2月17日まで東京ドームで開催されていた国内最大級の蘭展です。
今回は個別部門の作品紹介の続きです。初回の報告で、日本大賞、優秀賞、優良賞の受賞花を紹介しました(こちら)ので、今回は奨励賞の作品を紹介します。
トリコセントラム スプレンディダム ‘アキコ’
Trt. splendidum 'akiko'
斉藤正博さん(茨城県)・・・日本大賞過去3回受賞者
世界蘭会議委員会特別賞も受賞(最も優れた蘭の原種に贈られる)
パフィオペディラム マ ベル ‘エメラルド スター’
Paph. Ma Belle 'Emerald Star'
東京オーキッド・ナーセリー/高橋靖昌さん(東京都) 昨年、日本大賞受賞者
リンコレリオカトレア トゥエンティー ファースト センチュリー
‘ニュー ジェネレーション’
Rlc. Twenty First Century 'New Generation'
須和田農園/江尻宗一さん(千葉県) 有名な育成家のプロです
リカステ モモ ‘イクコ’
Lyc. Momo 'Ikuko'
長野蘭友会/荒井郁子さん(長野県)
カトレア タイニー ブルー ‘ユキ ドリーミリィ’
C. Tiny Blue 'Yuki Dreamily'
原 幸康さん(群馬県)
アミトスティグマ レピダム (オキナワチドリ) ‘渚(ナギサ)’
Ami. lepidum 'Nagisa' 和名はヒナラン属
谷亀高広さん(埼玉県)
パフィオペディラム ‘オラッサ’
(ニュータウン x メモリア ヘンリッヒ ディアブッシュ)
Paph. (Newtown x Memoria Heinrich Duerbusch) 'Orassa'
泉 信夫さん(宮城県)
カランセ コオズ(えびね) ‘島紫香(シマシコウ)’
Cal. Kozu 'Shimashiko'
日本エビネ園/水口春樹さん(愛媛県)
個別部門の審査のしくみ
審査対象は、洋蘭、東洋蘭、日本の蘭などあらゆる蘭(花、株そのもの)。形態は鉢物、切り花、葉芸物。
出品作品を41のカテゴリーに分け、ブルーリボン賞(第1席)、レッドリボン賞(第2席)、ホワイトリボン賞(第3席)を選出、ブルーリボン賞41作品がトロフィー賞として選ばれます。
更に、トロフィー賞の中から上位18作品を部門賞として選出、その中で最も優れた作品に最優秀賞(日本大賞)、次に優秀賞、優良賞となり、残りの15作品が奨励賞となります。
2月13日撮影。
(つづく)
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2月20日のウォーキングで見たオウバイ(黄梅)です。
こちらは別の場所で見たウンナンオウバイ(雲南黄梅)。オウバイとよく似ていますが、花の中央に色の濃い模様がありますね。花径も倍くらいあり、花弁の枚数も少し多いです。
次回は、沖縄旅行記に戻ります。
この記事へのコメント
river
長さん
オンシジウム属からサイコプシス属やトリコセントラム属が分離されています。また、他の属からオンシジウム属に統合される種もあります。いずれも遺伝子分析の結果ではないかと思います。
shuuter
近くの雲雀学園の石垣に植えられています。
まだ黄色の花見ませんです。
様子を見に出かけてみます。
はるる
長さん
ウンナンオウバイは枝垂れますね。石垣の上から枝垂れているのも良いものです。写真は鉢植えで、開花寸前の物を買ってきたらしかったです。
長さん
ウンナンオウバイはあまり良い状態の花がなくて、一番綺麗そうな物を撮りました。
信徳
ジエビネのほか他の品種とその交配で色々出てきたのでしょう。ニオイエビネの代表格コウズエビネ、素敵ですね。エビネに一時凝った事がありますが難しくて今はジエビネとキエビネしかありません。
