは「ケイブカフェ」の奥から撮ったもの。シートがかぶせてあるところは、現在発掘中の場所です。
参加者は15名ほど。先ずは、「ケイブカフェ」の奥でレクチャーです。案内してくれたのは安里さん。
昨年、この洞内で約2万3千年前(世界最古)の釣り針(貝製)や、3万年前の幼児人骨、更に、3万年以上前から2万年余りの間に食料となった貝やカニの爪などが発見されたそうです。
左上の写真で、階段を登ると、鍾乳洞が崩れて出来た谷となり、ここを奥へと進んでいきます。
うっそうと草木が茂っています。見学路は整備してあり、お子さんでも大丈夫。
大きな葉の植物はクワズイモ、人の背丈を軽く超します。ムラサキカタバミは見学者の衣服や靴についた種が根を下ろしたのでしょうね。
やがて巨大な竹が見えてきます。そのものずばりの巨竹。象竹とも言い、原産はインドやインドシナ半島などです。安里さんの話によると、1年で30m伸びたとか。軽くて丈夫なので、東南アジアでは建築用の足場に使います。
崩れずに残っている鍾乳洞の断崖。反対側の崖まで50m位はありそうです。谷ですから、川が流れています。
「ガジュマルは歩くのです」という安里さんのお話に一同「???」。ガジュマルは気根を長く垂らします。やがて、地上に到達するとそこから根を伸ばし、それが太くなると、元の根が枯れてしまいす。それを繰り返すので、生えている場所が移動し、まるで歩いているようだというわけです。
安里さんの案内で、交代で覗き込んでいる鍾乳洞があります。「母神」と立て札がありますが、地元では「イナグ洞」と呼ばれ、安産・良縁の神様として崇拝されています。
右下は、安里さんが見せてくれた写真ですが、この洞窟の中にはこんな形の鍾乳石があるのです。まさに母の象徴ですね。
更に先へ進みます。
(つづく)
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2月22日のウォーキングで、ハナモモの花が咲いているのを見つけました。早いですね。
この記事へのコメント
なおさん
もうハナモモが咲いているところがあるのですね。もうじき3月、春めいてきましたね。
イッシー
やはり南アジアの雰囲気がしますね。
沖縄や屋久島、昔っから行きたくって。。
在職中はなかなか行けそうも有りませんが、
退職したらお金ないかも(笑)
shuuter
お雛様の季節になりました。
孫娘に7段飾りを送ったのですが、最近はと殿様とお姫様の二人だけ飾っているようです。
寿々木
ガンガーラの谷ですか、ツアーで森の中を1時間以上歩いた記憶はあるのですが名が出てきません。終点に滝があった記憶があります。
はるる
うっそうと草木が・・すごいですね。
ガジュマルが歩く、なんかお話になりそうです。移動するには長い年月がかかりそうですが、見てみたいような気がします。
長さん
この洞窟カフェは今の時期ちょっと寒くて、ガスバーナーがついていました。
ツアーが始まると、両側が崖なので、ちょっとしたジャングル気分です。
ハナモモが月3日の桃の節句に間に合いましたね。
信徳
風情あるレストランですね。
巨竹、ガジュマルなどジャングルの中を探検して行くようですね。
花桃はもう咲いて早いですね。
長さん
沖縄は飛行機で2時間ちょっと、航空運賃も安くなっているので、2日くらい会社を休めば難なく行けますよ。夏の沖縄はどこに行っても写真になりますから、是非どうぞ。
長さん
お隣さんでハナモモが咲いていますか。花色はいわゆる桃色ですが、花色に濃淡が出るようです。
大きなお宅でないとお雛様の7段飾りは無理でしょう。
長さん
ハナモモが満開状態は近所でこのお宅だけです。徒歩20分くらいの川沿いにハナモモ並木があるのですが、ここは殆どつぼみでした。
ガンガラーの谷ツアーでは滝は見かけませんでしたよ。
長さん
鍾乳洞の中は少々ひんやりして、夏は丁度良い休憩ができそうです。
ガジュマルが移動する話は信憑性がありますが、それを確認するには何十年もかかるでしょうね。
長さん
ケーブカフェと言っていますから、食事は出来ないようです。
上からぶら下がっているのは本物の鍾乳石ですよ。
クワズイモ、巨竹、マングローブと、亜熱帯ならではの植生ですね。
eko
ガジュマルの歩く話、えっと思いましたが説明を聞いて納得です。
もうハナモモが咲いているとは早いですね。
心
「ガンガラーの谷」の集合場所は鍾乳洞ですね。
現在発掘中の遺跡は数多くの土器や化石などが発掘されてるようですね
南国の植物が生い茂った中を歩き、巨大な竹や川の対岸には鍾乳洞の断崖が見えて・・。
大きなソテツが自生してたりガジュマルが長~い気根を伸ばして驚くことばかりです。
一昨年、見学したので懐かしく見せて頂きました(^^♪
長さん
妻が、面白そうな探検ツアーがあると探してくれました。
鍾乳洞の前後が崩れて、大きなドームが残ったのです。
ガジュマルが歩くなって言われたら、首をかしげますよね。
このハナモモ、先週から咲き出したんですよ。早いですね。
長さん
一昨年、ツアーに参加されましたか。面白かったですよね。
現在は発掘中断のようですが、今後、更に掘り下げていったら新たな発見があるかもね。もしかして、日本人のルーツが変るかも。
すーちん
東南アジア、工事現場
竹使われてますね、こういう竹
でしたか
花桃、早いですね
長さん
巨竹が香港で高層ビル建設の足場に使われていて、びっくりしたことがあります。
ハナモモ、早いですよね。
nobara
ひろ~いのですね。
クワズイモも大っきくってジャングルですね。
ムラサキカタバミがますますかわいく見えます。
ハナモモ、早いですね~
葉っぱは見えてましたか?
無門
熱帯の植物はいいですね
こんな世界に入ると
なぜか落ち着くのは
きっと前世は爬虫類かな?
長さん
かなり大きな鍾乳洞だったようです。それだけに重みに耐えられずに陥没した部分を歩いたことになります。
クワズイモは鹿児島でも自生しているようですね。
ハナモモ、花だけでまだ葉は出ていませんでした。
長さん
大きな植物の中を歩くと、急に自分が小さくなったような感じになりますね。私の前世は何だろー。
shizuo
釣り針、幼児人骨、貝やカニの爪…、
これらで当時の色んな事がわかるんですよね。
まさに鍾乳洞はタイムスリップの入口、
長さん、楽しい歴史散策でしたね^^。
ジュン
怖そうな感じですが面白そうです
現在発掘中は楽しみですね
ガジュマルが歩く・・・
本当に歩いてるようです
長さん
しばらく発掘が中断しているようです。県や大学も予算の問題があるのでしょう。発掘再開で、新たな発見が待たれます。
長さん
硬い石灰岩の鍾乳洞ですから、崩れる心配はありません。夏はかなり涼しいと思います。
ガジュマルが歩くなんて聞くと、ビックリしますよね。