長さん
エビネは馴染みが内のでよく分りませんが、ニオイエビネは高価なんですってね。その匂いエビネをこんなに大株に成長させているのですから、素晴らしいです。
月奏曲
ロシアンブルー
ウンナンオウバイが咲いているんですね~。
やっぱり黄色い花は春の先駆けで明るく元気になりますね。
eko
ウンナンオウバイがもう咲いているんですね。黄色の花が春を運んできますね。
長さん
えびねもランの仲間ですよ。クンシランはそうじゃないけど・・・。
うふふ
どの蘭も美しくて、順位を決めるのは難しかったでしょうね。
大賞を過去3回も受賞した方がいるとは…驚きました。
江尻宗一さんは江尻光一さんの息子さんですね。
光一さんはNHKの「趣味の園芸」で、蘭のお話をしていらっしゃいました。
わが家にシンビジウムが来たきっかけを作って下さった方です。
長さん
このウンナンオウバイは10日以上前から咲いています。温室物を買ってきたのじゃないかと思います。
長さん
リンコレリオカトレアの花色も良いですが、カトレア・タイニーブルーの紫色も甲乙付けがたいですね。
島紫香は匂いを感じてみたかったです。
ウンナンオウバイ、まだ咲いていませんか。
長さん
資格を持った審査員が厳しく審査しているようです。
私が行った日は須和田農園のブースに江尻宗一さんがいらっしゃいましたよ。お父さんの江尻光一さんも3回日本大賞を受賞されています。江尻さん親子はプロの栽培家ですが、斉藤正博さんはアマチュア栽培家として3回受賞されているのです。
イッシー
見事と言うほかありません。
もちろん撮り手もいいですよ。
なおさん
コオズエビネも香りと色の変異が楽しいので、ひところずいぶん育てたのですが、ウイルスに感染するとジリ貧になり株が弱るので、やめてしまいました。
すーちん
早春、黄色い花が目を引きますね
ヒメリュウキンカ、菜の花が咲き
サンシュユの花も咲いてきました
nobara
さすがにおリボン賞?は納得できましたね。
オウバイ&ウンナンオウバイ、こうやって比べますとよくわかりますね。
春2番とか春3番とか・・いいたくなりますね。
原チャはヘルが巻き上がり怖かったです(-_-;)ゞ
長さん
ブルーリボンを獲得するような方たちはそれこそ毎日ランと向き合って愛情をかけていらっしゃるのでしょうね。1枚目の斉藤正博さんの本業はお医者さん、ご自宅のラン全てにカルテを付けていらっしゃいます。
長さん
有料とは言え最高の状態のランを見学出来るのは良いですね。
エビネは日本の気候にあっていて育てやすいのかと思いきや、ウイルスに感染すると言うこともあるのですね。難しい物です。
長さん
早春の花には黄色が多いですね。目立つ色で昆虫を引き寄せるのでしょうか。色盲の昆虫たちにはどのように見えているのでしょう。
長さん
今回紹介した作品は、リボン賞の中でも最高位のブルーリボン賞ですから見事ですよ。
オウバイとウンナンオウバイ、並べると違いが目立ちますね。
春一番の強風に続いて翌日は強い北風、それが何度も続いていますね。
フルフェイスと言わなくても、ヘルメットにシールドを付けると幾分違うかも。
ジュン
見事で素晴らしく驚いています
オウバイとウンナンオウバイ
比べてみますと
ホント違うのですね覚えました
長さん
奨励賞の作品は各出典区分で第一席の作品ですから、素晴らしいです。
オウバイとウンナンオウバイ、やはり南国が原産の物は大きかった。
無門
オキナワチドリ
大きく華やかな蘭ばかり
見ていて
すっかり忘れていましたが
チドリの仲間の可愛い蘭
久しぶりに思い出しました
長さん
こんなに沢山花を付けるオキナワチドリ、初めて見ました。
大きなカトレアなんかも良いですが、小さいランも魅力があります。